平凡な日常
胸くそ悪い話を読んだのでむしゃくしゃして書いてしまった。
あはっ!あははは。あはははは!!
女のいびつな笑い声が綺麗に整った部屋に響く。
あーあ。私ばっかみたい
そう呟いた女は真顔になり暗闇が外を包み始めたのを見てどこかへ去っていった。
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その日は日曜日で仕事も休みだったから私は夜更かしをして目覚めたのは昼頃だった。
冷蔵庫の中身はいつも道理大したものは入ってなくて半分だけ残った玉ねぎと3分の1だけ残ってる人参が口を開かずとも私の食生活と一人暮らしという現状を伝えてきた。
もう今となっては当たり前になってるけど休日なんかにはやっぱり実家暮らしすればよかったと思う。
はぁ。取り合えず何か買いに行こう
休日は独り言が多くなるなぁなんて頭の片隅で考えながらぱっと顔を洗い、歯ブラシをしてそこら辺にある服を適当に着てスーパーへとくりだす。
初夏の爽やかな風とポカポカするような日射しが気持ちいい。
こうなると勘違いした少数の蝉の音なんてちょっとうるさいだけだ。
そう言えばお母さんがあんたいつ結婚するとね?はや目の方が体にも赤ちゃんにもいいんやけんちゃんと考えなさいよ。はよ、初孫を抱かせなさい(笑)なんて本音10%ぐらいの催促電話があったなぁ。結婚かぁ。いい人はいないけど赤ちゃんを抱かせてあげたいし結婚もそろそろしたいし婚活しようかなあ?
慶子も結婚したし、、
ま、今日は後は食べたら話題のパンケーキ食べに行こっ!
とても美味しそうだったんだよね♪
うきうきしながら少し歩みを速めたときだった突如目の前が暗転したのは