プロローグ
この度はこの作品を読んでいただいてありがとうございますペコリ(o_ _)o))
これからもご愛読よろしくです
『君の見る世界が偽りだとしても僕という存在さえも否定されるなんて思ってない、だからまたこの茜色に染まる場所で待ってるね』−エシャス・ブルスー
少年は分厚い本を閉じ壁掛け時計の時刻を確認した。
「8?、違う9時7分!?ヤバッ」
机の上に置いてあった学校指定の鞄を持ち、俺、佐野崎 陽『サノザキ ヨウ』は急いで自室を飛び出した。階段を勢い良く下りていく、するとゆったりとした口調で
「ご飯は?」
と俺の母さんが時間も確認せず聞いてきた。
「時間ないから良い!」
「あら、そう」
そんなゆったりとした口調の母の言葉を聞きながら玄関のドアを勢い良く開け、行ってきますと言い
自転車置き場に急ぎ、鞄を籠の中に放り込んだ。サドルにまたがり、ペダルを踏み込む。
「はぁ〜」
一息つき、冷静になり考えた。
「急いだところで、間に合うわけ無いか」
そう呟き、陽は自転車をこぐスピードを落とし、ゆっくりと朝の日差しを浴びながら地元の高校に向かうのであった。
また呼んでね( ̄∇ ̄+) キラキラキラ〜♪