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長い祈り

作者: 秋葉竹
掲載日:2023/12/07



  


香り高いウイスキーを

ひと舐め

舐めて眠るよ


とても疲れた心を

鎮めてくれるみたいな

だれも欺かないことを

心に誓って生きて来た

わずかいちにちが

鼻歌を誘うよ


いつまで待っても

まんぞくのいく答えなんて

帰ってこないのが寂しいだなんて

とってもゆっくりな冷たい声さえ恋しい


ひとは

クリスマスの喧騒に

その身を委ねてみるのがよいでしょう


罪は教会で懺悔したあとに

手に余るほどの花束を抱えて

時が止まる美麗に巻き込まれたあとは


ただ好きって

伝えるささやかなささやき


漆黒の夢を

かつてみた記憶を

綺麗さっぱり削ぎ落としてしまいたい

悲しげに鳴く白猫をみつめつつ


だれも信じない

賢い彼女は

虚しいだけの

賢い人生を歩んでゆくだろう


空が寂しいと

気づく感性をもつ落ちこぼれか


ただ静かに

時を数えているんだ


なにひとつ疾しいことのないひとだけ

彼女に石を投げてもいいと

云い放った救世主は


眠る必要もないくらいに

朝日を待ち侘びた


酔っているのか

いないのか

まるでわからない

ただ

石もて打たれた彼女は

痛そうだけれど

けっして

つらそうでもないなぁと


寂しさが

体を蝕む月曜日

長い祈りが朽ち果てそうだな







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