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「なにこれ!めっちゃ痛いんだけど!」今、俺は、ホノたちにめちゃくちゃ大声を出していた。
背中がめちゃくちゃ痛かったからだ。「それって多分あそこの地面に見えるほんの少しの木くずじゃない?」
どうやら地面にほんの少しだけ残っていたようだった。
「どうにかしてー!」俺は悲鳴を上げながら地面を転げまわった。
「捕食すればいいだろ」瘋癲に言われてすぐにそれを行ったが、文句三昧だった。
「もっと早く言ってよ!」痛みが消えてほっとしながらも最後の叫び声を上げた。
「いや、助けを呼んだのは今だろ」「あ、確かに…」彼の言うように今まで俺は痛い痛いとしか言ってなかった。
俺はため息をついてスライムに戻った。「というかその姿になればよかったじゃないか!」
確かに彼はあっていたが、ちょっと問題があった。「だってあいつに訊きたくないんだもん」
「あいつって誰のことだ?」瘋癲はいったい誰のことなのかを予想で来ていたが、訊くことにした。
「誰でもない」俺は何も言わなかったことにしておいた。
彼は少し怪しんだが、すぐにいつも通りの表情に戻った。
「よし、とりあえず地面をどうにかするか」俺はすぐにとりかかった。
まずは地面を細かく食べた。といってもスライムの姿になって転げまわるだけだったが。
だが、それはめんどくさかった。なので、めちゃくちゃ平べったくなって広範囲を平べったくできる。
作業が終わると、今度は自分が食べてきた木屑を液体になるまで粉々にして、自分のスライムボディをつけた。
そうすると、出来上がるのは地面をきれいにしてくれるものだった。
俺はそれを地面に張り巡らせた。すると、地面はピカピカに光ってすべすべになった。
しかし、問題があった。
「少しすべすべすぎだな…」問題というのはそれだった。
少し進んでそのまま立っていると、そのまま数センチは進んでいくのだった。
重いものを持っているときにそれは困るだろう。
「どうにかできないだろうか…」今の材料では難しかった。
だが、方法は勿論見つかったのだった。
「ウロコだ!」ドラゴンのウロコを平べったくして地面に敷けばよかったのだった。
気付くこともないのでまさに最高の地面だ。
「これを使えば…」角を削っていき、四角くすると地面にはめていった。
それを見ていた瘋癲は何かを言いたそうに拳をプルプルと震わせていた。
どうやら本当に何かを言いたかったようだ。
彼女は俺の所まで来ると、こぶしを振り上げ、俺にめがけて振り下ろしてきた。
「グヘッ!」奇妙な声を出したが、瘋癲はお構いなしだった。
普通なら地面に穴が開くはずだが、俺の下にあったのはウロコだった。壊れない、ウロコだ。
というかどうして体内にあるウロコは削ることができるのかがわからなかった。
神は一切教えてくれなかったことだ。
「いったー!」本当は痛覚がなかったが、前世の本能的に言葉を出してしまった。
「なんでそんなことをしたんだよ!」だが、瘋癲はそんなことを話している暇などなかったようだった。
「いったいどうして伝説のドラゴンといわれたドラゴンのウロコを地面に敷いてるんだ!」




