〜君と過ごした日々はこんなにも美しく色付いていた〜
どうも厨二病です、この度は私の作品を読んでいただきありがとうございます。誤字脱字や文章としておかしなところなどの指摘をバンバンコメントなどでしていただけると本当に嬉しい限りです。どうかよろしくお願いします。
家に帰って今日の出来事を思い返してみた、やはりこう思う僕には荷が重いと。
よし決めたなんと言われるかわかんないけど、明日君に断る意志を伝えておこう。
次の日学校に行くと、君はいつものように色んな人に囲まれていて僕なんかが入る隙なんて無かった。
君に話を伝えられないまま、帰る時間になっていた。帰りがけにもう一度声をかけに行こうそう思っていたら、何と君の方から来てくれた。そんな君に僕は一言「良いの?」と聞いた。
すると君はこれまた、とびっきり驚いたような顔をして、「え、何で?と聞き返してきた」
だから僕は「だって友達と喋ってたんじゃないの?」とまた問掛けると。
「うーんでも、○○君と喋りたかったから」そう言って僕の隣の空いているベンチに座る。
「は〜僕なんかと喋ってて、変な噂さ流されても知らないよ」そう言った僕に君は
「そんな噂気にしないよ、それよりさ、今週の土曜日私に付き合ってよ」と言われたので僕は
「は〜だから僕は君のお手伝いはできないと言ってるじゃないか」と少し怒気を孕んだ声で言い返してしまって。でも、君は気にしていないのか、それとも顔に出さないだけなのか?少なくともあっけらかんとした表情でもう一度問いかけてきた。
「じゃあさ、ボッチの○○君は他に遊ぶ友達でもいるのかな?」そんな事聞かなくてもわかるだろうに。
「君はとても意地悪だね、僕は君みたいに暇を持て余しては居ないのだよ」と少し意地を貼ってみる。
すると君はド正論で切りかえしてきた。
「ボッチで友達もいない、それに別段勉強や、バイトをしている訳でもないそんな○○君が忙しはずがないでしょう?」本当に君は意地悪だ、でもこれがわざとではなくて、天然でやっているからなんとも言えないのだけどね。
そうして、僕は君の頼みを断りきれずに結局土曜日を迎え、そのまま人生で初めてのカラオケとボーリングに行く事になった。
「ねえ、○○君どうして君はそんな浮かない顔をしているのかい?」
「それ聞くこと?君が僕を無理やり叩き起して連れてきたからしかないでしょう?しかも、何故か僕の家を知ってるし、お母さんは僕に友達ができたと喜んでいて、部屋に君を上げてしまうし」本当に年頃の男女を同じ部屋にいさせるうちの母君はどうかと思うがな。
「もう、別に過ぎた事だから良いじゃないの?それよりあっち行こうよ」全く君は自由奔放で大変なんだよな。
でも、君がとっても楽しそうだから良かった。
「ねえ、○○君なんで学校で誰とも話そうとしないの?」ほら見ろまた意地悪な質問をしてくる。
「それは僕なんかと進んで話す人がいるわけない」そう答えると途端に君は真面目な表情でこう言った。
「人と話したかったら、誰かが話しかけてくれ待つんじゃなくて、自分から話しかけないとダメだよ。○○君はそういう努力を怠っているんだよ」それを聞いて僕は皮肉にも納得してしまった。
「そんなこと言っても、僕は今まで人と関わったことなんて殆どないんだから、難しいに決まってるじゃないか?」そう答えるも自分でもそれか言い訳だと言うことは分かっていた。すると君は突然こう言った。
「私と練習しようよ、きっと練習すればいつか仲良くなって沢山話せるようになるよ」
「それとも君は私以外の人と話す気ないのかな?」と、なんか当たり前のことを聞いてきた。
「僕はまずまず君と話すつもりも無かったし」そういった僕に対して
「でも今話してるじゃない、本当に嫌だったら断るんじゃないの?」君が断らせなかったんだろうに。
僕はその時思った、僕は君から一生逃げられないんじゃないかと
それから特に何をするでもなく僕達はショッピンくモールをぶらぶらしていた。
ふと僕は思った、君はいつまで生きられるのだろうか?
僕は思った僕はいつまで君と喋っていられるのだろうか?君がいつか死ぬのなら、僕はどうすればいいのだろうか?そんなことを思いながら僕は君を家に送ったあと家に帰りながらまた考えていた。
でもやっぱり答えは出なかった。どれだけ考えても君が死んでしまう事実は変わらないし、本人にも分からないことを僕が分かるかわけないかと思いそのまま考えるのを辞めた。
それよりもこんなことを考えるようになっているのはやはり君に影響を受けているからなのかな?
僕は人生で初めて君から貰ったLINEにメッセージを送った。
「今日はありがとう、以外にも君との時間を楽しんでいる僕がいた」すぐに返事が帰ってきた。
「そうなの?私こそ今日はありがとう、また学校でねじゃあおやすみ〜」
ふと思った君は本当に春に散る桜のようだとそして、僕は願った神様がいるのならその桜が散ることがありませんようにそして同時に僕は秋の紅葉のようになりたいと思った。どうしてかは僕にはわからなかったけどとにかく僕は秋に綺麗な光景を見せてくれる紅葉のようになりたいと思ってしまった。
ああ、でも紅葉もいつかは散っていくのだったな。
それでもやっぱり僕は君みたいになりたいと思った。
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