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魔女とクルイ編3・魔女の森の決戦

 夜が明ける前に戦いは始まっていた。

 第二地域の北方面、第一の近くにはロイ、第三の近くにはレイゼ、そして中央にはナミエが陣取っていた。

 中央は塔に近く、もしも敵がまっすぐ来るならば必ず通る場所であり、ここに学校や寮もある。

 恐らく絶対に戦火が広がる場所、必死の場所、そこをナミエは自ら選んだ。

 そして今、隣にいるニッカに告げる。

「ニッカ、お前は塔の場所を知っているな?」

「はい?」

 突然の質問の意味が分からず、ニッカの声が上擦る。

 塔は学校からでも見えるのだが、森の中に入ると魔女の魔法のせいか性格な位置は不明瞭。

 しかしニッカは秘術により何度も中に忍びこみ、数多く死んでしまったものの本拠地は全て把握していた。

 唯一第四の地域だけは、火山の魔女バニラによって妨害され、かまくらのスノウを確認できなかったが。

 既に空は白んできたのか星はほとんど見えない。だがそれでも夜は暗く、森の中は危険な状況。

「場所ですか。知ってますけど、それがなんか?」

「連れていけ」

 言葉の意味が分かっていても、内容が理解できないことは多々ある。今回もそれだ。

 ニッカがいくら考えても言葉の意味が分からなかった。ナミエは真面目で賢いのに、実は常識が欠落していたのか、とまで考えてしまう。

「それって、どういう意味、ですか?」

「私の能力で奴らを分断し、あわよくば一人殺す。だから頼む、場所を教えてくれ」

 ニッカの表情が明らかに震えているのに対し、ナミエの顔はいつもと同じように、厳しい教師のものであった。

 だが、ナミエは安易に人に『頼む』など言わない。

「それって、それって……」

 震えた声は、そのナミエの決意の強さを感じ、しかしニッカが涙をこらえているからだ

「そんなの、しなくても大丈夫ですよ。きっと来ませんよ。奴らみんな、塔にひきこもっただけかもしれないじゃないですか?」

 精一杯絞り出した声は、後半はつっかえつっかえになっていた。

 ニッカの言葉も尤もだ。実際に魔女が攻めてくるのを確認したわけではない。

「構わん。場所を教えろ。そうしないと、一人でも中に入るからな」

 そう、ナミエが足を動かし始めた瞬間にニッカはその腕を掴んだ。

「なんであんたっ! そうなるんだよぉ!! おかしいよ!? 私が、私がいくらでも犠牲になるから、先輩がそんなことする必要なんて……」

「ニッカじゃ何億人いたって敵わないだろう? いや知らないが、お前の能力のことを考えても効率が良いとは言えない」

「分かってるよ自分の非力は! でも、だからって……先輩……」

「頼む、ニッカ。行かせてくれ」

 涙に歪んだニッカの目ながら、そのナミエの表情は読み取れた。

 いつものような表情、だが、少しだけ悲しそうに映った。

 ナミエだって死にたいわけじゃない。むしろ生き残りたい。

 生徒には教えていないことが沢山ある。彼女たちの将来も見ずに夢半ばで命を終えるなど、言語道断だ。

 ノアからお見合いの話も来ていた。ナミエは男性役としての性を勧められたが、ナミエ個人としては戦えなくなった後、自分が子を産みたいなどと考えていた。

 後輩のモナドとゴロロには良く飯を奢ったものだが、ノアにはその倍以上の値段を奢ってもらっていたりもした。

 戦いが終われば、休みができるだろう。学生とも教員とも旨い飯を食べたいものだ。

 だが、そんな笑顔を手に入れるには、そんな未来を手に入れるには。

「たとえば、ゴリアックが魔女七人を倒したとして、それでお前は笑えるか?」

「……わ、笑いますよ。一件落着だって、意外と大したことなかったなぁ、って、笑ってやる」

 そんなこと、本当はニッカにだってできっこない。

 自分が安全な場所で見ていて、そこから得られた勝利に何の価値があるのか。

 ただそれでも今は、ナミエのためにそう答えるしかなかった。

 拙い空言を受けて、ナミエはニッカの頬を伝う涙を拭った。

「私には無理だ。生徒を危険な目に遭わせるなどできない。お前だって同じなはずだ」

「……でも、先輩が……」

 それ以上、ニッカから言葉は出なかった。

 ただニッカを置いて歩くナミエを見て、泣きながらでも、目を擦りながらでも、ニッカは走り、その前を進んだ。

「……し、死なないで……死なないで、ください……」

「……生徒を残して逝けるか、馬鹿者」

 ニッカは、その言葉ほど拙い嘘を知らなかった。

 


