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だって

作者: くものみね



だって、生きてるってそれだけで辛い。


普通に息をして生活をしてるときでさえ、無意識下では振った元カレのことを思い出しているし、遠く離れた両親のことを想っているし、仕事でのままならない思いを鎮めようと画策してる。だからこそ、なにも辛いことが無いのに唐突に泣きたくなるし叫びたくなる時がある。


ぜんぶぜんぶくるめると、生きるって悲しいことだ。


生きるって、楽しさを見つけながら、当たり前のように悲しみを抱えて生きていくことだ。

生きてるってだけで辛い。


でも、生かされてるから。

どうしようもない悲しい世界だけれど、この世界に生んでくれて、生かされてるから、生きようとおもう。

手の届く範囲くらいは、少しはままならなくなくしたいし、まわりの人には笑っていてほしいし、それを見て笑っていたいし。


生かされてるから、少しはましに生きたいとおもう。


生きるって辛いことだ。でも、面白くできるものだ。


そう、工夫さえすればね。


ほんのちょっと視点を変えればいい。

そうすれば、元カレは元カレではなく普通の個人に戻るし、両親にはサプライズボックスを送って反応を窺えるし、仕事場はただのお金を稼ぐ場所じゃなくなる。


生きることって辛いことだ。

でも仕方ない。だって生きてるんだもの。

そもそもにして、生きるって辛いことだ。

でも辛いことと楽しいことは混在してるし、悲しいことと愉しいことも然り。


どうせ生きるなら面白い方がいい。

どうかな?





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