行動と思考 1
私は以前、2つの記事を書きました。
『モラハラあるある?』
『モラハラな元カレ名言集』
この2つですね。
今日は3つめを書こうと思います。
モラハラから逃れてから数年たった今の私のことです。
私には彼氏がいました。もう別れましたが、付き合っていた時の話です。
彼氏の気に入らないところにイライラするようになった私はあらゆる手段を駆使しましたが、実は結ばず。そして、ただイライラする事しかできなくなった私は、ついに彼氏の人格否定までしてしまいました。
人格否定したときに脳裏によぎったのは、モラハラの元カレ。
「あーあいつと同じことしてる」
アレだけ嫌だった、嫌いだった、経験した、モラハラを私は彼氏に同じことをした。いくら彼氏にイライラしようと、本来人格否定するなんて人としておかしいし、してはいけないことである。
同族嫌悪という言葉がありますが、それなのかなってちょっと思いました。
人格否定は一回だけではすみませんでした。
モラハラをしないようにしないようにって考えても、感情が完全に暴走し、相手に嫌われる前提で攻撃をすれば、人格否定とか「別れる」って詐欺を幾度も繰り返していました。
その時は本気で別れる!!!!!っておもって言ってたんですけどね。
ほんとひどい人間ですね。あれだけ嫌っていたことを私がしているんですから。わたしがそれらをするたびに、脳裏には元カレがいました。元カレと同じことをしている、ってすごく嫌でした。だから、それらをしたあとは必ず自己嫌悪に陥っていました。
そういうことをしていたから、私は彼氏の人格を歪めてしまうのではないかとめちゃくちゃ怖かったです。私と彼氏は別の人間ですが、本当に、怖かったです。だから、完全に突き放そうとしたこともありました。
こんな私と一緒にいてはだめになる。私は彼氏のいいところを奪い、性格を歪めてしまうと。
モラハラをする自分がめちゃくちゃ嫌いです。
最低です。
あいつと同じになってはいけない。
あんな人と同じ場所にいてはいけない。
もう、あんなつらい思いしたくないし、相手にもさせたくない。
感情で勢いのまま思ってないこともペラペラ喋ることをやめないと、ほんとに、うん。私は変われない。
モラハラをしている自分を肯定してしまえば、私はさらに苦しみ、他の人を傷つけることになる。そしてなにより、あいつと同じになってしまう。
未だに心に棲み着いてるあいつ。
世の中にこんな人間がいるのかという強い衝撃。初めての彼氏だったゆえの記憶。辛い感情と共にある思い出。言葉の呪い。
きっと、あいつの中にもう私はいない。もしかしたらこの世からいないかもしれない。でも、縁を切ってから5年。まだあいつは私の中に居座っている。私が居座らせているのかもしれない。
後悔と執着が抜けきってないのかもしれない。
はあ、いやだなぁ……。
完全なる聖人君子なんて、多分いないとは思うけどさ、性格悪い人よりいい人のほうが素敵だと思うから。私はそういう素敵だと思われる人になりたい。