コント小説 好敵手 前編
俺はとある国のスパイをしている、
コードネームは「まさお0528」
そう5月28日生まれだ。
今はとあるミッションの最中、
敵対する組織の凄腕ガンマン、
通称名「スマイリー」と激しい銃撃戦を繰り広げている。
スマイリー
「まさお0528!そのパスワードを渡せ!」
まさお0528
「やっと手に入れたんだ!渡すものか!」
スマイリー
「フハハ、強情なやつだ、
おまえの家族がどうなってものか〜?」
まさお0528
「そんな脅し、効くワケないだろ!」
スマイリー
「フハハ、では教えてやろう
おまえの母親の得意料理はホワイトシチュー、
おまえの大好物でもあるな?」
まさお0528
「ハッ!貴様、何故それを知っている!?」
スマイリー
「フハハ、ここ最近は膝が悪いらしく
階段がちょっと辛いと言っていたなぁ〜」
まさお0528
「そんな、、母さん、、」
まさお0528
「ハッ!スマイリー!
そんなおまえだって!!
身寄りがなく、まだ小さな子どもだったおまえを拾って育ててくれた
組織のボスを親の様に慕い!
おまえのその笑顔が素敵だったからスマイリーという名前を
つけてもらった事は知っているぞ!」
スマイリー
「なっ!!何故おまえがその事を!?
ボス…最近ゆっくり話せてないな…」
その時!!
1発の銃弾がスマイリーを貫く!!!
スマイリー
「ぐわぁ!!だ、誰だ!?」
◯◯◯◯
「もういいんですよ、あなたたちは」
まさお0528
「なに!?あいつは政府軍!?」
政府軍
「世界一のスパイと呼ばれるまさお0528、
そして伝説のガンマンと唄われているスマイリー、
あなたたちを相打ちという事で消せるのなら
こんなに丁度いい機会はありません。
この建物には爆薬が仕掛けられています
あと3分もあれば木っ端微塵でしょう、
そして出口の鍵は私しか持っていない!ホッホッホッホッホ、
それでは2人仲良く天国で撃ち合いを続けなさい!」
まさお0528
「まて!」
バン!!バン!!
まさおが銃を放つも政府軍は脱出してしまった!
スマイリー
「ま、まさお0528、、おまえに、頼みがある、、」
まさお0528
「スマイリー!どうした!こんな所でくだばるおまえじゃないだろう!」
スマイリー
「フハハハ…俺はもうダメだ、、
最後に、、この、銃、リボルバーを、、俺のボスに渡してくれないか?」
まさお0528
「何だって!?」
スマイリー
「これは古い銃だが、ボスからもらったものなんだ、
自分の身くらい自分で護れるくらい強くなれ、ってな、それで、、」
まさお0528
「あぁ知ってる!9歳の時の話だろ!?
それでおまえは、もし自分の身に何かあった時は形見として
そのリボルバーをボスに返してほしい、
その願いをおまえが二十歳だった頃の生涯で唯一の恋人だった
ローラに話していたな!」
スマイリー
「お、おまえ、詳し過ぎるだろ…」
まさお0528
「そんな事は今はどうでもいいんだ!
このまま死んでたまるか!おまえを連れてここを脱出する!!」
まさおはスマイリーを抱えなんとか脱出に成功し、適当な廃墟へ身を隠した。。。
〜後半へ続く〜