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静かに過ごしたい冬馬君が学校のマドンナに好かれてしまった件について  作者: おとら@9シリーズ商業化
冬馬君は自重……

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清水さんは冬馬君の友達出現で嫉妬する

 そして、綾を保健室に連れて行ってる間に、授業の時間は終わった。


 幸い、綾の足は軽度の怪我で済んだ。


 テーピングや包帯も巻くこともなく、安静にしていればすぐに治るようだ。


「と、冬馬君、もう大丈夫だよ……?」


「ダメだ、教室まで運ぶ」


「で、でも……もう、お昼休みだから人がたくさん……」


「ねえねえ!アレってお姫様抱っこじゃない!?」


「キャーーー!!少女漫画みたい!良いなぁー」


「……そうだな。じゃあ、せめて教室の前まで運ぶな」


「は、はぃぃ……はぅ……」





 綾を教室の前で降ろす。


「あ、ありがとう……ち、力持ちだね。階段も上がっちゃうなんて……」


「まあな、綾ぐらいなら楽勝だ」


 その時、後ろから何かが来る!!


「ドーン!!冬馬ー!!冬馬だーー!!わーー!!懐かしい!!」


「てめー!!その声は飛鳥だな!?俺の背中に飛び乗るんじゃねえ!降りろ!」


「ヤダー!!私はここに住む!!」


「住むな!相変わらずの馬鹿力め!」


「え!?えぇ!?あの子って……」


「おい!アレって、運動部のアイドルと言われてる飛鳥ちゃんだろ!?」


「どういうことだ!?アイツ、清水さんだけじゃないのか!?」


 周りにざわざわと、人が集まってくる。


「クソ!おい!ストッパーはどこだ!?智也はどうした!?」


「はいはい、ここにいますよ。全く、騒がしいことです」


「オメーが止めねーからだ!」


「仕方ないですよ。僕らだって、2年も我慢してたんですよ?」


「そうだよー!冬馬が『高校では俺に関わるな』って言うから、我慢したのに……」


「そりゃ……すまなかった、俺が完全に悪いな」


「そうだ!もっと謝れ!いきなり逆高校デビューからの、再度高校デビュー?……ああ!もう!サッパリわかんない!いきなり、可愛い子彼女にしてるし!」


「はいはい。飛鳥、降りなさい」


「むー!わかったよー」


「フゥ……智也、久しぶりだな。お前は相変わらずだな」


「冬馬こそな。ようやく、吹っ切れたんだな?」


「ああ、この子のおかげでな」


「え?え?ど、どういうこと?」


「綾、紹介する。俺と同じ中学のダチで……」


「芹沢智也です。よろしくね、清水さん。今回のテストはやられたよ。次は、負けないように頑張るよ」


「よ、よろしくです。あっ、学年2位の芹沢君?」


「そういうことです。あーあ……冬馬のせいで、三年間学年トップがパァだよ」


「……なんで、俺のせいになる?」


「だって、国語教えたでしょ?」


「……謝らないぞ?」


「もちろんだ。むしろ、張り合いがあって良いしね」


「はいはーい!私は、足立飛鳥!冬馬の元カノです!!」


「……えぇーー!!??と、冬馬君!!いや、でも、いてもおかしくないよね……スン」


「あ・す・か・?」

 

   顔面にアイアンクローをかます!


「イタタターーー!!!顔潰れちゃうよ!」


「俺は、女には手をあげない主義なんだがな……いつ、お前が元カノになった?」


「わかった!ごめんなさい!」


 俺は手を離してやる。


「ふぅー、痛かった」


「飛鳥、今のはやりすぎだ。しっかり謝るんだ」


「はーい……清水さん、ごめんね。元カノじゃないよ。冬馬はモテたけど、少なくとも彼女はいなかったから」


「あっ、そうなんだ。ホッ……」


「ふふふーん……ただ、私が冬馬のこと好きだっただけだから」


「ふぇ?……えぇーー!?と、と、冬馬君!?」


「あー……それは、本当だな。まあ、即断ったがな」


「ホント!こんな可愛い女の子が告白したのに、バッサリと断るんだから!今からでも、付き合う?」


「ダメーー!!わ、私は冬馬君大好きなの!わ、私の彼氏だもん!」


「こら!腕を組むな!」


「ムムム……!なんだ!冬馬!おっぱいか!おっぱいなのかー!?私にはないからかー!」


「おっぱいかー……じゃねえ!智也!」


「はいはい。飛鳥、帰るよ。昼休み終わっちゃうからね。冬馬、今度時間作れるかい?」


「ああ、必ず作る。他の奴にも、連絡頼めるか?」


「仕方ない、任せてくれ。じゃあ、またね」


「あー!楽しかった!冬馬!またねー!」


 2人は去っていく……さて、どうしたものか。


「むー!むむむ!ぎゅー!」


「ぎゅーじゃないから!綾、落ち着け!」


「私の彼氏だもん……渡さないもん……!もん!」


 ……飛鳥、あとで褒めてやろう。

 綾がめちゃくちゃ可愛い……もんって……可愛すぎるだろ!






 その後、なんとか綾を落ち着かせ、いつもの空き教室に行く。


「は、恥ずかしいよぉー……みんなの前で……」


「すまんな、俺のダチが。あれでも、気のいい奴らなんだ。俺が悪いんだ。不義理をしてしまったからな……」


「……それって、中学の時に……お母さんのこと?」


「ああ、そうだ。あれがあった後、俺は何もかもが嫌になってな。母さんを知っている奴らに会いたくなかったんだ。よく、家に来てたからな。その後、高校入る前に言ったんだ。俺に関わるなと……アキだけは、聞かなかったけどな。だから、全面的に俺が悪い」


「そうなんだ……仲良さそうだったもんね?」


「まあ、否定はしない。他にも何人かいるから、今度紹介するよ」


「……女の子、他にもいる……?」


「……あと1人いるな。まあ、気にするな」


「むー!気になります!よーし!私、負けないように頑張るね!」


 ……こういうところが、やっぱり好きだな。


 俺に、その人達との付き合いをやめてと言わないのだから……。


少しでも興味を持った方、続きが気になった方。


お手数ですが、ブックマークと下の方にある⭐️を押して頂けたら幸いです^_^

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