■116 桜燃ゆ
ミヤコさんのお城というシャンパウラ城は広かった。行けども行けども廊下が続く。これってかなり大きな城なんじゃないだろうか。いや、他に城なんて行ったことないけどさ。
「こっちです」
「こっちなの」
ノドカとマドカの案内に僕はキョロキョロとしながらついていく。時折り城の住人に会うが、みんなノドカとマドカに深々と頭を下げて立ち去っていくんだけど。……キミらひょっとして結構偉いの?
やがて僕らは城の中を抜け、広い庭へと出た。中庭というよりは、マンションのルーフバルコニーのような開けた場所である。端には落下防止の石でできた手摺りがあり、一面は芝生と石畳で覆われていた。
所々に木々や花々が植えられていたり、まるでバビロンの空中庭園といった感じだ。
「あ」
その庭の真ん中に一人、刀を持ってたたずむ女性がいた。黒髪に猫の耳と尻尾。ミヤコさんだ。
ミヤコさんは僕らに背を向けているため、こちらに気がついてはいないようだ。
「おっと」
突如吹いた突風に思わずマフラーを押さえる。いや、ゲーム装備なんで外れる心配はないんだけど、ついやっちゃうんだよね。
中庭にあった木々が風にあおられ、無数の木の葉が舞った。
瞬間、ミヤコさんが動き、刀を抜き放つ。銀色の剣閃が幾筋も走り、気がついた時には刀は鞘に納められていた。
舞い落ちていた葉がパラリと真っ二つになる。ひとつだけではない。全ての葉が、パラ、パラリと両断されて地面へと落ちた。
あの一瞬で斬ったのか……。何かのスキルか、あるいは戦技だろうか。『侍』のジョブスキルにあんなのあったかな? ……まさかプレイヤー本人の技術とか? ミヤビさんの妹ならありうる……。
僕が一人心の中で慄いていると、振り返ったミヤコさんとバッチリ目が合った。
「っ!? ぁ……ぅ……!」
「あ、お邪魔してます……」
僕を見てピシリと固まったミヤコさんにとりあえず挨拶をしておく。いや、まぁ、自分の家にいきなりさほど親しくもない人が来たら驚くよね……。
なぜかミヤコさんの方がペコペコとお辞儀を繰り返し、僕の方が恐縮してしまう。
「なんで、ここ、に……」
蚊の鳴くような声だったが、ミヤコさんの声がなんとか聞こえた。初めてまともに聞こえたんじゃなかろうか。
「すみません、突然……。転移スキルで間違えて来てしまいまして。謝罪と挨拶だけでもと。お邪魔でしたらすぐに帰りますので」
「いえっ、別に、邪魔じゃ、ないです……」
本当に? 木の陰に隠れて言われても信憑性がないんだが。
完全に警戒されているよね、これ……。どうしたらいいのやら……。
「えーっと、い、今のすごいですね! 空中の葉っぱを全部斬ってしまうなんて」
「いっ、いえ、大したことでは……! 順番通り斬っただけ、ですので……」
「順番通り?」
はて? 順番通りとはどういうことだろうか?
僕が首を捻っていると、ミヤコさんが慌てたように身振り手振りで説明を始める。
「えっと、その、刀身の届く範囲内で、同じ高さの葉っぱや、直線上に多く並んでいるものから順番に斬り落とせば、それほど難しくはない、です」
……いやいやいや。それってとんでもなく難しいよね!? 落ちている全ての葉っぱを把握していないと不可能なんじゃないの? 後頭部にも目があったって無理だよね!?
