3話 勝者と敗者が別れる日
これを読んでくれている人はチョコを獲得できましたか?
私は女子なのであげる側ですね。
あげる人はいません。
小さいチョコを学校のクラスでばらまく妄想はしたことがあります。
私の度胸的にも予算的にも無理でした。
2月14日
現在7時くらい、
ご飯を完食した後。
弟ちゃん
「今日さ、友達とコンビニでチョコ買って渡した」
母
「ホワイトデーが楽しみなんだよね」
私
「へー…(スマホいじいじ)」
…
私
「はっ、男子だけで友チョコとか無様やん」
弟ちゃん
「あ゛?」
私
「痛い痛い痛い!ギブギブギブ!」
弟ちゃんが落ち着き、
風呂上がり。
弟ちゃん
「(スタスタスタ)」
弟ちゃんは一直線にソファーへ向かい、
動画を見始めた。
弟ちゃんが最近ハマっているのは、
暗殺○(なんちゃら)室だ。
私
「弟ちゃーん?」
弟ちゃん
「ん?」
私
「君にこれを授けようではないか(ドヤ顔)」
冷凍室からあるものを取り出し、
弟ちゃんへ渡す。
弟ちゃん
「チョコ…バニラアイス?」
母
「アイスって新しいな」
私
「わざわざ買ってきたんやで!」
弟ちゃんの獲得チョコ数:3個
(私が把握しているものだけ)
あげた人
私
母
おばあちゃん
家族からしかチョコを貰えてない弟ちゃんでした。
哀れなり。