孤児院の子
「私も孤児院出身なんだ...ははっ...」
悲しげに笑う少女の名はミキ
「へぇ、そうなんだ俺も孤児院出身なんだよ...」
同調するかのように作り笑いをするのはゆうやという少年
「ねぇ、ゆうやはさここを出たらどうするとか決めてるの?」
「そうだなぁ、特に考えてはいないなぁ。生きる目標もないし出てしまったらもう誰にも頼れないからなぁ」
「そっか、そうだよねw」
「私もね特に決めてなくてね
実は自殺しようかなって考えるんだ。もうこんな辛い世界生きていけないしどうしようって感じでさ...w」
ミキはまた悲しげな表情で笑った
「自殺かぁ、
俺も同じこと考えてたんだよねもう生きる意味もないしこれから先どうすればいいかわからないし...」
2人は少しの間沈黙した。
「なぁ、ミキ
同じ目的を持ってて同じ悩みを抱えてるんだからさ一緒に何かしてみたり生きてみたりしないか?一緒に...」
「えっ?それって...w」
「まぁ、そういうのかもしれんな...w」
少し甘酸っぱい緊張感の中ミキが口を開く
「ふふっ..いいよw」
「ホントに...?」
「うん、なんかゆうやとなら色々生きがいができそうな気がする。」
「そうか..w少し嬉しいよ。」
ゆうやは内心かなり嬉しい気持ちの中前向きな言葉を発する
「よしっ、そうと決まれば先ずは2人で暮らすためにお金を溜めないとな!」
「そうね...!明日アルバイトだからもう寝るね」
「その前に少しいいかな」
ゆうやはミキの体をそっと包み込むように抱き寄せる
そのまま、唇を強引に奪い少しの間甘~い時間を過ごした。
ー2人が幸せに過ごせるように願うばかりだ