「……こんな時間に起きるなんて、明日は雪でも振るんじゃない?」

 露骨に不機嫌な表情をステラは見せた。それでも付き合ってやるのはネイローに対する信頼の証だろう。

「ごめん、ステラ。でも今日は特別……」

 既にゴリアックはネイローにのみ魔女のことを伝えていた。確証はないが、かなり高い確率で戦うことになることも。

「あーはいはい、どうせどっかに運ぶんでしょ? 私は道具ですよ、最強さんのためのね」

 だるそうに眼を閉じながら手袋をはめるステラは明らかに冗談として言ったのに、ネイローはステラの両肩を掴み、その半目をしっかりと向けた。

「違う! ステラは道具なんかじゃない……。えっと、お姉ちゃんみたいな存在」

 普段よりもはっきり喋るのは、もしかしたら夜行性なのかもしれない、なんてステラは全く関係ないことを考えた。

 何とも答え辛く、ステラは頭を掻きながら目をそらして尋ねる。

「で、どこに行くの? 何しに行くの?」

 言葉に詰まった風にネイローは間を空けたが、なんとか答えを導き出す。

「……学校、忘れ物したから」

「大嘘吐いたでしょ? 忘れ物なんか気にしないくせに」

 そもそもネイローが一体どれだけ学校に行っていないか。

 じっとりと責めるような視線にネイローは再び喉が詰まった感覚がした。

 とにかく北に行けば、魔女の迎撃ができると考えたネイローの苦肉の策はあっさりと破られた。

 そもそもステラに嘘を吐こうというのが間違いなのだ。どれだけステラがネイローのことを知っているかと言えば、本当の姉妹に遜色ないほどだ。

「とにかく学校付近になんかあんのね? あー、どうせ帰りも運ばなくちゃいけないんだから、最初から正直に言ってよ。二度手間でしょ?」

 こんな時間に起こされてネイローを放置することもない、どうせ学校の近くのどこかに行きたいのを隠したのだろう、それくらいはステラにも読めた。

 だが次の答えは流石に分からなかったらしい。

「……魔女の森手前」

 ネイローが最初ステラに言わなかったのは、無論信頼していないからではない。

 魔女を倒すのは、この大陸ではステラを守るため、というか死なせないためである。そのステラを巻き込んでしまっては仕方がない。

 だが、自分がどれだけ真剣かというのを知ってもらうには、やはり話すしかない。

「……なんで、そんな場所に?」

「魔女が来るらしい。だから、迎え撃つ」

「……それ本気で言ってるとしたら、自惚れすぎ。先生がなんとかしてくれるって。寝よ」

 冗談半分、本気半分でステラは捉えた。だがネイローの真剣さは変わらない。

「そう言うなら、一人で行く」

「そう、できるものならしてみなさい」

 それに対するネイローの答えは。

 突如水が集まると、まるで激流のように窓を破り、外に流れた。

 水浸しの部屋にはステラのみが残った。

 この女子寮から北へと進んでいくと魔女の森がある。

 めちゃくちゃに壊れ、家財道具もいくらか流される壁の大穴から、水の流れが北へ北へと流れていくのが見えた。

「……目立つから私に頼んだわけね。はぁ……」

 呆れながら、ステラは服を着替え、靴に履き替えて駆けだした。




 初めの戦いが始まっていた。

「……六人の魔女、名前もちゃんと憶えてたんだぜ、俺は」

 第三の地域、大塔の魔女を前に、ゴリアックはなぜか浮かんでいた。

 魔女が塔に集まっていると聞いたゴリアックは、第二地域の塔ではなく、間違って第三地域の大塔に来てしまったのだ。

「でもなぁ、誰がどれくらい強いとかは全然知らねえんだ」

 頭を、時計で言えば七時の位置に傾いて、体はふわふわと三時方向に流れている。

「それくらいはすぐに覚えた方がいい。というか、覚えられないのは異常じゃないか?」

 トウルは至極当然のように言う。

 その空間は、大塔の一階広間は既に魔女たちが会議していた時と様相が全く違っていた。

 まるで星空、壁も天井も黒塗りにところどころ星のようなものが瞬いている。

 そして部屋のあちこちには先ほどまであった円卓やブラウン管が浮かび、そしてトウル自身が緑の座布団に乗ってふわふわと浮かんでいる。

 そこで、湯呑から茶をすすりながら、トウルは穏やかに呟く。

「名前をちゃんと憶えていたとはいえ、詳しい話は知らないだろう? 我々は二人一組の君達を見て、ちゃんと自己紹介をするようになったんだ。だが、教えていないこともある」

