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26話
C支部、とある寮の一部屋にて。
「さて、僕らも明日からは、A支部に交換派遣だ。気を引き締めて行こうじゃないか。ねぇ、裕騎」
「主の仰せのままに」
そう言って、片膝を付き、中世の騎士のような忠誠のポーズをする。
「何度言えば分かるんだい?僕は、キングであって、クイーンでもあり、ポーンでもある。だから、キングとだけ呼ばれる筋合いは無いと言っているだろう?」
いつものことを口にした後、キングは言う。
「今回は、リーヴァ君がこちらに戻ってくるようだから。サーリャとクロー。僕のビショップとルークにここの守りを任せるとしよう。リーヴァ君と力を合わせれば、大抵の幽賊害蟲は、倒せてしまうからね」
そう言いながら、まとめた荷物を持ち、立ち上がる。
「おっと、これを忘れてしまうところだったよ」
そう言いながら、キングの駒と一枚の写真を手にした。写真には、二人の少女が写っていた。裕騎は聞いた。
「そういえば、その写真。妹さんっスか?」
その問いに対して、キングは笑って答える。
「僕の妹じゃないさ。まあ、そのうち分かることだよ」
キングは、写真をポケットにしまうと、荷物を持って魔装空挺へと乗り込んだ。
「さあて、新しい物語の幕開けだ」
キングは、にやりと笑った。




