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「チュウ!」

近くから何かの声がした。

「?誰だ?」俺は考えてから分かった。

ーこの声ってまさか… そのまさかが当たっていた。

それはネズミだった。さっき襲われたネズミ。俺は必至で逃げた。

「まだあんなネズミと戦いことはできないよー!」昔だったら「タカがネズミ」というだろうが、今では魔物、攻撃してくる可能性がある。

今では俺も簡単に殺されてしまう。逃げるしかないのだ。その時決めた。

ー俺は強くなる!絶対に! だが、そんなことを言ったってそう簡単にはいかないことだった。

「とりあえず…」俺は岩の中にめり込んだ。「隠れる!」少しすると、目の前をネズミが通った。

が、1匹や40匹どころではない。もう100匹ほどいるだろう。『はい、164匹です』

その数を聞き、心の中で突っ込んだが背筋が凍った。多すぎだ。

「それじゃあ俺が倒せる可能性は?」『はい、99%です』俺はめちゃ驚いた。

「いやいやいや、HP(体力)が5の俺にどうやってあいつらを倒すんだよ」

『はい、今はスライムなので、ネズミを飲み込むことができます』

ーその案、めちゃくちゃいいじゃんか (ソウル)が何か言おうとしていたがそんなこと関係ない。

俺は突っ込み、1匹捕食した。「に、に、ニガ!」

俺は吐き出そうとしても吐き出せない1匹のネズミで苦しめられていると、ほかの鼠たちが突っ込んできた。

「ギャー!」俺は思っていたのより全く違う方法で攻撃を受けていた。精神的攻撃を。

俺はすべて164体のネズミを捕食し、地面に転がっていた意識がないのと同じだった。意識はあるが、なかったほうがよかったと思うばかりだ。

「ううぅぅ…」俺はさっきまでずっと暴れていた。そのせいでほかの生き物にもでき鷲てしまった。

だが、その生き物は意外といけた。だから暴れは収まり、今、地面に転がっているということだ。

「なんでこんなに苦かったんだ~…」つぶやくと、頭の中でため息が聞こえてきた。「おい!」

『私は忠告しました』きっぱりと言われ、反論することができなかった。

そして(ソウル)にもう一度ため息をつかれたのであった。勿論反論は不可能だ。

「とりあえずHP(体力)はーーあーーー!」(ソウル)に聞き、HP(体力)を見てみると、そこには237という数字が書いてあった。

「さ、さっきのネズミたちがこんなにHP(体力)をくれたのか…」俺は「ありがたき幸せ~」と思った。

俺はとりあえずまた洞窟の中で宝石をかき集め、胃袋にため込んだ。

村に戻るといぶくろから10個ほど使って剣を強化した。『はい、半魔剣。魔剣の半分ほど力を持ち、魔力3.14%、攻撃力13%、頑丈さ10%です。鉄の剣よりはましでしょう』

(ソウル)の威張った声が聞こえてきた気がしたが、そんなことはどうでもよかった。

「とりあえずこれでいいんだな」俺はその剣を出すと、皆は驚いた。俺もだ。思ったよりもきれいだった。

「おー、」村の人たちは剣をじろじろと見た。「切れ味もいい!」1本の太い枝を見事に切り落とした。

「そうだろう、そうだろう、というか…」俺はため息をついた。これは長いことかかりそうだ。理由は…

ーこれ、大量に作らないといけないんだよな

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