お年頃
私は気づいてしまった。
私は、
自分が思っていた以上に
自分が嫌いで
憎くて
壊したくて
私には
もうすぐ3ヶ月になる
彼がいる
生まれて初めての
長身で
運動ができる
人気者
憧れだった
ひょんなことから
付き合うことになった私たちは
少しずつ
少しずつ
距離を縮めて
お互いが
お互いの
安全基地となるまでには
なれたのではないかと思う
この人と
結婚したい
とまで思うほどだった
しかし、
彼の一言で
自分の存在に
自信がなくなってしまったのだ
落ちこんで
落ち込んで
落ち込んで
心の底で
たいいく座りできるくらいに
深く沈んだ
その世界は
私が
まだ見たことのない
味わったことのない程の
不安と
恐怖
底を突き抜け
潜っていくと
自分の見たくないところが
どんどん
どんどん
顕になって
何も
見たくない
何も
聞きたくない
全てを塞ぎ込みたい
いっそ
忘れちゃえばいいんだよ
一緒に
笑ったことも
起こったことも
喧嘩したことも
出会ったことさえも
全部
果たして
忘れられたら
幸せなのか
無かったことにするのは
悲しいかも
せっかく出会えた運命なのに
どんな人でも
出会った1人1人
意味があって
めぐりあってるんだと思う
出会った人みんな
自分自身を
完成形に
近づけるための
パーツ
彼から
そのパーツが
たった1つ
消えるだけ
たった一つだよ?
彼にとって
私の存在が
どのくらいだったかは知らないけど
ずっと一緒にいたい
そんな私のわがままが
私自身を不安にさせて
彼を困らせ
自分を傷つける
彼は
困ってないと言うけれど
自分が納得出来ない
疑ってかかってしまう
性格なのだ
一緒にいたいと
願うことは
ダメなことなのかな
死ぬまでこの人と過ごしたいとは
思ってはいけないの?
誰しも
1度は
思ったこと
あるんじゃない?
私はずっと一緒にいたい
すごく重い奴なのは
重々自覚して言うが
来世でも
巡り会いたい
そのくらい好き
付き合って3ヶ月で
こんなになるんだから
この人が相当魅力的だったか
めちゃくちゃ私が
軽い女だったか
嫌われたくなくて
嫌われたくなくて
なのに
矛盾だらけの行動を
とってしまうような
そんな
お年頃なのかな
彼女が
今後どんな人生を歩む事になるのか
楽しみ楽しみ