Night of a neon lamp of manhattan.
なろう作家ってなんだろうと思いなんとなく書いてみました。暇つぶし程度にやっていきます。
国語力は低いので誤字やらおかしなところがあるかもしれませんがお酌み取り下さい…
サブタイトルもかなり適当です…英語苦手です…
第1話 アビーの夢。
少年は地に立つ。
それは聖なる地。彼の丘に霧に霞ながら、太陽は昇る。それは聖なる夜明けか常闇の幕開けか。
西暦30年、1世紀、エルサレム。
そこに立つ歪な少年。
それは歪としか形容しがたい、そのひょろりとした後姿に目深のフードの黒いパーカーが腰に張り付いている、汚れ煤けたズボンもこの時世のものとは絶対に言えない。
だが少年はその地に立っていた、朝焼けをただひたすら見つめている。
まるで、遥か先の未来から来たような…
少年は息を吐いた、風に吐息は流される、そして大気となりいずれかは全てに混ざり雨になるのだろう。
少年の右手に何かが光った。
それは日の光に反射して金色を跳ね返す鎖のついた金砂色の精密な懐中時計であった。
そしてもう一つ何かが握られている。
それは懐中時計よりも一回りも二回りも小さい…コインペンダントであった、だが形は少年のように歪だ、コインのような丸さはなく、うねるように円を描き、中央に魚の絵が鋳られている。
遥か先の遥か先を少年は見ていた、そして、音もなく、少年は消えた。