 興味深そうな、楽しげなトウルと裏腹にゴリアックは訝しげで退屈そうな顔をしている。

「君のように一人で訪れた勇敢な者に限り、我らの中で使っている色と称号を教えるのだ」

「どうでもいいんだけど、真面目に戦わないか? 話ばかりされると、萎える」

 ゴリアックがはぁー、と深い溜息を吐く。だがトウルはそれも意に介さない。

 よく見れば、二人の長い髪もそれぞれが別の方向に引っ張られるように浮かんでいる。

「黒の魔女『最強のトウル』、それが私だ」

 純白のスノウ、と比べると、自己紹介に自信があるのも頷ける。

 七人の魔女の中で、最強を冠する女、ゴリアックはつい目を見開いた。

「最強、お前が? お前が一番なのか!?」

「いや、私はこの場でのみ最強なのであって、序列一位は別にいる。私は二位だ」

「なんだよ、期待させやがって……」

「戦う上では、私は最強だぞ?」

 ガッカリさせないつもりでトウルは付け足したが、それでもゴリアックのつまらなさそうな顔は変わらない。

「私が相手では不満か?」

「生憎、俺も最強だからな」

 直後、ゴリアックの頭が爆散した。



 ナミエとニッカが塔の前に辿り着いたと同時に、狂気に蝕まれたアリアンナが森を彷徨っていた。

 鏡の中から瘴気の風を浴びたアリアンナは、その名状し難き異形の存在の視線を常に感じるようになってしまい、ついに正気を失った。

 平静を保てない彼女の精神状態は治ることがあればよいが、治らないとすれば、それは死んだ方がマシなほどの苦痛である。

 そんなことは露知らず、ナミエとニッカは塔近くの茂みに身をひそめる。

「ここが塔か。実際に来るのは初めてだ」

「……私も、これ以上近づいたことはないっす」

 塔の入り口はシャッターのように上下に開く扉になっているらしい。

 瞬間、夜が明けた。

 自動で開いた扉から見えたのは真っ赤な髪とビキニ。

「よぉ~っしっ! 学校に行こう!」

 真っ先に飛び出したのはキルとジーのように一人で踊るバニラ。

 次に二人で手をつなぎ踊るキルとジーは赤と黄色のコントラストが華やかだ。

 後には巨大な人型機械に乗り込んだノーベルは、その茶色い巨体で大きな音を鳴らしている。

最後にスノウとヴィーが並んで出てきた。白い髪と日に映える紫髪のヴィーは、また不思議な印象を与えた。

 そして、ナミエはヴィーと目が合った瞬間に一人飛び出し、大剣を十本降らせた。

「大結界・オブソード!!」

 六人を囲むように大剣が出ると緑色の光が六人を包む。

 その状況でただ驚くノーベルと目をぱちくりさせるだけのバニラ以外の四人が鋭い瞳でナミエを射抜いた。

「待ちなお前らっ!」

 ナミエが六人に面すると同時に、演技のような喋り方のバニラが魔女の列から出た。

「ここは……ここは俺に任せて先に行け!!」

 言った瞬間、バニラは右手を挙げてガッツポーズをとる。

「くぅ~、燃えるぅ~」

 ただ、それだけ。

「それで、どうするのぉ? その眼鏡(ヴァ・ヴァア)ぁを」

 特に婆の部分の発音を強め、ヴィーが疎ましげに尋ねる。

 他の魔女とてナミエに向ける強い殺意と魔力の波動は、生徒同士で争ってきただけではない海千山千の古強者であるナミエすら、恐怖に汗を流させた。

 それなのに、能天気な魔女一人の態度はその全てを打消すほどに場違い。

「言ったろ、俺に任せて先に行け、ってな!!」

 それだけ聞くと、ヴィーは諦めたらしく、先ほどの殺気はどこへやら、軽くノーベルのロボを叩いた。

「そう、じゃベルちゃん隊長、あとの指揮はしくよろ~」

『へえっ!? 私が隊長なんですか!? いくらなんでもそれは……』

「作戦を考えるなんてぇ、私とあなたしかいないでしょぉ? 私、そんなだるそうなのパスぅ」

 そう言われてみれば、最初からこのメンバーを率いることができるのはノーベルだけだったのかもしれない。

『……では、いざ進みましょう!』

 豪快な音を立てて動き出す人型ロボは、結界にぶつかり思い切り転んだ。

「……ノーベル、間抜け」

 スノウが大剣のいくつかを氷に変えると、結界は壊れた。

「くるくるくるー!」

「ころころ」

