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風の家紋(かぜのかもん)—僕が日本へ向かうまで—  作者: 和泉發仙


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第198話「帰還の決意、二つの海を越えて」

帰路の相談


 ローマを出た夜、港の宿で一行は地図を広げた。

 ユウタが指で線をなぞる。

 「ここから戻るには二つの道がある。大西洋を渡ってアメリカへか、アジアに戻って太平洋を渡るか……」


 カズヤが言った。

 「でも最終的にはアメリカに帰らなあかんのやろ?」

 ジェイデンは頷きつつも、慎重に言葉を選ぶ。

 「Yes. But before America, maybe Japan too. Bridge both sides.」


 サラは静かに付け加えた。

 「Our journey isn’t only about places. It’s about ties. East and West, family and friends.」



ユウタの決意


 ユウタはしばらく黙って仲間を見回し、やがて深く息をついた。

 「……せやな。俺はアメリカで生まれて、日本にルーツを持っとる。せやけど、旅で知ったんは……“俺だけのもん”やなくて、“みんなの道”ってことや」


 ミナが笑う。

 「せやから両方に帰ろうや。アメリカにも、日本にも」

 その言葉に全員が力強く頷いた。



出航の朝


 翌朝、港に並んだ大船の帆が風を受けて膨らむ。

 ユウタは老旅人から受け取った羅針盤を手に取り、太陽にかざした。

 「この旅の最後の道……みんなで一緒に歩こう」


 波の音が答えるように響いた。



ノアのノート

•Step One Hundred Ninety-Eight: Return.

•「帰るべきは一つの地ではなく、二つの海の向こう。アメリカと日本、二つの原点を結ぶ旅がいよいよ始まろうとしていた。」



→ 次の 第199話 では:

•一行が大西洋を渡り、アメリカへと帰還

•故郷での再会と変化した自分を実感する

•いよいよ 最終章の扉 が開く展開

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