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上内司法 06

 オリヒメさんに自宅の位置を教えてもらうという赤っ恥をかいてしまった以上、これから当分の間はオリヒメさんに頭が上がらないだろうなと考えつつ家に到着。

 よくよく考えてみれば、昨日、朝食を食べてから何も食べていない。

 空腹は対して感じていなかったが、詰め込むように食パンを口に入れた。

 これで少しは体力が回復するといいんだけど。

 僕としてはこのまま寝てしまいたかったが、そう言うわけにもいかない。

 やらなければいけないことは沢山ある。

 まずは確認。

 帰る途中、イマダさんの自宅に確認したところ、一昨夜、八時頃イマダさんはようやく帰宅、その後、いくつか荷物を抱えて、ユラ先輩と一緒に出かけたらしい。

 イマダさんが言うには、誰かから連絡されたらしい。

 それに対してユラ先輩は流石に一人で行かせるのは危ないと、ついて行ったらしい。

 聞き出せた、というより本人たち以外が知っていたのはこれぐらいらしい。

 実の娘が死に、もう一人は行方不明だというのに、電話の応答をしていた母親の反応は淡白なものだった。

 分からなくもないが、あまりいい気分ではない。

 でも、今そんなことを気にしていても仕方ないか。

 呼び出した人間というのは、どう考えたって犯人だし、そっちを気にするべきだ。

 まぁ、現段階で考えるのは一人ぐらいしかいないんだけど。

 僕が考えているのは、僕の思っている殺害方法をとった理由と、その証拠。

 動機は……この学校にいる大抵の人間なら理取未に対しては考えるまでもないことだ。

 だから、証拠。

 立証の裏付け。

 あの人相手なら、論理だけでも潔い反応を取ってくれそうだが、ここは念には念を重ねたい。

 凶器は間違いなく回収されているだろうし、アリバイは無いだけで証拠にならない。

 でも、あの人しかいない。

 あの人しか犯罪不可能なのだ。

 もちろん外部犯の可能性を抜けばの話だが。

 外部犯の可能性を考えるのは……警察に任せよう。

 僕はあくまで素人だ。

 探偵ごっこをしているだけ。

 犯人を見つけても、逮捕は出来ないんだし。

 そんな事を言っていては、証拠も何も必要のない、ということに帰結してしまうんだが。

 それでいいのだろうか?

 別に本腰入れてやっているわけではないので、曖昧だ。

 まぁ、家の中に引き籠っていても仕方ないか。

 証拠を見つけるにせよ、証拠なしに迫るにせよ外に出なければ始まらない。

「とりあえず、学校にでも行ってみるかな」

 もう一度全力疾走するのは勘弁したいが、あそこが現場である以上、あそこに行かなければ何も始まらない。

 証拠が見つからなければ、その場で言葉巧みに頑張るしかないだろう。

 自信ないけどね。

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