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異世界合宿サバイバル ー チートお嬢様たちに溺愛された日陰少女のハーレム異世界復興譚 ー  作者: こみやし
02.森林村開拓編(仮)

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02-34.作戦会議




「そろそろ次のフェーズへ移りましょう♪」


 今日は久々の作戦会議だ。村が少しずつでも形になってきた今、そこに住まう人々を招くべき時が来たのだ。


 最近は子供達との連携も順調だ。人が増えればトラブルも増えるだろうけど、十分に対処出来るのではなかろうか。



「先ずは村人たちの勧誘だったわね」


「はい♪ 勧誘にはほぼ全員で向かいます♪」


 ほぼ?



「リーリャさん、フェアリスちゃん、そして影裡さん。三人はこの家に残って頂けないでしょうか?」


 え? 私も?



「はい。リーリャさんにはお留守番していただかねばなりませんので。影裡さんを独占するくらいの役得は必要かと」


「承知」


 即答だぁ。



「フェアリスちゃんはティエラさんやチーフ君と共に子供達をお願いします」


「うん! がんばる!」


「私もこちらに残るべきではないかしら?」


「綺透さんはダメです。綺透さんの観察眼は重要です」


「本当の事を言いなさい。私を警戒しているのでしょう?」


「いいえ。一番魔術の扱いが上手い綺透さんにはご同行頂かねばなりません」


「パフォーマンスでもするつもり?」


「はい。説得力は必要ですから」


 眼の前で湯水の如く水を湧き出して見せれば、たぶん付いて来てくれるよね。



「その通りです。それに物資の節約にもなりますから」


「水タンク兼、大道芸人兼、解析担当なわけね」


「概ねその認識で間違いありません。我々には綺透さんが必要です」


「わかったわ。私も同行しましょう。未来さんにそこまで求めてもらえるなら悪い気はしないもの」


 キスイちゃん大活躍だ♪ 流石私のキスイちゃんだね♪


「もっと言いなさい♪」


「はいはい。次行きますよ」


「みくちー! はい!」


「どうぞ、心愛さん♪」


「うちは? 別に魅了使ってまで無理矢理連れ出すつもりはないっしょ?」


「いいえ。そのつもりです」


「マジ?」


「大マジです。一人だけ酷く頑固なお爺様がいらっしゃいます。そのお爺様だけを残して村を空にはさせられません。申し訳ありませんが、その方だけは強引に連れ出して頂きたいのです。ご協力頂けますか?」


「そっか~。おっけ~♪ 任せといて♪」


 仕方ないか。こればっかりは。



「加えて、運搬及び移動担当の灯里さん。治癒担当の茉白さん。"案内役"担当のアリシアさん。機動担当の凜火さん。そして作戦指揮担当の私が回収班のメンバーです」


 完璧だね♪



「気を付けなさいよ、影裡。私達がいない間はこの家から一歩も出てはダメよ」


 え~♪ いいの~?


「なんで喜んでんのよ……」


 だってその間はお勉強休みなんでしょ? リーリャちゃんを愛でてるだけでいいんでしょ?



「「「「「「「……」」」」」」」


 さーせん。冗談っす。



「問題ない。影裡様の事はボクが責任を持って見ている」


「見てるだけじゃダメよ。勉強もさせておきなさい」


「宿題は出しますからね」


 そんなぁ~!



「安心して。影裡様。ボクが教える。手取り足取り」


「足は要らないでしょ。何教える気よ」


「先ずは保健体育」


「未来さん。やっぱり私は残るわ」


「一緒に教えるつもりですか?」


「座学はリーリャさんに任せるわ。私は実技担当よ」


「さ・せ・ま・せ・ん!」


「冗談よ」


 ほんとにぃ~?



「いつまでもふざけているものではありませんわよ」


 ごめんなさい。



「アリシアさんに対してだけは素直よね」


「最近私も随分と軽く見られている気がします」


 気のせい気のせい。



「一度に全ての村を回るつもりです。交渉等も含めて一週間は要するでしょう。その間影裡さんは、再びスキルを使えなくなります。どうか心の準備をしておいてください」


 それじゃあ勉強出来なくない?



「どうしてもと言うなら休んでいて構いません。リーリャさんも極力甘やかしてあげてください。宿題は努力目標です。影裡さんの心を砕く事が目的なわけではありません」


 なんかそう言われると頑張りたくなっちゃう。



「お好きにどうぞ。いずれにせよ私は影裡さんを諦めるつもりなんてないんですから。影裡さんが嫌がったって付き纏います。私のものだと示し続けます。私の束縛から逃れたくば立派に成長を遂げてください」


 まあ程々がいいよね。未来ちゃんに構ってもらえるのは嬉しいけど、どうせなら勉強よりイチャイチャしていたいし。


「忘れないでください。これは仕返しです。私は影裡さんに酷いことを言われたからやり返しているのです。私が満足するまで優しくなんてしてあげませんから」


「未来さんだって本当は甘やかしたがっているくせに」


「当然です。私だって毎日抱き合ってキスだけして過ごしていたいんです」


「えらく具体的ね」


「最近ご無沙汰気味ですから」


 暇さえあれば勉強勉強だもんね。未来ちゃん以外とはそれなりにしてるんだけど。


「……」


 かもぉん♪


「バカ」


 うふふ♪



「皆。今日は影裡を未来さんに貸してあげましょう。たまには未来さんにも息抜きが必要よ」


「「「「「「「異議無し」」」」」」」


 なんか皆、仲良くなったよね。何かあった?


「内緒よ。影裡には」


 なんでさ。別にいいけど。



「ありがとうございます。綺透さん。皆さん。折角ですがあと少しだけ会議を続けましょう。具体的には村人の皆様がこの地にやってきた後の話です。今後は彼らの力も借りて村をより大きくしていく必要があります。しかも可能な限り短期間の内に王都の人々も呼び寄せねばなりません。その頃には町の規模も今の何倍にも広がっていることでしょう」


 やっぱり私達だけだと限界もあるもんね。さくちゃんとリーリャちゃんの建築コンボは優秀だけど、それでも一棟建てるとなれば時間もかかる。何より、何でもかんでも与えてばかりでは人々もかえってありがたみを忘れ去るだろう。苦労は共有してこそ理解されるものだ。だから少しくらい未完成なところがある方がちょうど良いと言うものだ。



「人々が増えた後の心構えとルールについて、今一度想定し、練り上げておきましょう」


「「「「「「「「はい!」」」」」」」」



 それからもう暫くだけ会議が続いた。

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