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家に帰りリビングのソファにダイブ……頭の中は数学のテストのことで頭がいっぱい………大きくため息をついていると一番上の姉がリビングに入ってきた
「おかえり、今日は部活無いの??お菓子は??」
「今日は休みー」
残念って言いながら冷蔵庫からジュースを出して二つのグラスに注いで、私の前のテーブルに置いてくれた。お礼を言って喉を潤す
「で、今日返ってきたテストは?」
は!って思い鞄の中から今回したテストを5教科出した。姉はテストを見始めた
「おー……ほうほー!へー、あ、何この数学?馬鹿なの?」
「う、五月蠅いなぁ!ほ、ほら早く!ってかこの98点大目にみて下さい!!!!」
「まぁ、待って待って……90点代が二つ80が一つ70一つ……40一つ………2000円ね?」
今回姉が臨時収入になるのを持ちかけられた。
90点代が2000円、80点代は1000円、70点代0
そこからしたはマイナスになっていくので、今回40点代が一つあるので-3000円で2000円と言うことになる。でも、100点とったらなんと一万円!!!!一万円欲しい………
「そ、そこを何とか!!!!!この98点なんてほぼ100点みたいなものでしょう???お願い!!!!!」
「何言ってんの?大人になったらね、見なしOKとか無いのよ、可か否どっちかよ?」
「私はまだ学生で大人じゃ無いよ!!!それにもうこれ式も答えあってるしさ、ただ最後に書き間違えただけじゃん!!!!」
「それでもはねられるのよ、仕事は」
そう言って財布から2000円出して渡してきた。
「………愚痴でよく、上司に間違い突っ込まれて再提出してんるっていってたじゃん………ボソボソ」
「…………このかけなかったことにする??」
その目が笑っていない笑顔とてもコワいです……
「イエ、ワーイオコヅカイウレシイナー!!アリガトウオネエタマ」
「宜しい!ま、いつもクラブや家で作ったお菓子貰うし5000円に変えてあげよう!!」
「!!!!ありがたき幸せ!!!!」
私は2000円を返して5000円を貰った。もう顔のにやけが止まらない!家庭クラブに入って良かった!!!それを姉に渡して良かった!日頃の行い良くして良かった!!!!っと自分を賞賛した。
「で、これで何買うの?」
「ホームベーカリー買うんだ。でもまだ少し足りないんだよねー……」
って言ったら夕飯の時に姉2人と母から足りない分出すと笑顔で言われた。あ、食べさせろと言うことですね?
いつも私が作ったのを一番上の姉は、『私が作りました』と言って会社に持って行っているらしい。しかも丁寧にラッピングまでしてね……バレないのかな?でもそのおかげか知らないけど今、イケメン部長と良い関係になれそうなんだとか……