転生した賢者と3日の猶予
〜前回のあらすじ〜
異世界に転生してしまった冬璃。なんと転生先は好きなラノベの世界だった!ラノベの知識を利用して3日後にせまる人間の侵攻に備えるのであった、、
「おう」
その場にいた全員から威勢のいい返事が聞こえた。
「ファイズ、まずここを紹介してくれる?全然理解できていないから教えてほしいわ」
「わかった。ここをまっすぐ行くと玉座がある。そこには我らが魔王様が座っておられる。ここの道を左に曲がると……」
よし、とりあえず理解はできたわね。後はどうするかだけど、、
「ファイズ、3日後にせまる人間の侵攻のことだけど、、」
「ああ、それについてはもう考えている。」
え、早っ
「とりあえず俺は確か腐廃術を使える。それを使ってこの城の半径1kmくらいのところをわからないくらいに展開する。」
「なるほどね。それなら人間には相当なダメージになるはず、」
「とりあえず腐廃術を使うから離れといてくれ。」
?腐廃術は魔族には何も影響しないのに、、もしかして、私のために?
「とりあえず分かったわ。あなたも魔族の人間のハーフなんだから気をつけなさいよ?」
「ああ、分かってる」
心配だけど、、まぁ私の推しなんだし、それくらいは耐えてもらわなきゃね
「それでは行くぞ!」
「うん!」
「我が地の神よ、この力を持って腐廃させよ!デストロ・サクリファイス」
今ここからは確認できないから後で確認しに行こう。3日後だ。時間はない、そう考えると、、ん?まてよ?こっちの一時間ってたしかあっちのちょうど3日だったハズ、
「これなら行ける!」
「またか、いきなりどうした?」
「まだできることはいっぱいあるわ。じゃんじゃん行っちゃいましょ!」
「やれることはしておきたいからな、分かった、行くぞ冬璃!」
「ええ、ファイズ!」
そしたらまずは王様とご対面ね、
「冬璃、これから我らが魔王様がおられる玉座へ行こう。」
「分かったわ」