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絶望のプロローグ

 少年の目の前では、小さな女の子が倒れている。


 あたりには急な雪が降り始めていて 彼女の金色の髪が白に染まっていく。


 そんな幻想的な美しい世界の中心に、真紅の水溜りができている。

 彼女を中心として。

 もう少しで救えていた筈だった。

 少年にもう少しだけでも、力があれば。

 

 少女の手が少年の頬に触れる。


「・・・・・・・・・」

 

 そして落ちる。


「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 軽くなった少女の体を抱き抱えながら、少年は獣のように号哭をあげる。

 雪は止まることを知らずに更に力を増していく。

 無慈悲にも二人を埋めていく。


 その日少年は悟った。


 この世界は酷く理不尽で、残酷なことを。

 勝者だけが生き残ることを。

 敗者が搾取されることを。

 どれだけ足掻いても必ず

 バッドエンドしかないことを。

 誰かを救う力なんて少年にはないことを。

 誰かを失うことしかできないと。

 誰かと笑う資格などないと。

 他人と関わることは悲しみしかもたらさないと。


 そうして少年は生きる意味と死に方を失った。


 俺は、無意味にも今を生きている。

 死に方を探し求めて。

連載始めました!(冷やし中華風)

更新は不定期ですが週一では必ず更新します!

これから頑張っていくので良かったら

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タイトルは氷焔(ひょうえん)です!

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