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「ンん…」俺は気が付くと、地面に転がっていた。

「おお、起きたか」横で龍の声が聞こえてきた。

「いったい何をしてたんだ…」俺は龍をじろりと見た。

俺は横を見ると大量の暗闇狼(ダークウルフ)がいた。

「なんだ?今日の朝食みたいな目で見てきているけど…」俺は少し引いた。

「我が主、お目覚めになったか」俺は目を丸くした。言葉通り。「わ、我が主ー!?」

俺は平べったい地面を転げ落ちた。「いやいやいや、さっきまで殺されそうになってたんだけど?」

暗闇狼(ダークウルフ)のリーダーらしき暗闇狼(ダークウルフ)は首をかしげた。「さっきまでとはどういうことですか?」

俺は龍を見た。「俺が寝てから何日たったんだ?」龍は手で数えてから答えた。「大体10日ほどかな」俺は驚きすぎてその場から飛び上がった。

「と、10日!?」驚きすぎて1mほど飛び上がった。「いやいやいや、そんなわけ…しかもどうして気絶したんだっけ?」

龍は少し動揺した。「い、いや…その…」今度はどうにか話題を変えようとした。「その話は置いといて、」俺は突っ込みを入れようとしたが、それよりも前に向こうが話し終わった。

「は!?こいつらが俺に使えるだって?いやいやいや、おかしいでしょ。さっきまでは…ていうかさっきじゃないか。でもまあ殺そうと襲い掛かってきたのに」すべての暗闇狼(ダークウルフ)が頭を下げた。

「あのことは謝罪さしてもらいたい。あの時はただ狩りをする本能があったので追っていました。本当に申し訳ない」いったい丁寧な言葉を使っているのか使っていないのかわからない話し方だった。

「そうか、それなら出来たら国まで連れて行ってくれるか?」暗闇狼(ダークウルフ)は俺を見てきた。信じてもいい狼のようだ。「国とはどの国ですか?」俺は首を傾げた(つもりだった)。

ーそうか…国って言ってもたくさんあるもんな。なあ(ソウル)、いったいどの国が近いと思うか? 『はい、一番近いのはフラシア四国です。』俺は少し考えてからいった。

「いやいやいや、四国じゃなくて市国でしょ?」すると、(ソウル)がため息をついた。『フラシア四国には4つの町がくっついて作られた国です』

俺は少し恥ずかしく思った。「ふ、フラシア四国でお願いする」俺は背中に飛び乗ると、走り出した。「行ってらっしゃい!」龍は母親かのように見送った。

その時は楽しかったが、その先でいったい何が起きるのかわからない。前の町は平和だったが、今回の国はどうかわからない。今できることは魔物でも入れてくれる場所だと願うことだけだ。

ーなあ(ソウル)、これは暗闇狼(ダークウルフ)でどのぐらいかかるんだ? 『はい、ここからまっすぐ行けば約3時間で突きます』俺はよかったと心の中で思った。

『ですが、気をよけながら行けば5時間かかります。そしてちゃんとした道を進めば約半日かかります』俺はしっかりと暗闇狼(ダークウルフ)につかまりながら驚いた。「半日!?まじで!?めちゃ長いじゃん」

俺は考えてからウルフに命じた。「それじゃあ森の中を進むよ。一番近い方向で」俺はマップを開くとそこには赤い点がなかった。「ここら辺には魔物がいないみたいだね」だが、そんな簡単にいくものではなかった。

これは魔素を感じ取るために作られたものだということだけで。

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