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第二話 余韻

この小説かなり誤字、脱字が見られる可能性があります。

「もう嫌だよ、痛いのは・・・もう嫌だよ。」

 ある十五歳の少女は竜介と同じ部屋で十字架のようなもので両手と足をきつく縛られ吊らされていた。その少女の背中には、黄色・オレンジ・青・黒の色とりどりの蝶の羽らしきものが背中から腰までに生えてる、少女の髪の色はオレンジ色で目の瞳は青色だった。その美しい少女の体には火傷のような傷が無数にある、少女の目にはまるで命乞いをしているかのようなまなざしを正面の窓に向けるその窓の奥に、迷彩柄の服をきた四十代の男がいた。その左にこの研究所の管理人である貞夫がいる。

「どうですか?これなり安く売れますが、宮木大佐殿」

「確かにこれは、すごいが、あれは、はまだ買えないのか?」

「あ、あれは、まだ実験する価値があるものなので」

 と冷たい表情をしながら言った

 宮木は少し渋い顔をした。宮木はという男は、怪獣を殺すために国連から公式に創られた対特殊生物自衛隊、通称、特生自衛隊の大佐である。特生自衛隊は作られたのは一九六六年であり後のGフォースの基本でもある今は第二日本軍とも言われている組織である。

「宮木大佐どうですか」貞夫はゴマをするかのように宮木に尋ねる

 こ隔離エリアはここの研究所で実験体の生物兵器を作りその実験体をを軍に売るいわゆる人身売買のようなものだった。

「貞夫博士、確かにこれはすごいが実際どれくらいの値がつく?」と質問されるそれに対し貞夫は、右指の一指し指で自分のほをかく

 それほどいいづらい値なのだろうか、すると貞夫は左指で二をだす

 それを見た宮木は、「二百万か?」という、すると貞夫は首を左右に振る

「まさか、二千万か?」と貞夫にに問う、すると貞夫は首を縦に振る、宮木は、はぁ、とため息を尽き

「わかった、考えておく」と貞夫に告げる。

「そうですか、わかりました。」

 宮木は手荷物を持ちこの部屋から出る、貞夫は、見送ろうと彼を玄関まで送った。

 すると宮木は途中で止まる、

「どうしたのですか?」

「貞夫博士、あなただけには、お伝えしとこうと思ってな」と宮木が貞夫の耳元に近づきこう囁く

「ロシアの艦隊に動きがあったそうだ。、詳しいことは分からないが国連の奴らは少々慌てているらしい」貞夫は、耳を疑った。

「それは本当ですか?」

「わからん、あくまで噂だからな」

 すると宮木は貞夫の左肩に手を置く

「この話はくれぐれも内密で頼む余計な騒動をおこしたくないからな。」

「わかりました。」

 宮木は、この研究所の出口で靴を履き、バックを持ち

 帽子を被り貞夫に

「いいものを見せてもらったよ」と言い目の前の自動ドアの方へ行く

 すると外は、かなり曇っていた。

「これは、一雨きそうだな」宮木は急ぎ急ぎに自分の

 車を止めてある駐車場へと行き車に乗りそのまま研究所を出た。













 あのとき信頼した俺が悪かったのか?なんで?危害を与えないと言ったはずなのに・・・なんで?


 その時、体一面に火傷のような跡が出来ていた。竜介は両目を鉄の輪みたいな奴に隠されたいた。だから竜介には何も見えないでいた。なにも見えないが、今、自分がどういう状況だけは分かっていた。竜介の周りには防護服を着た複数の人がいてその防護服を着ている人たちの両手には槍状のものを持っていた、その槍の先端はU字に曲がっている、それを竜介の体に近づけると先端に電流が走る、その電流が走ったまま竜介の背鰭の生えている隙間を突くと竜介に激痛が襲う、竜介は抗うことは出来ない両手は鎖でつながれていて膝ま付く状態でただ激痛が襲う。その痛みはなんとも言えない、そしてこれを何回も何回も続ける。まさに生き地獄だった。そのために体中火傷が出きていた。何故、槍状にしているのかは、あくまで危険を配慮し出来るだけ距離を長くして拷問するためだった。

 その火傷の後はしばらくすると無くなっていき痛みも感じなくなる。それと同時に微かに話し声が聞こえる、だが竜介の意識は朦朧としていて話している内容までは聞けなかった。

 だが、この時、竜介の感情は恨みへと変わっていった。

 もう誰も信頼しない、山根隆二が放った、敵では無い、と言う言葉は嘘だった、本当は俺を軍事的目標に使いたいだけなんだろ、竜介は絶望するしかなかった。

 軍事的目標?竜介はその言葉を無意識に言ったことに気づいていた。

 そもそも、なぜあの状況で軍事的目標と言うワードが出てきたのか、今思えば不思議な話だった。

 そして今考えれば竜介はここに来てから以下の記憶がない、なにも思い出せないのだ。

 意識が朦朧としているなかでも電流による拷問は、続いた。

 ただ痛いそれが永遠に続いた。

 前は何も見えない視界は真っ黒だった。

 しばらくすると竜介は気絶するも。何も聞こえない、聞こえるのは静寂の中の耳鳴りだけだった。

 この拷問は数日前から始まっていた、その拷問の方法は様々で小型のチェーンソーで体を切られたり、同じように電流で痛めつけたり、時には竜介の膝に何発も銃を撃ったりした。

 これらは、竜介を実験しているようだった。

 あれほど傷つけたのに竜介の体の傷が少なかった、一瞬激痛が走りしばらくすると痛みは感じななくなった、それは膝などの時も同じように膝に銃弾が撃たれた時、一瞬激しい痛みが襲うが数秒もしない内に痛みが感じなくなったり銃弾が当たった感触はあるも痛みは感じないこともあり弾いたような感覚だった。

 竜介はただ、苦しかった。

 ただ助けを求めた。

 着てくれないと分かっていながら。



















 もう痛みは感じない、しかし、余韻を感じる。

 目の前は真っ暗で未だに両手と足首を固定されて両膝を付けたまま身動きが出来ない。

 静寂の中、ピーーーという耳鳴り以外何も聞こえず人気も感じられない孤独の空間。

 そのうち竜介の中には寂しさと似た感情が押し寄せる、しかし今思えばこの思いをしたのはこれが始めてではないように感じた。

 むしろ懐かしくも感じた。


























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