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異世界合宿サバイバル ー チートお嬢様たちに溺愛された日陰少女のハーレム異世界復興譚 ー  作者: こみやし
03.森林村発展編

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03-02.成長の証




 再び王都へ潜り込む日時が決まった。今回は王都の人々に加え、王都と森の途中にあるフェアリスちゃんの住んでいた村からも人々を連れて来ることになる。



「これが済めば一区切りですね」


 そうだね。後は村を発展させていくだけだ。王都からも人が来れば十分町と呼べるだけの規模にはなるよね。


「忘れないで。私たちの目的はこの世界の救済よ。町一つ程度の人々を救ったくらいで満足していてはダメよ。いずれは王都に残った人々も全員救い出すのよ」


 そうだね。いずれは全員この森に移り住んでもらおう。


「王都もいつまで保つかはわからないわ。むしろ忙しくなるのはここからかもしれないわよ」


 王都だって砂の侵入を人力で防いでいるから魔獣が現れないんだもんね。逆に言えば人を引き抜きすぎて掃除の手が回らなくなれば滅び去るのも時間の問題かもしれないよね。



「未来さんの視た未来ではどうだったの?」


「実は最近少し視えづらいんです。伸ばし伸ばしにしてしまってせいでしょうか」


 本当はもっと早く王都の人たちも連れ出す予定だったもんね。最初はそういうつもりで未来視を使ってたんだし。けど随分と予定をずらしていたから、未来ちゃん自身信じきれなくなってきちゃったんだね。


「ですね。そろそろ機嫌を取らねばなりません」


 厄介なスキルだ。未来ちゃんが雑に扱うと拗ねちゃうなんて。かといって乱用もしづらいし。


「決して日常的に使っていないわけでもないのですが」


 そうなの? 何に使ってるの? 見張りはもうそこまで必要ないでしょ?


「戦闘訓練よ。未来さんたらズルいのよ」


 え? どういうこと?


「一瞬先の未来を視て攻撃を仕掛けてくるの。要は後出しジャンケンよ」


「ダメですよ、綺透さん。勝手に手の内をバラさないでください」


 別に私に黙ってる必要はないでしょ。


「使う時だってあるかもしれないじゃないですか」


 何に? ジャンケン?


「ジャンケンなら使わなくても勝てます」


 え? マジ?


「ジャンケン! ポン!」


 ぽん!


「あらま。本当に負けちゃったわね」


 もう一回!


「何度でも構いませんよ♪」


 ポン! ぽん! PON!



「ふふん♪」


 なっ!? 全敗だと!?


「目がいいのね。未来さんって」


「はい♪ 実は自信があります♪」


 なんですと!? 思考読んでたとかじゃないの!?


「だって影裡はわざとズラしていたじゃない」


「影裡さんもスキルとの付き合い方がわかってきましたね」


「むしろ影裡も影裡でズルいわね。それどうやってるの? あなた、チョキを出すと思い浮かべて起きながらパーを出していたわよね」


 ふふん♪ 企業秘密だぜ♪


「やりますね♪」


「成長はしているのよね」


 あの話?


「深い意味はないわ」


 なんだ。キスイはいつでも私のことを考えてくれてると思ってたのに。


「考えてるわよ。当たり前でしょ」


 ふふふ♪


「考えているからこそ余計な思考に時間を割けないのよ。既に一度考えて意味がないと断じたことは後に回すの。それより今考えるべきことがあるんだもの」


 それは?


「どうやって影裡をベッドに連れ込むかってことよ」


 そろそろ解禁する?


「まだダメです」


「なんでよ」


「学生の内は清く正しい交際を心がけましょう」


「白々しいわね。本音を言いなさい」


「初めては私が頂きます」


「させないわ!」


 ダメだよ。どっちにもあげないよ。最初はさくちゃんとリーリャって決めてるんだから。


「何よそれ! 本気で言ってたの!?」


「酷いです! 影裡さん!」


 だって最初に好きになってくれたのはあの二人だもん。


「だからって!」


「私たちにもチャンスを!」


 まあ頑張ってみてよ。まだ暫くは時間もあるだろうし。


「今すぐよ!」


「一時休戦です!」


 助けて~! リーリャぁ~!!


「影裡様!」


「「!?」」


「離れろ」


 乱暴にはしないでね。リーリャ。


「お任せを。影裡様」


「酷いわ。そこまですることないじゃない」


「私たちが本気で襲いかかる筈ないじゃないですか」


 ごめんね。私も警戒してるんだよ。二人には泣かされたから。もう漏らすのも御免だしね。


「「くっ!」」


 リーリャ。私の膝に座ってて。まだ二人と話す事があるから。


「御意」


 ふふふ♪ これよこれ♪ この抱き心地よ♪ やっぱり私の膝にはリーリャがいないとね♪


「いつでも」


 ううん。リーリャも忙しいから。たまにでいいよ。本当はずっと側に居て欲しいけどね。


「御意」



「それで? 話ってなにかしら?」


 そんなに拗ねないでよ。別にずっとってわけじゃないんだから。


「諦めないわよ」


 それはそれで構わないよ♪ 言ったでしょ♪ まだ暫く時間はあるからね♪


「何か条件があるのですか?」


 簡単だよ♪ 影裡ちゃん様が一番好きになった人に権利が移るんだよ♪ 暫定一位がさくちゃんとリーリャってだけだよ♪ 二人も頑張ってね♪


「「……」」


 どうしたの?



「調子に乗ってるわ」


「調子に乗っていますね」


 ふふん♪ この影裡ちゃん様に触りたければ先ずはリーリャを倒してみせるんだね♪



「おかしいわ。私の影裡はこんな自信家じゃなかった筈よ」


「私の影裡さんもです。自信を付けすぎてしまいました」


 影裡ちゃんは二人居るのだろうか。三人?

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