表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界合宿サバイバル ー チートお嬢様たちに溺愛された日陰少女のハーレム異世界復興譚 ー  作者: こみやし
02.森林村開拓編(仮)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

81/88

02-31.デート勝負・後半戦




 四組目は、キスイちゃんとアリシアちゃんだ。



 来たね♪ 大本命♪


「その言葉、取り消させないわよ?」


 ごめん。冗談。こう言ったらキスイちゃん喜ぶかなって思っただけ。


「ちょっと。どうしてそういう事考えられるのに、わざわざ伝えてくるのよ」


 無茶言うね。私のスキルはよく知っているでしょうに。



「そんな事よりさっさと移動しますわよ。時間は限られているのです」


「そうね。行きましょう」


 とか言いつつ、二人は家の中に入っていった。


 二人は私を椅子に座らせると、少し離れて横並びに立ち、一礼してから向かい合った。



 そこから始まったのは演劇だった。私もよく知る定番の恋物語だった。二人は偶然の出会いから意気投合しつつも、立場の違いから引き離される事になる、そんな話だった。



「そこのあなた!」


 え?


「あなたよあなた!」


 もしかして私に言ってる?


「そうよ! こちらにいらして!」


 アリシアちゃんに手を引かれて立ち上がる。どうやらここからは私も参加するようだ。セリフとか喋れないけどいいのかしら?



「あなたからも何か言っておやりなさい!」


 え? アドリブでいくの?



 う~ん……。


「難しく考える事はありません。心のままに思いの丈をぶちまけてしまいなさい」


 フォローが入った。



 え~っと……。やっぱり諦めるのは良くないと思うの。どんな障害があったって、本当に大切なら掴み取らないと。立場の違いは大変だろうけど、私が望むのはいつだってハッピーエンドだけだから。悲恋はあんまり観たくないかな。


「その通りですわ!」



 私の援護を得たアリシアちゃん扮するお嬢様は、心が折れかけていたキスイちゃん扮する若者を奮い立たせた。


 私も段々と演劇にのめり込んでいた。後になってよく考えてみるとちょっとだけ複雑だ。私の恋人たちがくっつくのを援護してしまったみたいだ。演劇の話ではあるけども。


 それでも演劇の最中は全く気にならない程夢中になっていた。二人は小道具や衣装も無しに見事にやり遂げてみせた。



「満足してもらえたみたいね」


 もっちろん♪ ありがとう♪ 二人とも♪ とっても楽しませてもらったよ♪



「それは何よりですわ」


「ただ少し興が乗りすぎてしまったわね。あまり話す時間が残っていないわ」


 そうだった。これは私達のデートだもんね。観賞後の感想会まで含めてデートだもんね♪




----------------------




 五組目は、フェアリスちゃんとティエラだ。


 今回はこれまでと少しだけ毛色が違う。二人が私を饗したりエスコートしたりするのではなく、私とフェアリスちゃんでティエラを饗すのだ。



 私達は森の中で遊ぶことにした。


 私は様々な遊びを教える事にした。かくれんぼに鬼ごっこ、だるまさんが転んだ、ドロケイ、けんけんぱ、縄跳び、椅子取りゲーム、etc……。


 どの勝負も私はすぐに負けてしまったが、全力で遊ぶのはとても楽しかった。二人にもとっても楽しんでもらえたようだ。今まではこんな風に遊ぶ余裕は無かったのだろう。ティエラは他の子供達にも教えるのだと張り切っていた。



「ありがとう♪ カゲリ♪」


 ふふ♪ こちらこそ♪


 けどごめんね。ティエラにも何かやりたい事があったんだよね? もう時間なくなっちゃったね。



「大丈夫! また今度!」


 そう? ティエラは別枠だし、もう少しだけ延長しても。



「大丈夫~!」


 ティエラは自分の村の方へと駆け出していった。もしかしたらまだまだ遊び足りないのかも。今すぐ皆に遊びを教えるつもりなのかも。ふふ♪ 少しはお礼も出来たかな♪



 フェアリスちゃんもありがとう♪ 私達も帰ろっか♪


「うん♪」




----------------------




 さて。



「いよいよですね!」


「うむ」


「楽しみ♪ もちろん私達だよね♪ カゲリちゃん♪」


「負ける筈ない。影裡様はボク達を選ぶ」


「いやいや♪ うちらに決まってるじゃん♪」


「自信はあるわ~♪」


「残念ですわね。我々には及びません」


「……頼むわよ、影裡」


「カゲリ♪ フェアリスだよね♪」


 う~ん……。



「あら?」


「ちょっと。もしかしてまだ決めてないの?」


 いや、あの……ね? 甲乙付け難いというか……ですね?



「ダメだよ! カゲリちゃん!」


「勝敗は決すべき。気を遣う必要はない。ボク達の勝利を宣言して」


 いやぁ……。



「影裡さん!」

「影裡殿」


「カゲリちゃん!」

「影裡様」


「かげりん♪」

「影裡ちゃん♪」


「影裡」

「カゲリ」


「カゲリ♪」


 うっ……。



 仕方ない……結果は!


「「「「「「「「「結果は!?」」」」」」」」」


 明日発表します!!


「「「「「「「「「今すぐ!!」」」」」」」」」


 あ、はい……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