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異世界合宿サバイバル ー チートお嬢様たちに溺愛された日陰少女のハーレム異世界復興譚 ー  作者: こみやし
01.少女たちの夏休み

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01-21.ハグ解禁

「えぇ!? 影裡様!?」


 あ、起きた。



「なっ!? な! なんで!?」


 あら? なんだか様子が変だ。



「え!? あれ!? ボクの手!? 影裡様が!?」


 ボクっ娘? 金髪碧眼忠臣忍者幼女の上にボクっ娘も? 詰め込み過ぎじゃない? 属性過多じゃない?



「うそ!? 無い!? 全部消えてる!? 影裡様!? まさかボク!?」


「うるっさ~い……。まだ寝かせてよぉ……」


 ごめん。さくちゃん。さくちゃんはついさっきまで頑張ってくれてたもんね。お陰で負の感情エネルギーも綺麗さっぱり消え去ったのだ。お疲れ様。ゆっくり休んでね。



「(なでなで)」


「むへへ~……zzz」


 頭を撫でると怪しげな笑みを浮かべてから眠りに落ちていった。



「リーリャさん♪ 私から説明しますね♪」


 リーダーちゃんが昨晩の出来事を伝えてくれた。



「……ご迷惑をおかけしたでござる」


 ござる?



「元々相当な無理をされていたようですね」


 単語でしか話せなかったもんね。あれってシャイだからってわけじゃなかったんだね。



「お陰様ですっきり爽快にござる」


 ところでそっちは? 元々ござる口調だったの?



「なによござるって。あなた前はそんな話し方してなかったじゃない」


「……」


 クールちゃんの無慈悲な問いかけに瞳を潤ませて応えるリーリャたん。



「うっ……わるかったわ。もう聞かないわよ」


「かたじけないでござる!」


 もしかして私の前だからキャラ付けしてくれてる? 私の夢を壊さないようにしてくれてる? なんかさっきからチラチラこっち見てるし。



「(ふるふる)」


「っ!? 何か至らなかったでござるか!?」


 ダメだ。伝わってない。



「別に影裡さんは求めてないんじゃないかしら? そんなこてっこての忍者像は」


「(こくり)」


「えぇ!?」


 何故驚くし。



「そんな……影裡様に喜んで貰おうと……」


 もしかしてボクっ子も? 取り敢えず抱き締めとこ。



「にゃっ!?」


 今度は猫? って、あれ?



「影裡さん何したの?」


 さあ? 普通に抱き締めたらなんか気絶しちゃった。ここがまだベッドの上で助かった。リーリャちゃんはちっちゃいけど私は貧弱だからね。怪我させなくてよかったよ。気絶も十分問題かもだけど。



「手伝うわ」


 クールちゃんに手伝ってもらって、意識を失ったリーリャちゃんをさくちゃんの隣に寝かせ直した。



「(ニコニコ♪)」


「もう。影裡さんたら」


 お礼にクールちゃんの手を握って引き寄せ、ハグをしてみた。クールちゃんは抱き締め返してくれなかった。ぐすん。



「影裡さん♪」


 ばっちこ~い♪


 リーダーちゃんはガッツリ抱き締めてくれた。良い匂い。それにふわふわ。同じ水と同じシャンプーを使っている筈なのにどうしてこうも違うのだろう。



「影裡ちゃん♪」


 お次は茉白ちゃん。リーダーちゃん以上にやわふわだ♪ このまま抱き締められてもう一度横になりたい。



「かげりん♪」


 ギャルちゃんも来てくれた♪ 人気者だぜ♪



「(わくわく♪)」


「ワタクシもですの? 仕方ありませんわね」


 ノーブルちゃんすっご! でっか! 腰ほっそ!? 何この身体!? 私と全然違う!



「ちょっと。手つきがイヤラシイですわよ? あなた本当にそっちのケがありますの?」


 まあノーブルちゃんは同性にもモテるだろうね。



「最後は凜火さんですね♪」


 リーダーちゃんが背を押すようにして武士道ちゃんを送り込んできてくれた。



「(ニコニコ♪)」


「……」


 武士道ちゃんは薄っすら頬を染めながら、なんだか微妙な表情で私のハグを受け入れた。



「……長くないか?」


 この頼りになる感じがやみつきになりそうだ。ちゃんと身体は柔らかいのに、凄く芯がしっかりしてる感じがする。全力で寄りかかってもびくともしないだろう。



「……影裡殿?」


 最後に頬をすり合わせてから手を離した。武士道ちゃんが真赤になっている。



「今の見た? またあんな事してるわよ」


「アカリのせいですわね。カゲリも大概距離感バグってるのですわ」


「にっしっし♪ 影裡ちゃんってそゆとこズルいよね♪」


「そうね♪ もっともっと抱きしたくなるのよね♪」


「影裡さん! 次はもう一度私です!」


「(こくこく!)」


 やったぜ♪ 二周目だ♪




----------------------




「補給部隊が来るのは明日よ。だから今日は一日休むわよ」


 それは助かった。まださくちゃん寝てるもんね。


 クールちゃん達はさくちゃんに気を遣ってベッドから少しだけ離れた所で話を始めた。



「……影裡様」


 そしてリーリャちゃんは何故か落ち込んでいる。



「とんだご無礼を……最早腹を切って詫びるしか……」


 やめい。



「……影裡様はお優しいのです」


 優しさでリーリャちゃんを越える人はそうそういないと思うよ。私だけじゃなくて皆を助けてくれてたわけだし。



「……なのにボク」


 なんでこの子こんなネガティブなの? もしかしてまだ皆から吸い上げた負の感情が残ってる?



 どうしたものかしら。取り敢えず両手を掴んで引き止めてみたけど、ハグをすると気を失ってしまうのだ。もしかして私のやつ少し残ってる? 可能性高そう。吸い取る前は気を失うなんて事は無かったんだし。



「……影裡さ、むぐっ!?」


 あ、しまった。



「影裡様!?」


 ありゃ。これでは気絶しないんだね。ハグだけだなんて随分限定的だ。



「いっいまいまいま今!!?!?!」


 代わりにバグっちゃった。めんごめんご。



「よろしいのですね!?」


 何が? ってあら。押し倒されちゃった。



「はぁはぁ……」


 なんか目が血走ってる。妙なスイッチが入ったっぽい。



「影裡様……」


 バタリ。



 ありゃ? また気を失っちゃった?

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