それをそれほど難しくない、とか言っちゃうあたり、とんでもない腕前なんじゃないだろうか。
「……ノドカ、マドカ。ミヤコさんってリアルでものすごく強い?」
「んー……強いと思うです。ミヤビ様の方が強いですけど。みんなには『星斬り』って呼ばれてるです」
「『斬星刀』で、ずぱーん! なの!」
ざん……。え、それって惑星をぶった斬るってこと……? どんな刀なんだよ……。
「なんだってそんな人が『DWO』なんかを……」
「ミヤコちゃん、人前に出るの苦手なのです。その改善のためにミヤビ様に『DWO』に放り込まれたです」
「でもずっと一人で隠れながらやってるの。ダメダメなの」
「あうぅ……」
ノドカとマドカの言葉にミヤコさんが身を小さくしてしまう。
プレイの仕方は千差万別、ソロプレイもアリだとは思うけれど、多人数との交流を楽しんでこそのVRMMOだとも思うんだよね。
見ず知らずの人と遊ぶってのは抵抗があるのかもしれないが。
「だけどそれでよくコロッセオの試合に参加したな……」
「ミヤビ様に言われたです。いつまでも一人でモンスターばかり狩っていたから、大衆の前に出て戦ってこいって」
「できなきゃドレス着せて帝国のパーティーに参加させるって言われたの」
「パーティーは地獄……」
そんなにか。宇宙人のパーティーがどんなものかは知らないが、着飾って人前に出ることは、人見知りにとってある意味地獄なのかもしれない。
ミヤコさん美人だからな。着飾ったら注目されるだろうし。それよりはコロッセオで戦った方がまだマシか。
まあ、優勝しちゃったんで結果注目されてしまったが。
「そういや、優勝者に与えられる職があったよな。ミヤコさんって、今『侍』じゃなくて『王者』なのか?」
『王者』はコロッセオ優勝者だけに与えられる職業で、常に一位の者だけに与えられる。一度でも敗北すればその資格を失うという特殊な職業だ。
ミヤコさんは優勝したんだから、その『王者』になっていてもおかしくはない。
しかしミヤコさんは首を横にブンブンと振った。
「それ、は、辞退しました。別に欲しくはなかった、ので……」
あらら。ミヤコさんは言われて出場しただけで、報酬自体に興味はなかったらしい。
しかし、人見知りを改善するために試合に出場させたらしいが、まったく良くなってないような気が。いや、こうして会話できるだけマシになったのだろうか。
それはそれとして、僕は先ほどからちょっと気になっていることがあった。
ミヤコさんが持つ刀である。僕の記憶違いでなければ、あれってNPCの店で売ってる、【刀術】初期装備の刀だよね? 確か『打刀』。刀系で一番安い武器だと思ったけど……。
「なんで初期装備の刀を? 何か理由が?」
ミヤコさんの力だと刀の方が傷むから普段は安物を使っているとか? いやいや、ゲームである以上、筋力はステータス通りのはずだ。現実世界でいくら力持ちでもDWOではSTRのパラメータが全てだ。身についた技術とか体術とかは反映されるけどな。
初期装備を使う理由がわからない僕に、ミヤコさんがその理由を語る。
「……えと、その、人の多い町に買いに行くのが、ちょっと……」
ええー……。そんな理由……。
人の目があるから町に行けないって、それってどうなん? 完全にこの人、VRMMOに向いてないと思うんだけど。
「あの刀も私たちが買ってきたです」
「買ってきたの」
「あっ!? しーっ!」
二人の暴露に慌てるミヤコさん。僕はなんとも残念な視線を向ける。てことは、一度も店に行ったことがないということだな?
「ずっと使ってて店に一度も行ってないってことは、耐久度とかかなり減ってるんじゃないですか?」
「は、はい。あと2しかなくて、どうしようかと……」
2!? それってちょっと強いモンスターのクリティカルを武器で防いだら、なくなる数値ですけど!?
