難題問題
更新遅くなりました
すんません!!
13節 難題問題
俺はひとまず着替えると、顔を洗うため1階に下りた。
「陽兄、補習行かないの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「何黙ってんの?だ・か・ら、補習に行かないの?」
今日の千香の髪形は、いつもはポニテなんだけどなんかあれだった、絶対に家から出ないような馬鹿な髪形をしてやがる。なんて言えばいいんだろうか。簡単に言っちまえば、前髪を目にかからないようにか分らんが、額を出して前髪を結んでいた。
そんなことはどうでもいいんだろうが、こいつ今何て言った?俺の耳には『募集』と聞こえた。まぁ、これはただの現実逃避だろう。
「俺?」
階段を最後まで降りてそう聞く。
「うん、兄貴」
「お前は?」
「私は頭いいから」
髪は馬鹿だけどな!なんか腹立つ。
「何で、お前が知ってんだよ!!」
わが妹はこの問いにとんでもない答えを返してきやがった。
「だって、陽兄、いつも馬鹿面引き下げての大行進だもん」
!?、何ですと?何が大行進だって!?
「はっ?」
「まぁ、良いから早く学校いきなよ」
戸惑った、心の中でリピートする。馬鹿面引き下げての大行進。意味分からんわ!!
「おう、今度も忘れてたらよろしくな、我が妹よ」
「おう、任せとけ」
そう言うと俺は途中まで降りた階段を引き返し、制服に着替えるとまた一回に降りて玄関を出た。
千香はと言うと、リビングでソファーにぬめ〜んとなりながらテレビを見ていた。
気楽なこった。
「行ってきまーす」
一応そう言い、サドルにまたがると、いつもの道をゆっくりと、向う。
学校に向けて漕ぐときは、いつもこんな感じだ。