ステータス向上 前編
【名前:なし】 【称号:尊厳を破壊する者】
種族:C怪人(亜成体) レベル:1 未確定BP:120
生命値:80/80/180 魔力値:100/100/180
肉体:40 精神:20
器用:20 俊敏:20
信仰心:80 運:15
【スキル】
肉体操作Lv.01(↑20BP)
投槍術Lv.1(↑4BP)
投槍術(特殊)Lv.1(↑4BP)
流水拳(極)Lv.∞ 消費魔力:50
毒手(神経毒)Lv.5 消費魔力:5(↑5BP)
【獲得可能スキル】
槍術Lv.01(要4BP)
どS(要4BP)
待伏せ(要4BP)
窮鼠の一撃(要4BP)
家計簿(要100BP)
予想通り、毒手が使用可能スキルの中に加わっている。
だが、それ以上にちょっとこれはスキルやステータスについて考える必要がありそうだ。
まず、大きな変化は種族が微妙に変わっていること、そしてステータスが向上している点だ。
幼体から亜成体に変化……は、まあ幼児が小学校高学年に成長したからわかる。
そして、それにあわせて基礎的な能力が向上したのだろう。
肉体と精神はそれぞれ2倍、器用と俊敏は3倍近くに向上している。
そして謎の2倍増を果たしている信仰心と、まったく変化しない運。運はともかく、信仰心は本当に謎だ。
だがこの信仰心、魔力値に大きくかかわっている可能性もある。なにせ魔力値も2倍になっているが、精神と信仰心の合計値と一致しているのだ。ただしこれはあくまで偶然の産物であって、魔力値は精神の値×5という可能性がある、というか肉体と生命値の関係から考えればこちらが本命なので、これはBPを精神に振り分けることで確認したほうがいいだろう。
そのBPだが、一気に増えてる。
レベルアップだけでここまで増えるわけがないので、これは間違いなくこの体の成長によるものだろう。
そしてスキルだが……。
ツッコミを入れたいところはまずおき、表示に変化が生じている。
レベル表示の横の上向き矢印とBPは、おそらくスキルのレベルアップに必要なBP量だな。
スキルのMAXレベルはいくつだろう? これはどれかスキルをひとつカンストさせないとわからない、いや、待てよ。スキルごとに上限値が異なる可能性もあるのか。
むーん。これは恐らく、というか間違いなくある次の成長で、詳細が表示されるようになることを期待するしかないな。
しかし肉体操作の必要BPが群を抜いてるな。以前の指揮官特性の変化したものなのだろうが、このスキルの有能性や応用力の高さを考えると妥当か。
他のスキルは当然だがそのスキルに影響を与えるだけだろうが、肉体操作は肉体にかかわるすべての動作、そして肉体を用いるスキルにも影響を与えるだろう。
肉体操作をあげることで、以前持っていた気配遮断や気配察知、そしてクリティカルや無刀取りなどが派生してくるのではないか?
この予想が当たっているならば、最優先でレベルを上げるべきスキルだ。
常識的に考えれば。
そう。わかってる。わかってるんだ。
でもさあ! 見てよあれ! 家計簿だよ、家計簿!
なんでこんなガチスキルの中に家計簿とかいう意味不明のスキルが入ってるの!?
どSはどうなんだというツッコミはおいとく。
あ~、おっさんこういうのに弱いんだぁ。無性にあの家計簿がとりたくなるぅ。
しかも費用が100BPだよ、100。き、きっとすっごく有用なスキルにちがいないよ! ね、みんなもそう思うよね!?
く、い、いかん。鎮まれ俺のネタ心!
冷静になってさっきの戦いを思い出せ! サーベルタイガーに喰らいつかれたあの感触を思い出せ!
…………。
うん、無いな。
成長したとはいえ、まだまだ生きるか死ぬかの瀬戸際だろう。ネタに走ってる余裕は無い。
なんというか、まだまだ感覚が根っこのところで、お目付け役2匹といたころと変わらないんだよなぁ。反省反省。
さて、BPの割り振りを考えよう。
まず、魔力値との関係性の調査もあるので精神には必ず振る。というか精神って精神的な耐性にも影響があるのではないだろうか。10BPだな。
そして次がスキル、肉体操作。一気に上げたいところだが、派生スキルが発生した場合も考えて+2Lvとする。40BPだな。
よし、これは確定だ。まずここまで割り振ってみよう。




