プロローグ
また厨二病をこじらせた作品です。
今回は設定のブレを最小限に止めて、しっかりした作品を書こうと頑張ります。
拙い文章ですが、最後まで付き合って頂ければ幸いです。
幽霊や妖怪………いわゆるオカルト的な存在を信じている人はいるだろうか? 平安時代頃ならば、オカルトは普通に信じられていた。何よりそれが普通だったのだから。
だが今は平成、科学技術は日々進歩し、そんなものは忘れかけられている。せいぜい古い伝承やうさん臭い怪談で語られている程度だ。
ではオカルト的なものは実在するのだろうか? もしいたとしたら大変なことだ。人類への影響は計り知れないだろう。
人と仲良くするものも中にはいるだろう。だが大抵の場合、今まで伝えられているものは、人に危害を加えるやつが多い。当然オカルトに対しての治安対策もしなくてはならなくなるだろう。
しかしそれは警察だけで間に合うものなのだろうか。ハッキリ言って無理だろう。オカルトの話が本当ならば、霊など実体の無いものもいる。それに当然人間よりも力は強いのだ。要するに、対オカルトに特化した集団を警察とは別に作らなくてはならないという話だ。
『対オカルトの集団を作ります。皆さん来て下さい』と言って人々は集まるだろうか? 答えは否だ。どこの誰が好き好んで得体の知れない化け物共と関わり合いたいと思うだろうか。
ではどうするか……。
法律を制定して対オカルト集団に入ることを年齢で義務化するか? それでは無理だろう。そんなことをすれば、誰も国を信用しなくなるだろう。兵役が義務付けられている国は少なくないが、日本は国民の力が強い。そんなことを肯定する議員は選挙では一票も入らないだろう。ではどうするか。
答えは簡単だ。
合法的手段が駄目なら、非合法的手段で無理矢理かき集めればいいのだ。
借金に追われた家族から、一人の子供を代償に借金帳消しにすればいい。刑罰の一つとして、罪人にやらせればいい。
あくまでもこれはもしもの話だ。だけど、もしこれが現実だったら………。
一人の高校生が、オカルトの世界に入っていく。
これは、そんな物語。
これは毎週日曜日に投稿しようと思ってます。
ただ、リアルでは約束が守れないことで有名なので、このまま続けられるかは……いや、続けられるように頑張ります!
また、爺さんがこの作品の外伝を書いてくれました。そちらも日を追って投稿します!