よく今まで持ったな……。いや、攻撃を武器で受け止めたりしなけりゃあまり下がったりはしないけどさ。
僕も回避型の戦闘スタイルだからあまり武器の耐久度は減らない方だ。ミヤコさんの戦闘スタイルも回避型なのだろう。
しかしそれでも使い続ければ耐久度は減る。
耐久度が0になった武器は壊れる。その前なら【鍛冶】スキルを持つプレイヤーなりNPCに頼んで耐久度を回復してもらうことも可能だ。
だけど……。
「ちなみにミヤコさんはその刀になにか思い入れとか……?」
「いえ? 特には……」
質問の意味がわからず、きょとんとするミヤコさん。初期装備の『打刀』をずっと使い続けるなんて、普通はなにか理由があるものかと思うけど、なにもないってか。本当にただ単に買いに行けなかったってだけらしい。
「だったらもう新しくしませんか? うちのギルドに腕のいい鍛冶師がいるんで、材料さえあればいいものを作ってくれると思うんですが」
「え……!? で、でも、その、私、話すのが苦手で……」
「大丈夫です。僕らもついて行くんで。ノドカとマドカもいいよな?」
「ついて行くです!」
「ついて行くの!」
ノドカとマドカが元気よく答える。それを見て、ミヤコさんは無言だが、嬉しそうに頭を下げた。OKってことらしい。
そうと決まれば善は急げだ。
生憎とミヤコさんは刀の素材になりそうな物はほぼ持っていなかった。【採掘】、【採取】系統のスキルは持ってないらしく、鉱石などを持ってなかったのだ。
そのかわり、モンスターからドロップしたアイテムを山ほど持っていたので、僕が持っているAランク鉱石などと交換ということになった。
なにげにレアモンスターの素材なんかもあり、ちょっとびっくりした。これ、刀の素材に使えるんじゃないかな。これならリンカさんも喜んで作ってくれるだろう。
……いや、待てよ。今リンカさんは銃の製作に夢中になっているはず。果たして作ってもらえるだろうか。
……まあ、合間にでも作ってもらえればいいか。リンカさんならさほど時間もかからずに作ることができるだろ。
とりあえず『星降る島』に向かうことにした僕らは、ノドカとマドカ、そしてミヤコさんをパーティに加え、【セーレの翼】で跳ぶことにした。
ビーコンの羽を本拠地に登録してあるので、僕はどこからでも帰還することができる。
これがなにげに便利なのだ。もっともあまり詮索されたくないので、他のプレイヤーの目があるところでは使わないようにしているけど。
『星降る島』に戻ってくると、やはり鍛冶場となっている第二工房は扉が閉められていた。が、中からはなんの音もなく、いつもなら掛けられている、『作業中』という札もない。あれ? 休憩中かな?
「リンカさん、います?」
「……いる」
扉をノックすると返事があったので中へと入る。『魔焔鉱炉』の設置されたこの鍛冶場である第二工房は、ほぼリンカさん専用の工房となっている。かなり広めに作られている室内には、様々な武器防具の素材となる鉱石やアイテムが棚や箱に山積みにされていた。
完成品か未完成品かわからない武器などもそこらにゴロゴロ置いてある。
その室内に置かれた大きなテーブルの前で、リンカさんが椅子に座り、難しい顔をしていた。
テーブルの上にある紙にはいくつかの銃の絵が描かれている。
「なにしてるんです?」
「作る銃のデザインを考えていた。【DWO】の仕様的なもので、現代的なマシンガンやらライフル銃のようなものは作れない。大抵フリントロック式やウィンチェスター銃のようなレトロチックなものになる」
なるほど。【DWO】は一応、剣と魔法のファンタジーがベースになっている。その世界に現代兵器であるマシンガンやら対戦車ライフルなんかが登場しては雰囲気がぶち壊しということなのだろう。
あくまでファンタジーよりの銃、レトロチックなものや、スチームパンク的なデザインに限られるというわけか。
実際にはマシンガン的なものも作れるのだろう。ただ見た目がレトロチックなものやファンタジー寄りなものになるというだけで。
「で? なにか用?」
「ああ、えっと、実は刀を一本打ってもらいたくて。ここにいるミヤコさんがですね……」
僕が振り返るとそこにはノドカとマドカしかいなかった。あれ!?
