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02-08.いつもと違う夜・続

「『凜火ちゃんはね~♪ やっぱりこの余裕が頼りになるよね♪ 普段は一歩引いて皆を見ててくれるじゃん? けど本当に困った時はスッて近づいてきて欲しい言葉をかけてくれるの♪ もうこんなの惚れない子はいないと思う♪ まさにイケメンって感じ♪ 大好きだぜ♪ 凜火ちゃん♪』」


「う、うむ。……これは想像以上に気恥ずかしいものだな」


「ふっ。凜火さんにも私達の気持ちがわかったようね」


「うむ……」


「『そしてここで照れてくれる凜火ちゃんの破壊力よ♪』」


「ぐっ……」


「まさかの追い打ち!? かげりん! 鬼か!?」


「『心愛ちゃんがそうやって茶化してくれるからこそ調子に乗れてるところもあるよね♪』」


「くぅっ! 藪蛇じゃん!」


「『ふふ♪ えっと次は~』」


「ちょっと。私への追い打ちは無しなの?」


「『キスイちゃんって面倒くさいよね』」


「あ、そう思ってはいたんだ」


「なによそれ!」


「『そんなところが可愛くもあるよね♪ めんどくさヒロインって大概人気出るんだよ♪』」


「うっさいわね!」


「『気が強いのにすぐ照れるところもいいよね♪』」


「もういいわ! もう十分よ!」


「『え~。まだまだ言い足りないのにぃ~』」


「次よ! 次! 次はアリシアさんかしら!」


「ワタクシは反対ですわ。そういう事はカゲリ自身から聞かせて頂きたいのです」


「私も遠慮しておくよ。皆がやる分には反対しないからさ。それなら構わないよね?」


「あら。灯里さんもなの? あなたはそろそろ羨ましくなっている頃かと思っていたわ」


「う~ん。ごめんだけど、やっぱり未来さんの声で言われてもね」


「『さっきキャンッて鳴いてたじゃん』」


「乗ってあげただけでしょ!」


「『そうだったの?』」


「『いや、これ内心思っただけだから。言葉にしなくていいから』」


「すみません……難しいです……」


「『まあいいけどさ』」


「とにかく! 次は茉白ちゃんね!」


「『茉白ちゃんは~♪ おっぱい!』」


「「「「「「……」」」」」」


「『あ! いや! 違くて!』」


「「「「「「エッチ」」」」」」


「『違うの~! 茉白ちゃんは柔らかくて良い匂いでぇ!』」


「「「「「「おっぱい?」」」」」」


「『そう! っ!? じゃなくて!!!』」


「影裡ってばやっぱり巨乳派なんじゃない」


「『そうだけど!!』」


「「「「「「そうなんだ」」」」」」


「『違くて!!』」


「「「「「「どっち?」」」」」」


「『もう!! 一回この話から離れてよ!』」


「「「「「「どうぞどうぞ」」」」」」


「『茉白ちゃんは! ほんわかほわほわなの! 抱き締められると安心できるの! やわらかいの! 良い匂いなの! もうずっとぎゅっとしていてもらいたいくらい! 決して欲望をぶつけてこないの! 慈愛の心に満ち溢れてるの! だから安心できるの! 一番リラックスできるの! 茉白ちゃんの愛は押し付けるものじゃないの! 茉白ちゃんの愛は包み込むものなの! まさに天女様って感じなの! 皆も見習って! はい以上! 茉白ちゃん大好き!!!』」


「影裡ちゃん……」


「なんだかヤケクソだったわね」


「まさに魂の叫びと言ったところか」


「言う程ましろんって我慢出来てた?」


「むしろボディタッチは多い方だよね」


「アカリにだけは言われたくないと思いますわよ」


「そう言うアリシアさんこそ。淑女が聞いて呆れるわ」


「『キスイちゃん! 言い過ぎ!!』」


「ごめんなさい」


「……構いません。事実ですわ。ワタクシも我ながらどうしたものかと悩んでいたところです」


「それもこれも影裡が悪いのよ。影裡ったら隙だらけなんだもの」


「『その開き直り方はどうかと思うよ! ここが現代社会ならとっくに警察のお世話になってるところだからね!!』」


「あら。そういう認識はあったのね」


「『私をなんだと思ってるの!?』」


「なんだかんだと受け入れているから満更でもないのかと思っていたわ」


「『それはそれでしょ! 私が皆の事大好きだからって一方的に襲って良いわけ無いでしょ!』」


「未来さんは今どんな気持ちで代弁しているのかしら」


「くっ! 『性格わっる!? ここで未来ちゃんに振るの!?』」


「ほら。綺透さんの性格は別に可愛くないってば。カゲリちゃん目が曇ってるよ。それか意地張ってるんでしょ」


「『そんなんじゃないもん! 本当にキスイちゃんの事だって大好きだもん! 可愛いって思ってるもん!!』」


「なら影裡がチョロいだけね」


「「「「「「それはそう」」」」」」


「『未来ちゃんまで!?』」


「ねえねえ、今どんな気持ち?」


「……そろそろやめてもいいですかぁ」


 キスイちゃんこそどういう気持で聞いてるの!? チョロイン代表のくせに!! って! 未来ちゃん本当にやめちゃったし!! 私の魂の叫びはまだまだ残ってるのに!!



「少し燥ぎすぎたわね。そろそろ寝ましょうか」


「「「「「「おやすみ~」」」」」」


 ちょっとぉ!? 未来ちゃぁん!?


『ごめんなさい♪ おやすみなさい♪ 影裡さん♪』

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