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静かに過ごしたい冬馬君が学校のマドンナに好かれてしまった件について  作者: おとら@9シリーズ商業化
冬馬君は友達のために……

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女子会~清水綾視点~

 お、男の子の……アレがアレになるのを初めて見ました。


 え!?アレってあんなに大きくなるの!?


 ……衝撃的でした……誠也のしか知らないし……。


冷静になって考えてみて……恥ずかしいよぉ〜。


 あ、明日……どんな顔して会えばいいの!?


 え?休む?で、でも……と、冬馬君が気にしちゃうよね?


 そ、それに休んでもお見舞いに来るだろうし……。


 う、うぅ〜!ど、どうしよう!?


 ……結局、その日は中々眠ることは出来ませんでした……。





 次の日、私がいつもの待ち合わせ場所に行くと……。


 と、冬馬君は、意外と落ち着いていました!


 ……私がアワアワしているからって……むむ〜、ズルイです!


 し、しかも……耳元でどうだった?って……し、知らないよぉ〜!


 結局授業も集中できず、お昼ご飯中も2人ともぎこちなかったです……。


 私はとりあえず、加奈と愛子に相談することにしました。


 ……つまり……再びの女子会なのです!






「ねえ?私の家じゃダメだったかな?」


 少し人には聞かれたくない話だったんだけど……。

 このファミレスだと、聞かれちゃうかも……。


「ごめんね〜、綾。私もこの後デートだからさ〜。それにここ端の席だし、人も今は少ないから平気だよ」


「え!?愛子、新しい彼氏出来たの!?」


「うん、そんな感じ〜。綾たち見てたら、良いなぁって……」


「え?そ、そうなんだ……エヘヘ〜」


「良いわね……私も作ろうかしら?でも、そうすると時間が……悩みどころね」


「加奈はモテるのに全然作らないよね〜」


「今は、勉強や将来のことを考えているからだわ。早く大人になりたいもの……」


「うぅ〜、耳がいたいですな〜」


「わ、私も〜」


「フフ、別に人それぞれよ。で、どうなったのかしら?詳しく話しなさい。彼氏からは許可を得ているわ」


「え!?そ、そうなの?えっと……実は……」


 は、恥ずかしかったけど……一通りの説明をしました。


「へ〜、やるじゃん。中々できる男だね〜」


「そうね、そんなの良いじゃんって強引に迫る男が多いでしょうね」


「そ、そうなの?は、初めての彼氏だからわかんない……」


「良いなぁ〜、綾は恵まれてるよ」


「そうね、綾を好きで大事に思っているのね」


 ……そ、そうなんだ……。

 と、冬馬君は私が大事……エヘヘ……嬉しいな。








その後、時間が過ぎていき……。


「二人とも、色々とありがとう」


「ううん、気にしないで〜。綾とこういう話できて楽しいし。今までは、出来なかったし」


「あっ……そ、そうだよね、ごめんね……」


「別に謝ることないよ〜。綾とは一緒にいれば楽しいし」


「そうね、それには同意するわ」


「……えへへ」


「ん?あっ!?彼氏きた」


 ファミレスに、ガラの悪そうな男の人が入ってきました。

 年齢は、少し年上に見えます。


「おい、愛子。なにしてる?」


「ごめんね〜、女子会してて」


「……ほう?随分……」


 ゾワッ!?わ、私……こ、怖い!?

 な、なに?ど、どういうこと?


「ちょっと!?綾は彼氏いるから!てゆーか、彼女いるんですけど?」


「悪い悪い……永倉慎吾だ、よろしくな。じゃあ、行くぞ」


「うん!」


 2人は腕を組んで、ファミレスを出て行きました……。

 な、なんだったんだろう?

 愛子の彼氏なのに、嫌な感じがした……?


「……また、厄介そうな男を……心配ね」


「え?そ、そうなの?」


「視線感じたでしょ?舐め回すような……」


「あ、あれって……そういうことなんだ……なんか、怖いなって……」


「本能的に危険を察知したのね……あの子、男運がないから。ただ、今回のは特にマズそうね。綾……私、少し調べてみるわ。なにもなければ、それならそれで良いわ」


「わ、私も手伝う!」


「綾は……むしろカモがネギ背負ってくる感じね……私は、一応アテがあるから」


「どういう意味?」


「多分、ガラの悪い人が多いところに調べに行くのよ。綾なんか、すぐに拉致されて……まあ、危ないわ」


「で、でも……加奈だって……」


「私はアテがあるから……もしあれなら、吉野に頼んだら?」


「え?め、迷惑じゃ……」


「そんな男かしら?」


「ううん!わ、私が勝手に……」


「多分、綾を心配するわよ?」


「そ、そっかぁ……うん、聞いてみるね」


「よし、決まりね。さあ、帰りましょう」


 その日は、そのまま家に帰りました。




 私は部屋の中で思い出していた。


 ……愛子には、本当に良くしてもらった。


 女子に嫌われてた私を、愛子は守ってくれた。


 見た目はギャル系だし、言葉遣いもアレたけど……。


 優しくて友達想いのいい子なのを、私は知っている。


 なにもなければ、それで良いの。


 でも、何かあるなら……私が愛子の力になりたい。


 それが親友に出来る、私なりの恩返しなんだ。















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