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ハプニングキャンプ

作者: アオタイク

 私の通っている阿久流(あくる)中学校では、毎年受験前の最後の行事として3泊4日のキャンプに行く。他の学校は2年生でキャンプ、3年生で修学旅行なのだが、うちの学校だけは逆で、それは学校設立当時から変わらない伝統である。そして今日はその班決めの日。私は同じクラスの瀬黒由希(せぐろゆき)と仲が良く、同じ班になる約束をしていた。


「女子は班に三人ずつだって。あと一人どうする?」

 由希がそう話しかけてきた時、私の視界には一人の女の子がいた。その子はおとなしい為あまり話したことがなかったが、私は声をかけてみることにした。


「あの…。相田舞香(あいだまいか)ちゃんだよね?」

 そう話しかけると驚いて振り返り、か細い声で

「はい。あなたは…確か日尾ひおこのはさん。どうしたんですか?」

 と答えた。

 そこで私が

「あと一人足りないんだけど、同じ班になってくれる?」

 と聞くと、舞香は目を輝かせて

「いいんですか?ありがとうございます。」

 と言ってから顔を曇らせた。

「実は私、体が弱くて…みなさんの足手まといになったり、迷惑かけてしまったりするかもしれないので」

 舞香がそう言い終わる前に

「大丈夫!誰も迷惑だなんて思わないから、一緒にキャンプ楽しもう。ね?」

 と由希が言った。その言葉に心を動かされたのか、班に入ってくれることになった。

 

「 男子、女子それぞれで三人組が作れたら、先生がくじ引きで男女を決めます。」

 担任の谷口先生がそう言うと、ブーイングが起こった。

「好きなとことくっつけばいいじゃないか」

 とか、

「好きな人と同じ班になりたい」

 とか、でも先生はそれを遮って職員室に行ってしまった。


 するとそれを待っていたかのように隣に座っていた由希が小声で

「海くんと同じ班になれるかな?」

 と言ってきた。


 すぐ後ろに海がいた為私は由希に静かにしてと言ってしまったが、私が一番心配していたことだった。

  私は蒼山海のことが好きだった。告白するつもりはないが、このキャンプでは同じ班になって沢山思い出を作りたかった。少しでも一緒にいられる時間が増えてくれればと願っていた。どうか先生、私と海を同じ班にして下さい。


 そう願っているうちに先生が一枚の紙を手にして戻ってきた。みんなが発表を今か今かと待っていた。先生は絶対に文句を言わないなどの注意事項を確認した後大きく息を吸って口を開いた。

「A班。男子は蒼山海、天童叶斗(てんどうかなと)高戸直也(たかどなおや)、女子は日尾このは、瀬黒由希、相田舞香。」

 私はその瞬間、飛び上がるかと思った。嬉しくて嬉しくて頭が真っ白になった。


 阿久流のキャンプは学年が違うだけでなく、他の学校ではあり得ないほど自由だった。そのぶんハプニングが起こったり、協力し合ったりしていい思い出が残る。


 今日は3日目の夕食と3日目の自由行動で行く場所を話し合っていた。班長は海、副班長は私に決まった。


 夕食は男子の意見によって焼肉に決まった。調味料以外の材料は全て自分たちで買い出しに行かなくてはいけない決まりで、買い出しは自由行動の時間の中で行う。


 昼は触れ合い動物園に行く事に決まった。その動物園は県内で一番の広さと触れ合える動物の数を誇っていた。いつもは静かな舞香も楽しそうに

「私はウサギとハムスターに触りたい。」

 と言って話し合いに参加していた。


 キャンプ当日、由希が高熱で休んでしまった。私は早めに家を出て由希のお見舞いに行った。由希はうつるから来なくていいよと言ってたけど私は心配で行った。とても仲が良かった由希が来れない事はすごく残念だったが副班長の仕事があったので落ち込んでいる暇はなかった。


 バスに乗ってキャンプ場に着くとすぐにハイキングだった。キャンプ場の近くにある山に班ごとに登り、ゴールで先生が待っているというものだった。準備が整った班から出発していったのだが、私たちの班は準備が整うのが遅くなり、出発も遅くなってしまった。


 山に入ってすぐ、高戸が

「俺らの班だけ遅くなってるぞ。走ろうぜ。」

 と言って一人で走って行ってしまった。

 海も

「俺は高戸追いかけてくるから、このははほかの班員よろしく。」

 と言って走って行ってしまった。


 日陰は湿っていて滑りやすくなっていたので他の班員とゆっくり登っていた。舞香と話しながら歩いていると、目の前を歩いていた天童が視界から消えた。と同時に私の足に何かがぶつかり私も転んだ。右足をすくわれ、捻ってしまった。痛みを堪えて起き上がって見ると、前に天童が足首を押さえて転がっていた。


