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秘密共有倶楽部  作者: 新規四季
8/15

8

「センパ〜イ、センパイ?」

「クソ野郎だ、アイツはスマホを忘れてるのか?」

「階段キツイ……」

「コレで何も無かったら……考えたくない」


「やっと着いた」


膝に手を当てて息を整える。


「高所恐怖症には地獄だな」

「いつ来ても変な場所です」

「しょっちゅう来るのか!?ここに!?」

「あ、はい。勉強しに」

「1階でも良くね?」

「人がいるとダメなんですよね〜」

「そ、そうか。で、アイツは……ほぅ、いい身分だな」

「寝てます」

「殴る口実ができたな」

「ダメですよ!?」

「…………フッ」

「いや、ダメですって!」

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