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ブクブクブク… 俺は海の底へと沈んでいった。

息をしないのでいいので、別に溺れる心配はない。

だが、今回は違う問題があった。

海が深すぎるのだ。

いくら深く落ちて行っても、まだ続いている。

少しずつ視界が暗くなり、しまいには何も見えなくなった。

暗いな… 言葉に出したとしてもどこかに飛んで行って、跳ね返ってこない。

なぜか不気味な言葉へと変化してしまった。

というかここはどこだ? 周りを見ても暗すぎて何一つ見えない。

真っ暗闇な世界だ。

周りを見てもさっき言ったように何一つ見えなかった。

まだ落ちてるのか… もうその感覚がなかった。

だが、地面に触れていないというのはわかるので、多分まだ沈んでいる。


それから数十分後、

まだ落ちていた。

だが、その時にある変化が現れた。

周りが明るくなってきたのだった。

なんだなんだ? こんな深くに光があるはずない。

全世界でそれはもう証明されているはずだ。

だが、正真正銘、周りに光が見えた。

だが、周りが照らされたときに、俺は目を見開いた。

目の前には硬い岩がぎっしりと詰まっていたのだから。

そこら辺を見てみると、違うことが分かった。

その壁が動いているのだった。

そして、自分は海の底で浮いているのだということもわかった。

沈んでいないのだということも。

『何者だ』空中から声が聞こえてきた。

その時は驚いた。いったいどこから聞こえてきているのかがさっぱりわからなかったからだ。

「誰だ!?」今度は壁に当たり、少しだけ声が跳ね返って来たのでまだましだった。

すると、ぼやける海の奥から何かが現れた。

ドラゴンの顔に見える。

ドラゴン? 俺は目を凝らした。

確かにそう見える。

「って、ドラゴン!?」慌ててしまい、ひっくり返ってしまった。

俺はもう一度そっちの方向を見た。

『我が名は竜だ』どうやら龍と竜は違う種のようだ。

竜のほうがどう見ても強そうに見える。

だから、龍はその名で呼ばれるのが嫌いだったのだろうか。

自分のほうが弱いから。

その声は低かった。

しかも、響いたので逆に大きく思えた。

どうして俺の声は響かず、竜の声は響くのかがわからない。

だが、多分何かの魔法を使っているのだろう。

「ここから出る方法はある?」俺は普通に訊いた。

動けないので、ここに来たくなくても来てしまったのだ。

『そういうことか…』まだ説明もしていないのに、竜は理解していた。

そのまま俺を加え、どこかへ泳ぎ始めた。

「ちょ!」俺は慌ててもがいたが、もがけないことを思い出して諦めた。

(ソウル)に頼んでも一切応答してくれなかったので、応答する気がないのだろう。

そのまま前を向いていると、

何も見えなかった。

ずっと同じ真っ青なところだった。

特に地面が見えたわけでもない。

「なあ」俺は暇になって竜に問いかけた。

竜は俺を加えているからなのか、全く答えてくれなかった。

「おーい」もう一度読んだが、やはり応答してくれない。

俺は一番大きな声で叫んだ。

「おい!!!」すると、やっと気づいてくれた。

『ん?どうしたんだ?』どうやら海の底では声が響きにくく、聞こえにくいらしい。

「俺はどこに連れていかれてるんだ?」いやなところに連れていかれていないというのは予想で割る。

だが、念のために知っておきたいのだ。

「どこって…あそこだ」つっかえているようにも感じ取れた。

あそこ…? いい予感がしなかったのだ。

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