一衣帯水
――人は生まれながらにして二つの世界に生きる――平安の頃、対の世界に意識を飛ばし、そこへ存在する自らを操作する方法を見出だした靱代家。闇の中で“ウルク”と呼ばれる対の世界の鬼の手から人々の命を守ることで繁栄してきた血筋は、槹也のまだ幼い時、完全に絶えたかと思われた…。そして現在。高一になった槹也はウルクを殺すためだけに生きていた。二つの世界の境界――一衣帯水――に位置する少年はこの世界と対の世界を行き来する。
序
2006/06/28 22:16
壱:始まりの夜
2006/06/28 23:12
弐:少年
2006/07/01 09:01
参:面と月
2006/07/01 09:31
泗:奈瑞菜
2006/07/01 18:32
伍:尼僧
2006/07/02 09:26
禄:血塗られた歴史
2006/07/02 12:27
漆:雲は自由と言うけれど
2006/07/04 20:19
捌:異端な者達の名を
2006/07/07 17:44
仇:神無京
2006/07/16 21:16
拾:舞う者
2006/07/17 21:15
拾壱:香弥
2006/08/01 22:03
拾弐:多梅
2006/08/09 20:39
拾参:夢と対の世界と
2006/08/12 22:54
拾泗:過去
2006/08/15 18:55
拾伍:逢う
2006/09/07 18:52
拾禄:偃月を治める者
2006/09/13 19:32
拾漆:対話
2006/11/23 21:39
拾捌:奇襲
2006/12/10 12:24