未来星は、七夕の宙に煌めいて
七夜の風が
そっとひとひらの
短冊と想いを
やさしくゆらして
七つの月を越えて
七つの太陽を東から
西の空へ見送って
たどり着いたこの夜
地上にこぼれた
星のかけらを
あつめたように咲く
アストランティア
空の星へと願う
想いをいくつもの
花びらにして
七夕の星
空を翔るひこぼし
大空へと飛び立つ
わし座の星々
その背に輝く
アルタイルとともに
大きく翼を広げて
想いが駆けていく
季節が駆けていく
天の川を越えて
七夕の星
空を舞うおりひめぼし
ベガは天空を
輝き舞い降りて
一万年後の未来も
夏を煌めかせ
変わらない光で
照らし続ける
それは未来星
夢が描かれていく
物語が描かれていく
天の川の舞台で
永遠はきっと
信じたその瞬間が
始まりだから
未来はきっと
祈るその心に
舞い降りて
そして夢は
描くその心から
きっと
羽ばたいていくから
短冊にこめられた
祈りはいつしか
言の葉の
しずくとなり
やがて宙を
舞い降りながら
翼を広げた
星の鳥となって
光の翼で空を
七夕の銀河へと
羽ばたいていくから
光の翼で空を
七夕の銀河へと
羽ばたいていく
光の翼で
空を
七夕の
銀河へ
羽ばたい
ていく
光の翼
で空を
七夕の
銀河へ
羽ばた
いて
いく
光の翼
で空を
七夕の
銀河へ
羽ばた
いていく
光の翼
で空を
七夕の
銀河へ
羽ばた
いていく
光の翼
で空を
七夕の
銀河へ
羽ばた
いていく
光の翼
で空を
七夕の
銀河へ
羽ばた
いていく
光の翼
で空を
七夕の
銀河へ
羽ばた
いていく
光の
翼で空
を七夕
の銀河へ
と羽ば
たいて
いく
言の葉は
想いの息吹を
かたちに変えて
それは心の樹の
葉の間から溢れ
その一粒の中に
幾つもの色と
幾つもの
輝き
が
夏風に
言 そよめく
言の葉 笹の葉たち
言 葉の雫 風が奏でる
葉の雫 言 即興の調べ
言の葉 しばし時が
ゆるやかに
流れゆく
夕闇に
言
言の葉
言 葉の雫
葉の雫 言
言の葉
太陽は
空の彼方
ルビーの色
流れ始める
天の川の光
空の水面に
映りゆく
星の影
七夜の
言 一番星を
言の葉 空に探して
言 葉の雫 二つとない
葉の雫 言 煌めく光は
言の葉 夏の大三角
明るい燈火
四方の空を
照らして
潤色の
雲は空を
ゆららかに
季節の扉を
叩きながら
白南風に
吹かれ
言
言の葉
言 葉の雫
葉の雫 言
言の葉
今宵は
七の夕べ
星逢いの空
恋星たちが
空に瞬いて
文月の手紙
握りしめ
ながら
言
言の葉
言 葉の雫
葉の雫 言
言の葉
言
言の葉
言 葉の雫
葉の雫 言
言の葉
言の葉
言 葉の雫
葉の雫 言
言の葉
言の葉
言 葉の雫
葉の雫 言
言の葉
葉の雫
言 葉の雫
言の葉 言
葉の雫
言の葉
言 葉の雫
言の葉の雫
言の葉
光の翼で
空を七夕の
銀河へと
羽ばた
いて
光
翼 の
で空を翼で空を
七夕の銀河へ
羽ばたい
ていく
光 光
の 七 の
翼で七夕の空
銀河へと
羽ばた
いて
い
く
空 か ら 空 か ら
舞い降りる さしこむ光
織姫星の鳥 眩しい程に
広げた銀翼 夏を輝き
想いを翼にのせながら
天の川さえ越えていく夜
たとえ空が雲に覆われても
琴の音が響くから 先へ
星が奏でる調べと共に と
一万年後の未来でも
導く光となって 輝
七夕の夜を 宙 き
駆けて に
牽牛星は
天の川の 空は
東の岸を 見果てず
星の翼を広げながら
高く飛立ち
織姫に逢うために
願い続けた 空と海を
その人の 越えて
ために 進む
光
今
この
七夕の宵
遥かな宙で 短冊に
想いが出逢う 込めた願い
逢えない時間に数えていたのは
流れゆく時の砂粒でなく
その笑顔とその涙
願いは空を駆け抜け
祈りが天に届くそのとき
その一瞬 このひとときが
それが今 一瞬のように
永遠と 駆け抜けて
なる
そ そ
の 七 の
翼で七夕の空
銀河へと
羽ばた
いて
い
く
そ そ
の 七 の
翼で七夕の空
銀河へと
羽ばた
いて
い
く
煌 ガ
め ベ
き舞う
ア タ
る ル イ
翔 ル
遠
く
空の
彼方に
煌めいて
夏を彩る
天の川の星
七つの月と
七つの太陽を
越えてこの夜
短冊にこめた
願いは七夜の
風にそよめく
言の葉のしずく
宙で星の鳥となり
光の翼で舞い降りて
その翼で七夕の銀河を
遥かに渡りゆく鳥となって
永遠は信じたその瞬間に始まり
未来は祈るその心へと舞い降りて
夢は描くその心から羽ばたきゆく
星の鳥が駆ける宙を照らす未来星
光。。光。。光。光。。。光。光。
。光。。。光。。。。光。。光。。。
光。。光。光。。光。光。。光。。光。。
。光。。。。光。。。。光。。光。。光。。。。
。。。。光。。。。光。。。光。。光。。。光
。。光。。。。。。。。光。。。。。 光
。。。 光 光
光 光
光
光 光
こと座のベガとわし座のアルタイルは、はくちょう座のデネブとともに「夏の大三角」をおりなす一等星で、諸説ありますが、ベガは「舞い降りる鷲」、アルタイルは「飛び立つ鷲」を表すとされます。
ベガは星の動きによって、約1万2千年後の未来には、新しい北極星になるともいわれています。
「星合いの空」は、年に一度、織姫星(織女星、ベガ)と彦星(牽牛星、アルタイル)が出逢うとされる七夕の空をいい、作中では「星逢いの空」と表現しています。七夜は、七夕のことです。
アストランティアは、初夏から開花して、星をあつめたような白や桃色のいくつもの小さな花が咲き、花言葉は「星に願いを」です。
七夕の短冊にこめられた言の葉の願いが、星と星が逢うように天の川を越えていく姿を、描かせていただきました。最後までお読みいただき、ありがとうございます。