 そこに高戸を捕まえた海が戻ってきて、上まで天童をおんぶして登った。その時に思い出した。私はこんな海の背中に憧れて、こんな格好良さに惹かれていったんだと。


 私と同じように海の背中を見つめる舞香を見て嫌な予感がした。


 頂上に着いた天童は保健の先生に湿布を貼ってもらった。

 汗だくだった海にタオルを渡すと優しく笑って

「サンキュー」

 と言って受け取った。


 部屋に戻ってから足首を見てみると、かなり腫れていた。痛みも引いてなかったので自分で湿布を貼っておいた。保健の先生のところに行くか迷ったが、みんな天童の事を心配していたのでさらに心配をかけてはいけないと思って行かなかった。


 夕食はカレーで、みんなでの炊事は楽しかった。料理得意そうだった舞香が料理が出来なかったり、海が包丁で指を切りかけたり、思いがけない事が沢山あったが、最後はみんなで完食した。


 肝試しでは班の中で男女のペアになったのだが、残念ながら海とはなれなかった。私のペアは天童で、足の事を気遣いながら歩いたので怖がる暇もなかった。海と舞香が戻ってくるのを待っていると、二人が笑いながら出てきた。その時の舞香の目を見て、昼間の嫌な予感が確信に変わった。


 消灯時間を過ぎてから、舞香と私は話をしていた。そのうち家族の話になったが、私と舞香は正反対であることがわかった。


 私の家は7人家族で、弟が4人いる。両親は共働きの為、いつも家では私が母親の代わりをしている。家は古いアパートで、ベランダが狭いので洗濯物を干すのも一苦労。友達からは母親っぽいとか面倒見がいいと良く言われる。洗濯、掃除、料理など、家事は大体出来る。体は強い方で性格はさっぱりしてる。


 舞香は3人家族で、一人っ子。大きめの一軒家に住んでいて、花壇付きの庭もある。妹タイプで思いやりがある。小さい頃から体が弱く、よく熱を出していたという。


 そんな私たちにも一つだけ共通点がある。それは海の事が好き。という事。


 2日目の朝食はロールパンだった。ロールパンを人数分取りに行って帰ってくると海に腕を引っ張られ、連れて行かれた。建物の裏に来ると真剣な表情で言った。

「お前、足大丈夫か?天童に聞いた。あいつが転んだ時にお前の足を巻き込んで転んだって。でも保健の先生に聞いても来てないって言うからもしかしたら隠してるんじゃないかと思って。」

 私は答えに迷った。この時点でここまで気づいた海に最後まで隠し続けるのは難しいと思った。でも今話してしまえば海に心配をかけてしまうことになる。結局私は

「大丈夫だよ。当たったぐらいだから捻挫とかしてないし。」

 と言って隠すことにした。


 2日目は体験だった。各班ごとに農業か牧場か選べる。私たちの班は3日目に触れ合い動物園に行く予定だったので農業を選択していたが、天童の足の事を考えて牧場にしてもらった。体験プログラムは乳搾り、馬乗り、餌やり、掃除の4つだった。天童は念のため馬乗りは見学して、餌やりもおとなしい動物だけにした。

 私は捻挫を隠していたので全てのプログラムをみんなと同じようにやったが、馬から降りるときの衝撃はかなり響いた。


 夜は班関係無くたこ焼きを作って食べた。

 おとなしかった舞香もだんだん打ち解けて、

「ロシアンルーレットやりたいんですけどどうですか?」

 と提案してきた。

 みんな賛成でやる事になった。


 一つだけ中にタコではなくワサビやカラシを入れた。その他にもカスタードやチョコなどを中に入れて楽しんだ。私はチョコが当たったが、ハズレというよりあたりだった。


 仲がいい人同士で集まって食べたので、海とは話せなかった。


 片付けも終わりゴミ捨てに行った時、急に激しい頭痛が襲ってきた。その場に立っていることもできずにしゃがみこんだ。しばらくして収まってきた頃に海がゴミを捨てにきた。海に頭痛がバレないように急いで立ち上がった。と同時に世界が歪んだ。思わず目を閉じると体が後ろに傾いた。