「ミヤコさんは?」
「扉の陰に隠れてます」
「ダメダメなの」
ノドカとマドカの言う通り、よく見ると扉の陰に隠れて、黒い猫耳がぴょこんと飛び出している。怯えた子猫のように、扉から顔をチラチラと出してこちらを窺っていた。
それを見たリンカさんが僕に誰何してくる。
「……誰?」
「ミヤコさんです。ほら、コロッセオで優勝した【侍】の」
『星降る島』を提供してくれた人の妹さんでもある……と説明しようとしたが、すんでのところで口をつぐむ。この『星降る島』は知り合ったNPCから提供されたとみんなには説明してあるから、プレイヤーであるミヤコさんと姉妹というのはややこしいことになりかねない。
「ミヤコさんがですね、どうも今まで初期装備のままずっと戦っていたみたいで。それで新しい刀をリンカさんに作ってもらおうかと」
「……なんでそんなことに?」
リンカさんが眉根を寄せて聞いてくる。だよね。僕もそう思う。よほど思い入れがあるか、こだわりがなけりゃ初期装備を使い続けたりはしない。
「……まあ、シロちゃんの紹介なら作る。気分転換にちょうどいい。素材はある?」
僕はAランク鉱石と、ミヤコさんから渡されたレアモンスターの素材をテーブルに置いた。
ミヤコさんが狩ったレアモンスターのドロップアイテムに、リンカさんも驚いていたが、おかげでやる気が出てきたようだ。
「使い手に話をききたい。……こっちに来てもらえる?」
「ひゃう!? わ、わ、私は、その、」
リンカさんに声を掛けられたミヤコさんはますますドアにしがみつく。
「ノドカ、マドカ、頼む」
「了解です!」
「了解なの!」
ノドカとマドカがドアに引っ付いていたミヤコさんを引き剥がし、両手を引いて連行するようにリンカさんの前の椅子に座らせた。
緊張のせいか顔面が蒼白となり、尻尾がだらんと下がって椅子の下に潜り込んでしまっている。
視線はキョドキョドと落ち着きがなく、リンカさんを見ていない。だいぶ汗もかいているようだ。
「すみません、ミヤコさん人見知りみたいで」
「ああ……。ピスケと同じタイプ。問題ない」
このギルドホームを建ててくれた【建築】スキルを持つピスケさんも人見知りだ。
ピスケさんの場合、怪しい商人ことトーラスさんが世話を焼いているので、それなりにコミニケーションは取れる。
ミヤコさんもノドカとマドカがいればまあ、なんとか……。
「戦闘スタイルはどういった感じ?」
「えっ、えっ、えと、近づいて、斬る?」
要領を得ない会話にリンカさんが子狐の双子を見遣る。
「……通訳」
「素早さを活かした一撃離脱の戦法です。敵の攻撃は躱すことを基本にしていて、刀で相手の武器を受け止めたりはしないです」
「シロお兄ちゃんと同じなの」
「なるほど」
ノドカとマドカの説明を聞いてリンカさんが小さく頷く。
確かに僕と戦闘スタイルは似ているな。僕の場合は手数が多いけれど。
【刀術】スキルは攻撃力も高いが、タイミングによるクリティカルヒットが出やすい。弱点を見抜く【看破】などと組み合わせると桁違いの一撃を出すこともできるのだ。
まあその反面、タイミングが悪いと攻撃失敗が起きやすいということでもあるのだが。
ミヤコさんから(正確にはノドカとマドカから)話を聞いたリンカさんは、『魔王の鉄鎚』を手にすぐに刀を打ち始めた。
僕らはやることがないので向こうでお茶でも、とミヤコさんを誘ったが、面白いので見ているとのこと。
仕方ないのでミヤコさんを残し、ノドカとマドカにギルドホームのリビングで残っていたケーキを振る舞う。他のギルドメンバーのみんなは出払っていて、誰もいないようだ。