 はしゃいでくるくる回って進むジーに、それを宥めるようなキル、開いた結界から真っ先に出た二人だが、その方向は明後日。

『あぁっ! キルさんジーさんどっちに行っているんですか! っていうか私の後ろに……』

 当初の計画では南、と散々伝えたはずが、二人は手を繋ぎ回りながらまっすぐ東に進み始めている。

 慌てて動き、ふらふらのロボを見て、ヴィーも溜息を吐く。

「ここで留まるのもよくないんじゃなぁい? 私も抜ぅけた」

 次にヴィーが結界の位置から外に出ると、残りの魔女を見る。

「結界・オブソード!」

「何を、うわ! ちっさい結界もできんのか!?」

 一瞬バニラの動きを封じたと同時に、ナミエはヴィー、スノウ、ノーベル三人の中心地点を狙った。

「大爆破・オブソード!!」

 技名を聞くだけで、それが何を表すか分かる。

 ヴィーは突如足が脛の部分からぐぅん、と伸び遥か南西の方角へ上半身を運ぶ。それは回避と同時に大幅な移動である。

 一方スノウはノーベルのロボに掴まれ、そのまま高く高く飛び去った。ほぼ垂直とはいえ、徐々に南に移動しながら下りればこの場からは離れることができる。

 キルとジーは既にどこにいるかは分からない。

 ナミエの前には、結界の中のバニラしかいなかった。

「先輩、信じていますよ! 私は他の方に専念しますから」

 ニッカは言うと同時に、結界に銃を向ける意味がないので、ただナミエを信じ走った。


 南に行かず、東にそれてしまったキルとジーは、既に第三の地域に入ってしまっている。

「くるくるくるるーん!」

「ころころ、たくさん殺せるね!」

 互いに笑顔を向け合うも、キルの巻き髪に火花が散った。

「……ころ?」

「くる! 来る!」

 木の上には、迷彩服を着て、ワンレンズ眼鏡を装着した黒髪の女性がいた。

「双子の魔女、先輩のためにも、生徒のためにも――この大陸のためにも! これ以上進ませるわけにはいかない!!」

「ころころ」

「くるくる」

 二人は楽しげに、しかし『まるでわかってねえなあ』なんて言い出しそうな顔で腕を組んで頷いていた。

 雷が落ち、そのニッカは木とともに消し炭になった。

「ころろー!」

「くるるー!」

 互いにハイタッチをする魔女、今度はジーのポニーテールに火花が散った。

 二人既に視線は憎悪に満ち満ちている。

「二人の魔女よ」

 二人目。

「魔女は六人いたな」

 三人目。

「私は何人いると思う?」

 四人目、からこの場にはざっと三十人が現れた。

 全てのニッカが銃で狙いを定めると同時に、キルは妖しげな笑みを浮かべた。



「ふぅん、学校、学校ねぇ。どっちかしらん? 参ったわねぇ、もう帰ってお肌の手入れして眠っちゃおうかしらん」

 普段なら寝ている時間、とヴィーは眠そうに欠伸をした。

 魔女のヴィーは睡眠を必要としないし、魔法によって美容健康も保たれている。それでも規則正しい睡眠をするのは、少しでも美しさを得るため。

 今も本当は帰りたいのだが、それでも魔女としての連帯感はバニラ程ではないがある。無論、敵を殺す気だって。

 位置的にはロイが近いが、その前に影が訪れる。

「……帰っていただけるというのなら、是非お帰り願おう」

 ヴィーの前に、黒い死神が降り立った。

「生憎だけどぉ、私、他人の言うことを聞くの嫌いなのよぉ」

 不機嫌な表情のヴィーから、毒々しく赤い舌が紫色の唇を拭う。

「不届き者……死を司る神の力、このサイズオブイモータルの演舞を垣間見せよう」

 赤い鎌が朝日に照らされる。

 それすらも、ヴィーは微笑を湛えて見た。

 「紫の魔女、序列四位の『妖艶のヴィー』よん。美しい姿をみせなさい、さもなければ、殺すわ」

「我は死神! サイズオブイモータル! 下賤な魔女よ、その身に我が鎌を味わうがよい!!」



 高く空を飛んだノーベルとスノウは飛んでもない物を目にした。

 空から隕石のように飛んでくる、傷だらけの黒い飛行物体。

 魔皇デビル、それは魔女の大陸に向かってきていた。

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