閑話休題 登場人物紹介 ①
第3章に突入する前に登場人物の紹介です。
●袁術公路・・・もと後将軍(現在は剥奪されています)袁家の家督を母違いの兄である袁紹本初と争う。戦争が嫌い。兵を率いるのも嫌。そんな野蛮なことは名門である袁家がやるべきことではないと考えている。純粋に政治家として政に係わりたい。若い頃はふらふらしていて侠のひとりとして呂布や紀霊などと親交を深めた。現在の正妻との間に娘がいるが、戸籍上では存在しない隠し子もいる。司徒である王允の孫、王耀のことで経緯は現在不明。呂布の娘である斗とは許嫁の関係。
●紀霊・・・洛陽脱出時からの仲間。呂布との一騎打ちでは引き分けたこともある。現在は袁術軍唯一の騎馬隊を率い先陣を張る。
●張勲・・・洛陽脱出時からの仲間。その時の代償として右腕を失う。現在は袁術軍の殿を務める。袁術軍きっての戦上手と関羽は目をつけている。
●橋蕤・・・洛陽脱出時からの仲間。その時の代償として左目を失う。紀霊とともに先陣を率いる。味方にも厳しく逃亡を図る兵は容赦なく督戦し斬ることで恐れられている。
●陳紀・・・洛陽脱出時からの仲間。旗本を率い、袁術の身辺警護に日々あたっている。
●雷薄・・・南陽旗上げから帰参。弓兵を率いる。寡黙。
●楽就・・・南陽旗上げから帰参。荊州北部では名の知られた士だと言われているがあくまで自称。最近ボロが出てきた。
●李豊・・・南陽旗上げから帰参。汜水関の戦いにおいて、玉璽を携える使者、劉和を趙雲に託す。
●梁剛・・・南陽旗上げから帰参。潁川の戦いの時は南陽に残り城代を務めた。
●陳蘭・・・南陽旗上げから帰参。明朗な性格で部下からも慕われている。
●楊弘・・・南陽旗上げから帰参。武芸でも用兵でも陳蘭より上だが酷薄な性格で兵からの信頼は薄い。
●閻象・・・南陽旗上げから帰参。袁術の伝令役。「いけませんな」が口癖であらゆることに難癖をつける。
●劉勲・・・寿春旗上げから帰参。洛陽では袁術とよく揉めていた侠の一団の長。野心があり約定を反故することも度々。汝南に砦を築き五千の兵を養っていた。
●田豊・・・袁紹のもとに密偵として入り込んでいる。現在は袁紹軍の参謀。
●魯粛・・・王耀の相談役として長安に遣わされた密偵。徐州刺史である陶謙からの推薦で袁術に仕えることになった。
●戯志才・・・潁川出自の参謀。地元を救うため袁術に味方し、八門金鎖の陣を張勲に授ける。
●徐庶・・・戯志才の弟子。
●荀彧・・・潁川に住む無官の徒。名門荀家の麒麟児。袁術と袁紹の仲介役として活躍。しかし本人は帝のもとにしか仕えないことを明言。
●凌操・・・紀霊の副将。武芸の腕は袁術軍一と関羽に目をつけられている。
●韓胤・・・袁術の側近。諸国の事情に通じている。他人との直接の交流は苦手。袁術もその笑顔を見たことは無い。
●韓浩・・・潁川の戦いでは南陽に残った袁術軍の重臣。
●荀正・・・潁川の戦いでは韓浩とともに南陽に残り梁剛を助けた。