 恐る恐る目を開けてみると目の前に海がいた。私は海の腕の中で支えられていたのだ。

「おい、お前。大丈夫か?」

 そう言われて私が

「あっ、うん。大丈夫だよ。ありがとう。」

 と言うと、

「そんな状態で大丈夫なわけないだろ。今日の集まりは俺が行っておくからお前は休んでろ。」

 そう言って部屋まで連れて行ってくれた。


 そこからは吸い込まれるように記憶がなくなった。気がついたら朝で、布団に寝かされていた。少し怠さは残っていたものの、気分は良かった。


 外に出ると海が駆け寄ってきた。

「もう大丈夫なのか?無理すんなよ。」

 私は笑いながら言った。

「心配してくれてありがとう。でももう大丈夫だよ。」

 それを見て海が

「おお。もう大丈夫そうだな。スッキリしたって顔に書いてある。」


 そんなやりとりをしながら歩いて行くと、フレンチトーストのいい匂いがしてきた。3日目は夕食も自由なので朝食は先生たちからのプレゼントとなっている。片付けまで全てやってくれるので、食べ終わり次第出発の準備に取り掛かり、一日中遊ぶ。班ごとに担任の先生からお金を預かってそのお金で夕食の買い出しをする。お金を取りに行った海が真っ青になって戻ってきた。


 私たちの班は買い出しを予定に入れるのを忘れていたのだ。急いで地図を広げると、触れ合い動物園から一番近いスーパーを探した。幸いなことに徒歩10分くらいのところに小さなスーパーがあった。キャンプ場とは反対方向だったが、10分くらいなら戻って来られるだろうとそのスーパーに行く事にした。


 触れ合い動物園まではバスと歩きで行った。キャンプ場から行き先ごとにバスに乗り、近くの公園で降ろしてもらった。その公園から動物園までは徒歩20分弱で行けた。


 触れ合い動物園に着くと高戸がヒヨコに向かって走って行ってしまった。みんなで追いかけながら、一番ヒヨコが似合わなそうな高戸がヒヨコ好きなんだと言って笑った。舞香もヒヨコを見ると嬉しそうに走り出した。


 その後アルパカやモルモット、ハムスター、ウサギ、猫、犬など沢山の動物に触った。


 昼食は触れ合い動物園名物の焼きそばを食べた。その動物園の焼きそばの具は、全て動物型に切り抜かれている。それが可愛いと評判になっていた。人参はウサギ型に切り抜かれていて、切り取って余った部分はウサギたちの餌になるらしい。美味しくて可愛くてエコであるという焼きそば、味は普通の焼きそばと変わらなかった。


 買い出しに行く時間になり、動物園を出て歩き出すと、また頭痛が襲ってきた。でも今回の頭痛は前ほどではなく、歩いていられる程度だった。


「あそこがスーパーだ。」

 海がそう言って指さした先に古い建物があった。しかし近づくにつれて違和感を感じた。スーパーのシャッターがおりていたのだ。張り紙を見るとちょうど今日が月一回の休業日だった。


 私たちが困り果てていると、一人の男性が声をかけてきた。その男性によると行きにバスが止まった公園から5分くらい歩いたところに大きなスーパーがあるらしい。ここからでは35分歩く事になるがそこしかないので行くことにした。公園にバスが迎えに来るまでにはまだ1時間半あった。


 スーパーを出発してから5分もたたないうちに舞香の様子がおかしくなった。呼吸は荒くなり、足取りも重くなり、顔が赤くなっていた。海が舞香に気づき、休憩することにした。 少し休めば回復すると思っていたが、30分休んでも状態は変わらなかった。


 それどころか、私の体調も悪くなっていた。頭痛と寒気、吐き気、そして怠かった。座っているのがやっとだった。目が回り、だんだん景色が白くなっていき、世界が回り出した。呼吸が荒くなってきた。息が吸えない。苦しい。木に寄りかかって呼吸を整えていると、海が近づいてきた。


「どうした?お前もか。だから無理すんなって言ったのに。」

 私は

「ごめん。海の言った通りだったね。朝は大丈夫だったのに。」

 そう言おうとしたのに、思うように言葉にならなかった。

 海が何か言っている。

「おい、ほん…に…いじょ…」

 暗闇に落ちた。


 かすかに海の匂いを感じる…


 気がついたら保健の先生が覗き込んでいた。

「あっ…私…」

 そう言うと先生は明るく

「もう!体調悪いならちゃんと言わなきゃダメでしょ。それにこの足は何?いつから?なんで言わなかったの?蒼山くんがすぐに知らせてくれたくれたからよかったけど、そうじゃなかったらどうなっていたことか。」


