第8節 山菜取りの嫌な予感
悲鳴が聞こえた方に駆け出した
駿河と天月の2人はそこで盗賊と戦う
天月「ねえ駿河、私嫌な予感がするんだけど」
駿河「さすがに俺もそんな気がしている、天月なにがなんでも守ってやるからな」
天月「うん、なら駿河の背中は私が守るから」
駿河と共に話しながら悲鳴が聞こえた方に走っていた。
その場所に着くと3人の村娘が山賊に囲まれていた、駿河は我慢が出来ずに飛び出した、
駿河「おい!、お前ら!そいつらから離れやがれ!」
盗賊がそれに対して
「おーう、また一匹獲物が出て来たぞ!」
「女だけで山に登るからそうなるんだよー!」
天月「あんた等の獲物は二匹よ!」
山賊達はなるほどとまるで品定めをするように全身を見渡す、リーダー格の奴が言い出した、
「こいつらは珍しく上物だ傷物にするなよお前ら!」
山賊達は一斉に言った、私が見ても山賊の数は20いや30は居たこの数は私達だけでは相手はできない、せめて足止め程度の戦闘しかできない。
「「「了解しましたリーダー!」」」
山賊達は駿河と私に襲い掛かって来た。
~5分後~
山賊は6人倒したけれど、まだ数が居た、
駿河「まだ行けるか、天月!」
天月「こっちは大丈夫よ駿河」
私達は二人背中合わせに戦っていた、けれど流石に私達のような女2人では素手での限界があった、そんな事を考えていると。
「片方は傷をつけても構わん矢を撃て!」
すると後ろからドサッ後ろから音がした、振り返ると駿河が血を流しながら倒れていた。
「駿河!!」私は倒れた駿河に駆け寄り、駿河の体を抱き上げ息がまだある事を確認した、そんな事をしている間に盗賊達はじりじりと距離を詰めてきていた。
私はそっと立ち上がり、お母様から預かっていた棒を引っ張ったすると、それは豪華な装飾がある脇差だった、私は少し見とれてしまった、盗賊が喋りだすまでは。
「天月ちゃんだったか、良い剣持っているな、それを寄越せば見逃してやろう」
そう言ってきた時、頭に血が上った、その脇差で近くに居た盗賊の喉笛を切り裂いた、喉笛を切り裂かれた盗賊は直ぐに死んだ。
その時、目の前が一瞬真っ白になった、瞬く間に意識を戻したが心の底から殺意が沸き上がっていた。
天月「よくも駿河をお前ら全員、喉を切り裂いてる!!」
文面や言葉分かりにくい部分もあるかもしれませんが。
誤字や言葉がおかしいなどが、あればコメントをしていただけると良いです。
5つの島と5つの軌跡第8節を読んでいただき、ありがとうございます。
次もまた、読んで頂けると嬉しいです。