表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アキザクラ  作者: ゆずの香
第一章
1/49

プロローグ

小説を書くのは全くの初心者ですが、最後まで精一杯書き続けますので応援宜しくお願いします。




秋になると思い出す

幸せだったあの頃と

それがはかなく消えたあの日


いつまでこの長い道は続いているんだろう


貴方に逢うまで、私は知らなかった

本当の人生を

本当の私を・・・




ピピピッ・・・

目覚ましを止めると、自分の寝起きの悪さに文句を言いながらのそのそと仕事の準備を始める。

軽く朝食を済ませ、パーマの取れかけた髪を、頭のてっぺんで団子にする。

軽くファンデを乗せて外に出ると、真新しい制服に身を包んだ学生が目に入り目を細めた。

「まぶしいっ・・・初々しいなぁ。」

ポカポカした陽気の中、腕時計を確認して歩く足を速める。


歩いて5分もすると、私の職場「熊田歯科医院」に到着。

一番下っ端の私は、中に入ると白衣に着替え、早速準備を開始する。


「おはようございま~す。美沙(みさ )ちゃん相変わらず早いね~!」

明るい口調で、2年先輩の朽木友香(くちきゆうか )さんが入ってきた。

「おはようございます!友香さんに負けられませんから!」

友香さんは明るくて優しい、お姉さんみたいな存在。

歯科助手である彼女はこの歯科の受付嬢であり、看板でもある。

患者さんにも好評で、お年寄りから子供まで皆に好かれている。


下っ端と言っても私ももうこの春で2年目、慣れた手つきで診療の準備をしていく。

しばらくすると、もう一人の女性スタッフが出勤・・私は彼女が苦手だ。

「佐伯さん、おはようございます。」

「おはよう~。」

そっけない挨拶も慣れた私は黙々と作業再開。

彼女、佐伯藤子(さえきとうこ)さんは31歳の歯科衛生士で私の指導係。

なんで苦手って、キツイ目つきと口調で、優しいとは程遠い指導だから。

何度彼女に泣かされたことか・・・まぁそのお陰で今の私があるんだけども。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