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異世界合宿サバイバル ー チートお嬢様たちに溺愛された日陰少女のハーレム異世界復興譚 ー  作者: こみやし
03.森林村発展編

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03-27.結果発表と報告会


「優勝は! 心愛さんです!!」



「やったぁ!!!」


 そりゃそうなるよね。


 ティエラのも特に出来は良かったけど。総合的なデザインセンスとかまで含めれば心愛ちゃんが圧倒的だもん。



「流石に負けたわ」


「正直わかりきっておりましたわね」


「満場一致だったわね~♪ 流石心愛ちゃんよ~♪」


「異論はない。影裡殿の魅力を最も引き出している」


「ふふ♪ うふふ♪ えへへ♪ ぐへへ♪」


「気をしっかり。灯里」


「カゲリ♪ かわいい♪」


「皆のも勉強になったよ♪」


 どれもレベル高かったよね。そういえば皆、お嬢様学校の優等生たちだったもんね。裁縫までお手の物なんだね。ミシンも無いのによくやるよね。というか糸はどうしたの? アリシアのスキルで出したやつだよね? 解除したらバラバラになっちゃうの?



「問題ない」


「あれ? 影裡は知らなかったのですか?」


 何の話?


「ワタクシのスキルで産み出した物品は、リーリャがスキルで一旦吸収して再出力することで、この世界の物質として産み出し直せるんですの」


 え……いつのまにそんな進化を……。


「つい最近です♪ まだまだ進化していきますよ♪ 私たちは♪」


 凄いね。私より皆の方がよっぽど神様してるよね。


「そうね。影裡には私たちが必要ってことね」


 当然じゃん♪ 皆私の大切な大切なパーツなんだから♪


「何よパーツって」


 私を構成する要素の一部だぜ♪ 今の影裡ちゃんは皆あってのものだからね♪ 前の影裡ちゃんとは全くの別物なんだぜい♪


「……」


「リーリャ。あなた今何考えたの?」


「……何も」


「嘘よ。何に気付いたの? 何を悲しんだの? 言ってみなさい」


「……何も」


「影裡。リーリャの口を割らせなさい」


 まあまあ落ち着いて。大丈夫だよ、リーリャ。言わなくていいから。ほら。おいで。ぎゅってしてあげる。


 動かないリーリャにこちらから近づいて、抱きしめながら頭を撫でた。



「まったく」


「ありがとう。綺透さん」


「なによ。灯里さんまで」


「大丈夫ですよ。綺透。リーリャさんは味方です」


「わかってるわよ。そんなこと」


「はい♪ そうですね♪」



 大丈夫。大丈夫。大丈夫。


「影裡。それはやめなさい」


「危険ですよ。影裡。スキルの扱いは慎重に。ですよ」


 影裡ちゃんも進化したいなぁ~。


「練習なら付き合うわ。ぶっつけ本番はやめなさい」


 それもそっか。


「影裡♪ 影裡♪ 綺透に私を好きな気持ちを植え付けておいてください♪」


 おけ。


「良いわけ無いでしょ!!」




----------------------




「さて」


 水着着て遊びに行く前に、仕事を片付けないとだね。


「遊んでばかりもいられませんから」


 言う程遊んでたわけじゃないけどね。


「もちろんよ。教会の立ち上げを通じて人々を纏め上げる計画も順調よ。開発作業も徐々に手を離れつつあるわ」


「影裡の存在も確実に浸透しています♪ まだこの家を調べようと企む者たちは尽きませんが、彼らもいずれ理解してくれるでしょう」


「人は流されるものよ。大多数が神を崇めると決めれば他の多くの者たちもその考えに賛同するわ」


 警察組織なんかも生まれたの?


「ええ。自警団的なものはあるわね。王都で反乱組織を纏めていた連中がこっちでも動いているのよね。よっぽど力を持っていないと不安みたいよ」


「出来ることなら教会に所属させるのが望ましいですわね」


 教会騎士ってやつだね♪


「いっそ剣やら鎧やらを与えてしまうのも手ね」


 ゴブリンさんたちが運び込んでくれた資源に鉄とかもあるもんね。


「誰かを害するためでなくとも、象徴としての武力は必要かもしれませんね。いずれ王都とも争いが起こるやもしれません」


「そうでなくともありがたがるものでしょ」


 騎士ごっこをさせるってこと?


「ええ。大義名分を与えてやりましょう」


 大丈夫? そのうち反旗を翻されたりしない?


「必要なら一度くらい構わないわ。完璧に制圧してやればより信仰も深まるでしょう」


 どのみち私たちを傷つけるなんてできっこないもんね。さくちゃんの結界を破る方法なんて私たち自身にもわからないくらいなんだから。


「ボクなら」


 ふふ♪ そうだね♪ リーリャには通用しないね♪



「剣を与えるのはやめておくべきですわ」


「私も反対よ。きっと怪我人が出てしまうわ」


 まあそうね。あったら振り回したくなるもんだろうしね。



「その件はまた追々話し合いましょう。どのみち今すぐってわけにはいかないもの」


「それに剣を与えておくことには、安全上の意味もあるのです。彼らが自ら武器を生み出すようになれば管理が行き届かなくなる可能性があります。それにダンジョンもこの家のものだけとは限りません。この先二つ三つと増えていくかもしれません。そうなれば彼らにも抗う手段が必要になります」


「戦う術は必要だ。経験を積む場も。そしてダンジョンの価値はそれだけではない。皆も気付いていよう。我々の力も以前より増している。子鬼たちが他の魔物を狩るだけでも、我らの能力は向上し続けている」


 え? そうなの?



「女神アルテミシアは、私たちを影裡のナイトにでもしたいのかしら?」


「可能性は高そうですね。或いは影裡の成長を誤魔化すために予め用意していたのやも。想定より早く気付いてしまったために慌てていたのやもしれません」


 もう。二人して。またミーシャ様のことを。



「そうね。今は神のことなんてどうでもよかったわね」


 トゲがあるなぁ~。



「話を続けましょう。解決せねばならない問題があります」


「川の件ね」


 川? 作るの? あの洞窟の地底湖から吸い上げるの?


 でもこの世界って雨とか降らないから、一度川として流してしまったらいずれ枯れてしまうんじゃない?


「いいえ。そんなわけないでしょ」


「毎日のように千人もの人々が汲み上げているのです。それではとっくに尽きてしまっています」


 そっか。じゃあ自動的に湧き出すんだね。


「ええ。あの湖も同じよ。この森は基本不思議パワーが満ちているの。だから水は勝手に湧き出すし、いつでも浄化された綺麗な水が蓄えられているの」


 便利なものだよね。けど一々汲みに行くのは面倒くさいよね。だから川を作るんだね。


「今はどの程度なら水量が維持されるのかを検証している最中よ」


「それから水源からの距離との関係も確認中です」


 捨てる場所も考えないとだよね。要は水道を作りたいってことだもんね。その段一段階でしょ?


「そうよ。まさにその通りよ」


「ですから難航しているんです。それに本当は家を建てる前に計画しておきたいところではあったのですが」


 まあ無理だよね。人が増えたからこそ可能性が出てきたことだもんね。


「焦らずやりましょう。ある程度以上の溜池を作れば、簡単に同じような環境が生まれるかもしれないし」


 なんだかマ◯クラの水源みたいだね。


 そうやって複製出来れば手っ取り早いよね。地底湖からじゃ引き上げるのも難しいだろうし。


「大規模な工事が必要になりますね。そちらの方法ですと」


「いずれ枯れるかもしれないと、想定もしておかなければならないわ」


 考えることがいっぱいだね。頑張ろう。

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