第9節 怒りを燃やせ心赴くままに
駿河の負傷に天月は怒りに身を任せて戦った
だが一つのミスで死にかけるも・・・
天月「よくも駿河をお前ら全員、喉を切り裂いてる!!」
何故か私はこの時には術の事をすっかり忘れていた。
~約20分後~
一体どれほどの時間が経ったのだろうか、私はそんなを事を気にしていない、ただ駿河を早く安全な場所に運んで傷の手当てをしたいのだ。
盗賊の仲間も後19人程度しか残っていない、盗賊は怯えていてても出してこない、痺れを切らした私は、
天月「この天月はお前達に殺されはしない!、寧ろお前達を皆殺しにしてやる!」
だが、自分の体も限界がきていた、それでも私は駿河を1秒でも早くケガの治療をしたいのだ。
天月「来ないなら私から仕掛ける!」
そう言って私は近くに居た敵の懐に飛び込んで脇差で喉を切った。
~10分後~
10分は経過したのだろう、あれから更に盗賊を仕留め残り15人まで減らした、私自身も体がフラフラしていた、それに気づいた盗賊3人が襲い掛かって来た、2人の攻撃を躱した後1人を切り裂いた。
だが3人目で私は血で手が滑り脇差を落としてしまった、何が起こったのだろうか目の前は真赤になり激痛が走った、私は感じた自分は盗賊に切られた、私の体から血が溢れ出し自分の周りは血で赤く染まった、意識がもうろうとし温かみを感じなくなる前に微かな希望を信じた。
「よくも仲間を死ね!」
盗賊は刀を横たわる私に突き刺そうとし私は目を思いっきり目を瞑った、私は死んだそう感じただがいつまでも盗賊は刺してきません、思わず目を開けると、盗賊の胸の辺りに矢が刺さっていた。
「見つけた!皆の物応戦せよ!」
その声を合図に周りから京国の兵士が出て来た足軽、弓兵、騎兵、盗賊達は瞬く間に討伐された、私に駆けつけて来た1人の女性は「大丈夫?」その一言に私は頷くと女性は術を唱えた「治の術式『慈愛の奇跡』」私の意識は回復し駿河に駆け寄り息がある事に嬉しさを感じた後、改めて女性を見てお礼をした、
天月「あの、ありがとうございます!」
「いいのいいの、それより貴方はよく頑張ったわ。1人でこんだけの盗賊を相手取るなんて」
天月「あの、私は天月といいます」
「!!、貴方が天月なのね、昨日は三日月と小夜がお世話になったわ」
天月「えっとどちら様で?」
神無月「おっとっと、そうだった私は帝姉妹、次女の神無月沙織だ沙織って呼んでくれ、よろしくな天月。」
天月「はい、よろしくお願いします沙織さん」
沙織さんは私たちの安全を確認したら兵士達の方に行き
神無月「盗賊の生き残りは捕まえろ、手の空いている奴は傷ついた者の治療をしたのち部隊の隊列を整え再編しろ!」
「「「了解しました、神無月様」」」
私は思わず「凄い」と声に出てしまった、沙織は私に近づき、
「そんなに凄いか?」と声を掛けてきた。
私は思わず「はい!とても立派でかっこよかったです」沙織さんは「ありがとう」優しく耳打ちで答えてくれた。
文面や言葉分かりにくい部分もあるかもしれませんが。
誤字や言葉がおかしいなどが、あればコメントをしていただけると良いです。
5つの島と5つの軌跡第9節を読んでいただき、ありがとうございます。
次もまた、読んで頂けると嬉しいです。