「美味しいです! あ、今晩のデザートはプリンがいいです!」
「プリン! 賛成なの!」
ケーキを食べながらなにげに今晩のメニューを催促してくる二人。ええー……。また洋菓子店で買ってこないとな。
この子らスーパーで売ってる市販のものだと微妙に難しい顔をするからなあ。最初に本格的なものを食べさせたのが悪かった。市販のものでも難しい顔をしながら食べることは食べるけど。
ケーキを食べ終わり、僕は紅茶、二人はオレンジジュースを飲んでいると、ノドカとマドカの耳が、ぴくくっ、と反応した。
「終わったみたいです」
「終わったみたいなの」
よく聞こえるな……。宇宙人とはわかっていても、その能力に毎回驚いてしまう。
第二工房へ戻るとミヤコさんが一本の刀を手にしてニマニマしていた。
あれが新しい刀なんだろう。刀身がわずかに赤い? 薄紅色の刃が光る。
「完成。火属性が付いた」
ミヤコさんに新しい刀を見せてもらう。これは……。
【千歳桜】 Xランク
ATK(攻撃力)+171
耐久性52/52
■神炎の霊力を宿した刀。
□装備アイテム/刀
□複数効果なし/
品質:F(最高品質フローレス)
■特殊効果:
15%の確率で炎による一定時間の追加ダメージ。
抜刀時、任意による【ファイアアロー】の効果。
地面に対し【ファイアウォール】の効果。
【鑑定済】
こりゃまた……。火属性に特化しているなあ。
炎による追加ダメージは僕の双焔剣と同じだが、さらに二つ魔法効果がある。ここらへんランダムで付くからな。羨ましい。
「あっ、あの、こ、これ! ため、試し斬り、をっ!」
「あ、ああ、そうですね。じゃあ砂浜ででも」
僕は試し斬りにインベントリから『マルグリットの原木』を出して、砂浜にドスンと立てた。
第六エリアにあったAランクの原木だ。スノウの【光輪】でやっと切ることができた代物だぞ。試し斬りにはちと硬いと思うが、これにどれだけ刃が食い込むかで威力がわかる。
ミヤコさんが原木を前に『千歳桜』をゆっくりと抜く。
刀身からぼんやりとした光が生まれ、彼女の周りに桜の花びらが舞い始めた。いや、これは桜吹雪じゃない。火の粉が花びらに見えているんだ。
刀を構えたミヤコさんが砂浜を蹴る。一瞬で原木へと接近し、電光石火の一閃。全ては刹那。
その瞬間、マルグリットの原木は真っ二つになり、落ちた上部分が火に包まれた。
嘘だろ……。Aランクの原木を斬っちゃったよ。てことはスノウの【光輪】と同じ威力があるってのか?
なんというか、脳裏に『鬼に金棒』、『虎に翼』という言葉が浮かんだ。僕らはとんでもないものを与えてしまったのではなかろうか。
「これっ、すごいです! すごい刀です!」
火の粉を撒き散らす刀を手にしながら、ミヤコさんが嬉しそうに砂浜を跳ねる。
鞘から抜刀すれば剣先から【ファイアアロー】が飛び、地面を裂けば【ファイアウォール】が発生する。うん、ちょっと落ち着こうか。
その後ミヤコさんは僕らに礼を述べると、すぐさまフィールドへと転移していった。早く実戦で使いたい気持ちはわかるが、はしゃぎすぎではなかろうか。
ま、少しは人見知りが改善された……かな?
【DWO ちょこっと解説】
■デザインについて
DWOにおけるプレイヤー製の武器防具やアイテムのデザインは、世界観を損なうもの、著作権の発生するもの、公序良俗に反するものなどは運営により許可されない場合がある。ただしNPCが販売する、いわゆる『ネタ装備』はこの範疇に含まれない場合があり、それを改造する分には問題ない。