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星空の双子  作者: Soryi
4/6

第3話

夜視点です。

それから少し経って。

放課後、いつものグラウンドで、光星が1人訓練に励む中、わたしと春子さんは休憩も兼ねて雑談をしていた。


「そういえばさ」

「うん?」

「夜ちゃんって、光星くんに恋愛感情とか…ある?」

心なしか目を輝かせて言う春子に、わたしは突っ込んできたなあ、と溜め息を吐いた。

「あっあっ、無理はしなくていいんだよ?でもちょっと気になって…」

「あるよ。恋愛感情」

「えっ!そうなの!?」

「うん」


「さ、差し支えなければなんで好きになったとか…」

「うーん……。光星は半身だから、かなあ。強烈に惹かれて、いつの間にか引き返せないぐらい好きになってた」

「わあ…!素敵……!」


 ■ ■ ■


「夜、なんの話してるの?」

「っわ!?」

「わたしは光星が好きなんだ、って話してただけだよ。春子さん、意外と恋バナも好きみたい」

「そんな平然と!?」

「ああそっか。夜がちょっと恥ずかしそうだから何かと…」

「しかもスルーした!?」

「……あー、春子さん」

「わたしたちはね、お互い、自分が相手を好きだって知ってるんだよ」

「その上で、僕たちは今の姉弟という関係を変えたくないと思ってるんだ」

「えー、いや、えええ…?」

補足コーナー

夜も光星もお互いを恋愛的な意味で愛していて、相手も同じ気持ちなのも知っている。けれど、二人の関係はただの双子のきょうだい、以上のものではなく、2人はその現状に満足している。

両想いではありますが恋人ではない、という…。密かに付き合ってるとかでもないです(断言)

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