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小説エタらせ罪で服役中。刑期未定

作者: 100合

 なろうで小説をエタらせてからはや三年。続きを書く気力も体力も構想力も足りない。あとアカウントにログインできない。何も出来ずに三年が経った。

 半年に一回くらい、見に行ってしまう。もう見たくないけど、一度気になるとどうしても気になってしまう。寝る前に布団の中で、自分の小説のタイトルの一部ワードを検索して探す。単語一個だけで検索するのはすぐに出てきてほしくないからで、いっそなにかの間違いで出てこなければいいくらいに思いながら。

 結局自分の作品を見つけてしまう。正直この時点でスマホを投げ捨てたくなる。恐る恐る小説情報を見て、ブクマ数を確認する。昔の数は覚えていないが、1000を切っていたので、多分かなり減ってる。このことが悲しい様な気もするし、いっそすべての人に忘れ去られてしまいたい気もする。

 一回スマホを布団に叩きつけてから、小説に移動する。感想を見る。また新しく、「待ってます」と合う書き込みを見つけてしまう。これを見てもう一度スマホを布団に叩きつけた。

 もう三年も更新がないのによく待つよなぁ。でもやっぱ自分が面白いと思ったら三年でも四年でも期待しちゃうよなぁ。でも私がそれを書くことはもうないんだよなぁ。

 悲しい。

 作者マイページの最後の活動報告のコメント欄にも「待ってます」のコメントが。このコメントに答えることは物理的にできないし、何より誠実な返答をできる気がしない。

 どうすればエタらずに完結させられただろうか。もっと設定を練っておけばよかったのか。それとも最初期で不評だったところの微修正をしていなければよかったのか。風呂敷を広げすぎたのがいけないのか。調子が良かった頃に来ていた書籍化打診を受けていればもっと変わったのかもしれない。エタってから心機一転他の作品をそのまま書けていたら何かが違ったのかもしれない。こんなことを妄想することはいっぱいあった。なにか面白そうなアイデアを見つけ、書けるんじゃないかと思うたびにこんなことが思い出され、書くのがためらわれる。出だしや骨組みを考えてみても、続けられる気がしない。

 このエッセイも一晩おいたら投稿するのをやめてしまうと思うから、一晩ののうちににシコシコと書いているのだ。実際この手のエッセイを書こうとして何度かポシャった。

 生存報告も公的なエタ宣言もせずに失踪して、こそこそ感想欄を見ている私は全く以て不誠実で、無責任な人間だとつくづく感じる。こうやって自分勝手に苦しみつつ、少しでも共感や同情を得られたいなんていう浅はかな気持ちでこのエッセイを書いています。

 まあ何が言いたいかというと、作者が消えたと思っている小説も、以外に感想を見に立ち寄ってるかもよという話。

書いたらそのまま寝落ちしたのでこの時間に投稿。生存反応のないあの作者も実はこっそり感想を見てるかもしれませんね。尤も、だからどうしたという話ではありますが。

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[一言] 待ってます(無慈悲)。
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