強がってばかりで
遠くを見つめてるキミを
僕はあらためて見つめ直した
『これくらいのことでさみしくなんか
ならないから』
キミには珍しく・・
これくらい、と言うけど
それは僕が予想した事実を超えていて
さみしくなんか、は
僕の想像をはるかに超えてしまっている
何も解決できないことは
キミのほうが分かっている
ただ、この夜景に
救いを求めているわけでもないから
「それくらいのこと、僕が何とかしてやるよ」
そう言いかけて止めた
それくらいの・・
キミがさっき言ってた、
『これくらい』が
まだ僕の中でたしかなものではないから
僕が何とかしてやるよ・・
僕には珍しく
強がりばかりがそこにあるから
もう一度、
遠くを見つめていたキミを
僕はあらためて見つめ直す
僕たちは強がってはいけないし
我慢していてもいけないね
ふたりでも
できないことがあるのだから