 夕食の時間にはだいぶ回復していたが、みんなとは別室で食べさせてもらえることになった。

 海が食べやすそうな肉を選んで持って来てくれた。海は先生がいないのを確認したから耳元で囁いた。

「……」

 私は何も言えなくなった。

 海が帰った後、先生が

「顔赤いわよ。大丈夫?」

 と聞いてきた。

 私は

「はい。大丈夫です。」

 としか言えなかった。


 部屋に戻って安静にしていると、海がきた。

「さっきの返事待ってるからな。」

 そう言って去って行った。


 忘れようとしてたのに。嬉しいはずなのにちょっと恥ずかしくて、ちょっと複雑で、それでも嬉しくて。

 枕を抱きしめて布団を転げまわった。


 4日目の朝食はサンドイッチだった。私は海と会うのが恥ずかしくて出来るだけ目を合わせないようにしていた。すると天童が昨日のことを教えてくれた。


 海は

「このはが倒れたから先生読んでくる。」

 というなり駆け出してしまったという。保健の先生と男の先生が一人きたが、二人運ばなければいけないのでこのはは海がおんぶして連れてきてくれたらしい。


 そのおかげかすっかり元気になった。

「やっぱりお前には元気が一番似合う。」

 そう言って笑う海を見て覚悟を決めた。


 バスに揺られて、アスレチックのある公園に着いた。


 舞香も私も全力で遊んだ。とっても楽しかった。アスレチックの頂上には鐘がある。その鐘をカップルで鳴らすといつまでも続くらしい。私は海と一緒に頂上を目指した。

 鐘を鳴らす直前、私は海に

「いいよ。」

 と返事をした。


 聞こえたかな?と心配して隣を見ると、顔を真っ赤にした海が立っていた。


 私がからかって

「熱でも出たの?」

 と聞くと

「んなわけねーよ。」

 と海が答えた。


 私はとっても幸せだった。好きな人と付き合うことができるなんて…


 帰りのバスは海と隣の席になった。疲れていたのか海はすぐに寝てしまった。海の寝顔を見て私は幸せに包まれていた。


 阿久流中学校行きと書かれたバスに揺られながら私も目を閉じた。


 目を開けると自分のベッドに寝ていた。なんで?私は急いで記憶を辿った。確かキャンプに行っていた。

 そうだ、帰りのバスの中で寝てしまったんだ。ならなんで家にいるんだろう?


 そんなことが頭を駆け巡っていると母が部屋に入ってきた。私の顔を見るなりベッドまで飛んできた。

「どう?もう大丈夫?…熱は…下がったみたいね。どうする?学校行けそう?」

 私は呆然とした。思考が追いつかない。熱?私は熱を出していたの?

 すると母が

「でも珍しいわね。あなたが熱出すなんて滅多にないのに。しかもそれがキャンプにかぶるなんて。」

 と呟いた。

 それを聞いた途端、頭が真っ白になった。え?熱?キャンプに行けなかった?なんで?さっきまでキャンプに行ってたのに。そこで思い出した。


 私はキャンプ出発の日の朝熱を出した。丸々4日間寝込んでいたのだ。


 じゃああのキャンプは?あんなに幸せだったのに。あれは全部夢だったの?あの楽しい思い出も、海と付き合うことになったのも。


 気がついたら頬に涙が伝っていた。


 気分も良くなっていたので学校には行く事にした。


 学校までの道を歩いていると、前を歩いている子たちの楽しそうな会話が聞こえてきた。そうだ。学校に行ってもみんなはキャンプの話をするんだ。私だけ取り残さているんだ。そう思うと足取りは重くなった。


 学校に着いて自分の席に座ると、舞香と由希が駆け寄ってきた。

「もう大丈夫なの?キャンプ行けなくて残念だったね。私ね、舞香と仲良くなったの。」

「もう体はいいんですか?由希さんとお友達になれました。もしよければ三人で仲良くしたいのですが。」

 私の耳には心配されてる言葉など入ってこなかった。そのかわりにがキャンプ楽しかった話や仲良くなったなった話が入ってきた。


 キャンプに行けなかっただけなのに…取り残された気がする。みんな心配してるって言いながらキャンプの話を楽しそうにしてる。私だけのものじゃないことはわかっていたはずなのに、舞香と由希が楽しそうに話しているのを見ると取られた気がする。由希は私と仲が良いんだよ。私の友達だったんだよ。そう言いそうになるのを必死で堪えていた。


 友達も取られた。海とも付き合えなかった。受験前に楽しい思い出も作れなかった。ずっと夢の中にいればこんな悲しくて寂しい思いをしなくてすむかもしれない。


 それでも私は思う。


 こんな現実も悪くないのかもしれない。












 


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