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異世界合宿サバイバル ー チートお嬢様たちに溺愛された日陰少女のハーレム異世界復興譚 ー  作者: こみやし
03.森林村発展編

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03-06.首謀者




 未来ちゃんたちが戻ってきた。早速心愛ちゃんの力を使って侵入者たちの話を聞くことにした。もちろん質問するのは案内人だ。正確にはその裏に隠れた未来ちゃんだ。



『つまりあなた方の村長が首謀者であると?』


「へい! 間違いありやせん!!」


 流石にスキルの支配下にある状態で嘘はつけないだろう。三人の内の一人が威勢よく返事を口にした。



『目的はなんですか?』


「代表の件でさぁ! やり直し願いたいのです!」


 つまり負けたから? けど教主は元村長たち全員の同意を得たはずでしょう?



『何故ですか? 礼拝堂が完成した後、元村長たちには教主を決めて頂いた筈です。彼も一度は同意したのではないのですか?』


「あいつら横柄な態度取りやがるんでさぁ!」


 なるほど。村長同士の上下関係が決まった事によってヒエラルキー的な何かが生まれてしまったと。



『我は争うなと再三告げてきた筈です』


「しかし奴らが!」


『恥を知りなさい!!』


「「「っ!?」」」


 洗脳下に置いたところで個人的な思想の全てが置き換わる筈もない。こんな子供みたいな言い訳をしてくるのも致し方のないことなのかもしれない。



『あなたは我の言葉よりも自身の考えが正しいと? 他のお二人も同じ考えなのですか?』


「「「め、滅相もございません!!」」」


『そうですか。ならば従いなさい。それがこの地で暮らす上での最低限のルールです。誰が横柄な態度を取ろうと関係ありません。我は争うなと告げたのです。その絶対ルールを遵守なさい。次はありませんよ』


「「「はっ! ははぁ!!!」」」


 まあこれで解決する問題でもないだろうけどね。ほんと、困ったものだよ。どうせ案内人の見てる前ではなんでもないように振る舞っているんだろうし。



『我らが命じる事はたった一つです。布教なさい。お前たちの神は争いを望みません。そう伝えるのです。どれだけ口惜しく思おうと関係ありません。ただただ伝えるのです』


「「「ははぁ!!」」」


『よろしい。ならばお行きなさい』


「「「ははぁ!!」」」


 三人の村人たちは帰っていった。



「お疲れ様」


「はい。綺透さんたちも。ありがとうございます」


 結局彼らは私たちに接触したかっただけなの? 或いは何か弱みを見つけて脅そうとしたの?



「どちらもよ。或いはどちらでもないわね」


 どういうこっちゃ。


「彼らは尖兵です。黒幕の思惑の全てを知っているわけではありません」


 なるへそ。使い捨ての駒なんだね。


「その通りよ。だからそれっぽい口実を与えられていたに過ぎないわけ。本人たちが不満を抱いていたのは事実だもの。或いはその高圧的な態度こそが唆す為の手段なのかもね」


 酷い話だ。


「知恵の回る奴は絶対に表になんて出てこないわ。実際私たちがまさにそういう事をしているのよ。案内人と子供たちだけを表に出してね」


 それもそっか。


「一度教主と話をしてみるべきでしょう」


「本当は巫女だけに任せておきたかったのだけどね」


「今のままでは素直に巫女を崇めるとも思えません」


「少しばかり力を奮っておきましょうか」


「はい。最悪教主も洗脳下に置きましょう」


「それは本当に最悪の手段ね。あまりこっちに寄せすぎると向こうの代表としては不適切でしょうし」


 ふつうにバレるよね。あの三人の件だってきっと何かされたって気付かれるだろうし。


「それも含めて様子見ね。こっちにも反乱組織が出来上がるかもしれないわね」


 それはそれで構わないの?


「叩き潰しましょう。力を示すことも必要です」


「未来さんって案外そういうこと言うわよね」


 見た目は完全無欠の美少女なのに、中身は意外と喧嘩っ早いよね。


「ふふふ♪」


「前者が嬉しすぎて後者は聞き流したみたいよ?」


 なんて都合の良い耳だ。



「影裡さん♪ そんな風に思ってくれてるんですかぁ♪」


 もう何度も伝えてなかったっけ?


「私も伝えたわよ。未来さんは影裡の理想だって」


「えへへ~♪」


 浮かれてらっしゃる。



「まさにカゲリちゃんが好きそうな感じだよね」


「カゲリは幼児の頃からアニメオタクだったんですの?」


 知らん。覚えてない。



「まあでも、影裡が一番外見を好んでいるのは間違いなく未来さんよね」


 キスイも中々じゃない?


「嬉しいわ」


 アリシアも。


「当然ですわ」


 茉白ちゃんも。


「あらあら~♪」


 心愛ちゃんも。


「これもしかして全員呼んでく感じ?」


 凜火も。


「うむ」


 さくちゃんも。


「ここまで来たら最後が良かったなぁ~」


 リーリャも。


「光栄」


 フェアリスちゃんも。


「やった♪」


 ティエラも。


「えへへ~♪」


「本当に全員言っていたわね。浮気者」


「影裡さん♪」


 未来ちゃんも?


「何故疑問形!?」


 いや。もっかい言うのかなって。


「言ってませんよぉ!?」


 未来ちゃん大好き。未来ちゃん完璧。未来ちゃん最高。未来ちゃんは私の理想。美少女と言えば未来ちゃん。未来ちゃんと言えば美少女。ねえ、これ全部言ったことあるよね?


「何度言ってくださったっていいんですよぉ~♪ でへ♪」


 たまに美少女が台無しになるよね。そんなところも可愛いのだけど♪


「え~♪ 影裡さんたら私のこと好き過ぎじゃないですかぁ~♪」


 ずっとそう言ってるやんけ。



「はいはい。サービスタイムは終了よ」


「ごほん。仕方ありませんね。会議を続けましょう」


 すぐ動かないとだもんね。いつ村で暴動が起きるとも限らないし。


「血の気が多すぎるわね。どうして皆で仲良く出来ないのかしら?」


「皆さん不安なのです。我々も警戒しすぎていたのかもしれません」


 神秘性の維持が必要なんだから仕方がないじゃん。不安定なのも最初だけでしょ。ある程度組織が回っていけばどうとでもなるよ。要はルールの整備が足りてないんだよ。だから不安になるんだよ。皆拠り所が欲しいんだよ。


「影裡ってたまに賢くなるわよね」


「影裡さんはやればできる子です♪」


 そりゃどうも。

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