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閑話休題  登場人物紹介 ⑥ 曹操編

曹操軍の紹介です。

 西暦194年 興平元年


 ●曹操そうそう・・・あざな孟徳もうとく 【三十八歳】

官位:兗州牧  本拠地:兗州・東郡  兵力:十万  愛馬:絶影

 父は宦官の養子。小柄だが武芸全般、または機略に長ける。

 袁紹の陣営の門番的な役割で東郡の太守を務めていたが、兗州に侵入してきた百万の黄巾の徒を退け、確固たる地位を築く。

 冀州の袁紹が北の公孫瓚攻めに時をかけている間に徐州、豫州を平定しようと試みたが、朋友の張邈に裏切られ滅亡寸前の憂き目にあう。

 現在の曹操の領土は兗州の一部(東郡)と豫州の潁川。飛蝗の天災をしのぎながら起死回生の一手を目指す。

 血筋や家柄だけで能力の低い人間の下にいることを極端に嫌がり、鬱積した政治のあり方にも閉口している。革新的な性格で、器量のある者が効果的な仕事をこなせる社会を望んでいる。

 敵陣に埋伏させ、劇的な場面で離反させる策を好む。

 袁術、張飛とは和睦中。


 ●荀彧じゅんいく・・・字は文若ぶんじゃく 【三十一歳】

 潁川の名家、荀家の家督を継ぐ。清流派筆頭。

 曹操軍の西方面の軍師。

 皇室が国の象徴であり続けるべきという信念のもと、潁川に献帝を迎え入れ新しい政治を目指し、曹操に協力することになった。

 曹操、袁術が手を取り合ってまつりごとを行うことを望み単独で和睦交渉に向かう。袁術軍と曹操軍の衝突が重なり捕縛されることになるも、袁術相手に志を熱く語った。


 ●夏候惇かこうとん・・・字は元譲げんじょう

官位:豫州潁川太守  

 曹操とは血縁関係。

 曹操軍の西面総大将。

 義を重んじる性格で誰からも信頼が厚い。

 袁術から離反した韓浩を自ら兵を率いて救い、捕縛された荀彧を救出すべく陣頭に立つも左目を射抜かれ、最後は程普に捕らえられる。

 折りしも飛蝗の襲撃があり、捕縛から逃れた。


 ●夏侯淵かこうえん・・・字は妙才みょうさい

官位:兗州東郡太守

 曹操とは血縁関係。夏候惇とは従兄弟。

 兗州の守りの要。張邈の反乱に対し、見事に東郡全滅を防いだ。

 

 ●程昱ていいく・・・字は仲徳ちゅうとく 【五十七歳】

 張邈戦の軍師を務めることになった。

 もとの名はりつ。太陽を掲げて泰山に立つ夢の話を曹操にし、改名を命じられた。

 陳宮の攻め手を看破し、みなとの渡しを切って東郡東阿を守りきった。


 ●郭嘉かくか・・・字は奉孝ほうこう 【二十四歳】

 潁川の生まれ、戯志才の推薦で曹操に仕えることとなった。

 天性の天邪鬼で他人から命令されることを嫌う。また、頑なに皇室中心の政治を説く荀彧を嫌う。

 対袁紹戦の軍師に抜擢された。


 ●于禁うきん・・・字は文則ぶんそく

 漆黒の鎧に身をまとう。

 もとは鮑信に仕えていたが、攻め寄せて来た黄巾の賊徒に討たれ、援軍に来た曹操に仕えることとなる。

 徐州に埋伏され、俌陽の戦いでは効果的に離反し、張闓の首を獲った。

 徐州撤退の際には楽進とともに殿しんがりを務めた。

 呂布との戦いでは薛蘭を討つが、突撃してくる呂布をさばききれずに右腕を斬りおとされた。


 ●曹仁そうじん・・・字は子孝しこう  【二十六歳】

 曹操の従兄弟

 徐州攻めでは騎兵を率い武功をあげた。

 また徐州撤退時にも騎兵を率いて退却の先手を務めた。


 ●曹洪そうこう・・・字は子廉しれん

 曹操の従兄弟

 徐州撤退時には虎豹騎を率いて先行し、東阿を攻めていた張超を討った。また、呂布との戦いでは李封の首をあげている。


 ●楽進がくしん・・・字は文謙ぶんけん

 徐州撤退時には殿を務める。

 呂布との戦いでは左耳を斬りおとされながらも一歩も退かず呂布に名乗りを許された。


 ●典韋てんい

 もとは張邈旗下の趙寵の部下。

 趙寵が呂布に斬られたため張邈の陣営を去り、敵討ちで呂布を狙う。

 小刀を投げ、武芸達者だが盲目。李典という児に狙いを教えてもらいながら戦う。


 ●許褚きょちょ・・・字は仲康ちゅうこう

 汝南の流民を率い、五黒風の一角を担うが、孫策との一騎打ちに敗れる。

 後に曹操軍に加わり、潁川の張済の陣に埋伏され、潁川攻略に活躍する。

 夏候惇から潁川の城の警備隊長に任ぜられた。


 ●曹昂そうこう・・・字は子脩ししゅう  【十九歳】

 曹操の長子。

 汝南での孫策との戦いでは、袁紹の長子である袁譚とともに周昕の援軍として布陣。豫州刺史の座を狙う曹操の策略によって戦わずに敗走。


 

 

 

 

次回は最期の紹介になります。

他勢力の有名どころの紹介です。

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