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異世界合宿サバイバル ー チートお嬢様たちに溺愛された日陰少女のハーレム異世界復興譚 ー  作者: こみやし
03.森林村発展編

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03-01.次の段階




 開拓村改めカゲリ村が順調にその規模を拡大しつつある今日この頃。礼拝堂も無事に完成し、人々は毎日影裡ちゃん像に祈りを捧げ、カゲリ村の発展の為に精を出す日々を送っていた。



「影裡さんは中々成長しませんね」


 ひどい……。


「いえ。頑張っているのはわかるのです。実際勉学においては想定以上の成果を上げています。正直私も驚いています」


 あらま。高評価。


「しかし運動能力だけがどうやっても上がらないのです」


 あら。やっぱり?


「何か病を患っているわけではありませんよね? それであれば茉白さんが癒せない筈はないですし」


 だね。


「これはいったいどういうことでしょうか。影裡さん以外は成長著しいのですが。凜火さんに至っては素の状態で人間の領域を逸脱しつつあります」


 え? なにそれ聞いてない。いや。最近なんか妙に皆力持ちだなとは思ってたんだけど。あと未来ちゃんとリーリャのお胸の成長が著しいなって。


「どうしてそこだけ気付くんです?」


 未来ちゃんが押し付けてくるからじゃん


「そんなことしてませんよ?」


 え? マジで言ってる? 無自覚なの?


「……まあいいでしょう」


 流した。


「女神様にもう一度お越し頂けないものでしょうか」


 聞いてみるの?


「はい。その為にも村の発展を頑張りましょう。そろそろ王都の人々を呼び寄せましょう」


 村の発展レベルが上がるとご褒美くれるもんね。



「なんだかゲームでもやっているみたいよね」


 おかえり、キスイ。


「ただいま」


 キスイが少し屈んで口付けてきた。



「まだ勉強中ですよ」


「いいじゃないこれくらい。それよりゲームの話よ」


 村の話でしょ?


「そうとも言うわね」


「そうとしか言いません。それで? 綺透さんは何か気になることでも?」


「神はいったいどういうつもりなのかしらね」


 もう一柱の神様とか全然出てこないもんね。蛇神様も。最近は全然。


「私たちがこちらに移り住んだからでしょ」


「蛇神が最初に現れたのはこちらのエリアです」


「そうではなくて、導く必要性が薄れたからよ。私たちは神の思い描く通りに動いているのでしょうね」


「なるほど。ありそうな話です」


 そうかな? 神様は私たちに自由に振る舞えって言ったんだよ? 気にしてないんじゃない?


「そんな筈ないわ」


「そうですね。神々は我々にこの世界を救わせる腹づもりなのです。ただし我々自身の意思によるものでなければならないようですが」


「だから餌で釣るのよ。本当に帰してくれるのかは疑問ね」


 考えすぎじゃないかなぁ。アルテミシア様は良い神様だと思うけど。


「人の動かし方を理解しているのよ」


「或いは我々こそが侵略者という可能性もあります。接触してこない神とはすなわちこの世界の真の守護者でもあるのかもしれません」


 えぇ~。


「そういう可能性もあるとだけ覚えておきなさい」


「ええ。影裡さんが気にする必要はありません。我々が必ず守り抜いてみせますから♪」


 いやいや。神様と戦うことなんて考えなくていいから。その神様に教えてもらおうって話をしてたんじゃん。


「そうでした」


「影裡の体質ね」


 キスイはどう思う?


「やはり何かの呪いや制約なんじゃないかしら?」


「綺透さん」


「大丈夫よ。少しくらい」


「リーリャさんに刺されますよ」


「……もう。仕方ないわね」


 なんじゃらほい?


「なんでもないわ」


「なんでもありません」


 なんでさ。



「とにかく近々王都に赴きましょう」


「今回も二班に分けるのかしら?」


「いいえ。全員で赴きます」


「この村の守りは?」


「問題ありません。帰還後も無事です」


「おかしな話よね。追跡隊はどうしたのかしら。結局一度も現れていないわよね」


「わかりません。この森自体に惑わす効果があるのやもしれません」


 結局例の作戦は一度も実行してないんだね。



「ええ。そもそもここまで近づいてくる者もいませんから」


「私たちだけが連れ込めるのね」


 神様の加護かな?



「どうでしょう。可能性は高いかもしれません」


「加護といえば影裡のことだけど」


 なにかな?


「あなた。あれから一ミリも成長してないわよ」


 は? え?


「わかるのですか?」


「ええ。私のスキルを応用すればね」


 どういうこと? あれからっていつ?


「もちろん前回神が現れた時よ。何かを詰め込んでいったでしょ」


「成長停止? いえ。それはデメリット? 不老不死?」


「身体能力が上がらないのもそのせいかしら?」


「流石にそれは……。あり得ません。影裡さんの生活に異常は見られません」


「そうね。それにそんな呪いのようなものを渡してくるとも思えないものね。不老不死だけならともかく、成長を完全に止められれば影裡が困るもの。あの神は影裡を特別に気に入っているようだし流石にないわよね」


「偶然でしょうか。年齢的には成長期が終わっただけという可能性も十分にあり得るかと」


「かもしれないわね」


 影裡ちゃん永遠の十ピー歳?


「なんで伏せるのよ」


 ここに来てから何ヶ月経過したのかわかんないんだもん。


「まだ一年は経過していません。そろそろ年末です」


 あらま。もうそんなに。


「早いものね。もう直半年なのね」


 むしろ半年程度でよくぞここまで。


「皆さんの頑張りのお陰です♪」


「本当によく頑張ってくれたわ。影裡もね」


 えへへ~♪

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