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異世界合宿サバイバル ー チートお嬢様たちに溺愛された日陰少女のハーレム異世界復興譚 ー  作者: こみやし
01.少女たちの夏休み

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01-27.遺跡調査

「うっ……」


 あ、起きた。はろ~♪ フェアリスちゃん♪



「~~~」


 相変わらず何を言っているのかはわからない。



「~~?」


「あら。影裡さんの心は伝わるのね」


 え? そうなの?



「あなたは神様なの? だそうよ」


 神様? 私が? 違う違う。私はただのモブキャラだよ。



「そんな風に考えていたんですか!?」


「驚きましたわ」


「うける♪ あんだけ好き放題しておいて♪」


「自己肯定感が低いのかしら?」


「ふむ……」


「影裡様……」


「カゲリちゃんは私のヒロインだよ!」


「ヒロインというより主人公じゃないかしら?」


 なんでさ。



「あなたこそなんで自覚が無いのよ」


「~~~!」


 あら? どったの? フェアリスちゃん?



「村に来てくれって。きっと影裡さんの言葉なら皆も納得するからって」


 え~。



「一理あるわね。スキルによる意思の伝達には言語の違いも関係無いようだし」


「(0p0)」


「……何よその顔?」


 そんなの責任重大じゃん……。主人公みたいじゃん……。



「今更何言ってるのよ?」


「綺透さん。その件は後程話し合いましょう」


「……ええ。そうね。未来さん」


 どうせ今すぐは無理だもんね。



「遅くならない内にこの遺跡を調べてみましょう。フェアリスもあまり抜けてはいられないでしょうから」


 そうだね。どのみち伝える事は考えなきゃだし。リハーサルだって必要だ。ある程度はスキルを使いこなせないと余計な事まで伝えちゃうかもだし。



「あら。あっさり前向きになったのね」


 いや。前向きになったわけじゃなくてね。



「だからってその場しのぎの言い訳でもないわよね。あなたって意外と合理的なのね」


 まあ私だけ何にもしてないからね。出来る事があるなら逃げるわけにもいかないし。しつこくゴネるつもりは無いよ。



「いいわね。律儀な人は好きよ」


 ふふ♪ ありがと♪



「~~~」


「~~~~」


 なんて?



「今度は私達の事を教えてほしいって」


 今更だね。



「こちらばかり質問してしまったものね。丁度いいわ。村の人達と話すならまだまだ情報収集が必要よ。今後は定期的に情報共有を続けていくとしましょうか」


 そうだね。よろしくね。フェアリスちゃん。



「~~!!」


 近い近い。



「あら? フェアリスとは抱き合ったりしないのね」


 私をなんだと思ってるの?



「いえ。そうよね。普通よね。それが」


 なんだか含みのある言い方だね。



「気の所為よ。それより私達も動きましょう。皆は既に調査を始めているわよ」


 あら本当。いつの間にか三人だけ取り残されてたんだね。



「この礼拝堂跡は私達で調べましょう」


 了解~♪



「~~~!」


 そっちに何かあるの?



「壁画かしら? 殆ど風化してしまっているわね」


 だね。辛うじて絵が……わかんないや。これなんだろう?



「蛇と犬と蝙蝠。既出の情報ね」


 昨日フェアリスちゃんから聞いたやつだね。



「新たにわかった事もあるわ。この遺跡が実際に教会として使われていたのは千年以上前よ。特殊な力場の影響で劣化が抑えられてもいるから実際にはもっと前かもしれないけど」


 もしかしてスキルで?



「ええ。もう少し調べてみるわ」


 がんば♪ クールちゃん♪



「……」


 どうかした?



「……別に」


 本当に? 何か言いたそうだったよ?



「……私には……なんでもないわ」


 ???



「なんでもないってば」


 まあいいけど。



「……ちょっと。なんでこのタイミングで抱きつくのよ」


 嫌だった?



「……別に」


「(ちゅっ♪)」


「あんたねぇ……」


 ふふ♪ 真赤になった♪



「邪魔するなら余所行きなさい!」


 ごめんなさ~い!




----------------------




 あ~あ。追い出されちゃった。



「~~~!」


 しかも何故かフェアリスちゃんと一緒だ。私言葉わかんないのに。



「……」


 どうかした?



「……どうかした……ない」


 あら?



「……あって……る?」


 すっご。もう言葉覚えたの?



「……ない?」


 ああ、えっと。合ってる合ってる。



「えへ♪」


 あら可愛い♪



「かわい……い?」


 もしかして私から伝わった言葉なら理解出来るの?



「あ……う……」


 単語じゃなきゃまだ無理か。


 けどどういう仕組なんだろう? 意思が言語を介さずにそのまま伝わっているとするなら、それはきっと言語化されていない感情や思念そのものである筈だ。


 なのにどういうわけか、フェアリスちゃんは私達の言語もセットで理解しているっぽい。


 スキルによる意思の疎通は言語の伝達を伴わないという仮説は間違いなのだろうか。言葉と一緒にその意味も伝わっているのだろうか。字幕映画みたいに伝わっているのか、或いは辞書みたいに単語と意味がセットで伝わっているのか。


 そもそも念話と通訳が別々の機能として存在している可能性もあるのかも。リーリャちゃんに聞いたらわかるかな?



「影裡様」


 早速来てくれた。私の忍者ちゃん♪



「雪城 綺透にまで口づけしてた。どういうつもり?」


 それ聞くために来たの? ほっぺにしただけじゃん。



「桜庭 灯里にするだけなら見逃した」


 リーリャちゃんなりにルールがあるんだね。知らなかったよ。



「おかしいのは影裡様」


 そうかな? そうかも?



「ボクにも」


 はい♪ ぎゅ~♪ ちゅっちゅ♪



「……」


 あら? 行っちゃうの? 行っちゃった。私の疑問に答える為に来てくれたわけじゃなかったのね……ぐすん。



「??」


 まあ細かい事はいいや。色々試してみよう。

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